歯列矯正コラム
歯並び悪いその理由を徹底解説!

多くの方が歯並びが悪くて悩んでおります。毎日、多くの患者様が無料相談を求めて来院されています。
まず皆さんに知って頂きたいことは、歯ならびが悪い原因です。なぜ自分が歯並びが悪いのか、その原因を知って頂ければ、その悩みの解決方法は自ずと決まってきます。安心してください。歯並びは綺麗になります。

  • 親しい人と楽しく話したい
  • 口を大きく開けて笑いたい
  • 初めて会う人に印象よく見られたい
  • 美味しいものを思いきり食べたい
  • 他の人と比べてしまう

それは何も不思議なことではありません。

歯並びが悪い方だけが思うことではなく、自然な、誰でもごく当たり前に思うことなのです。

このページと当院が、皆さんのお悩みを少しでも解消できれば幸いです。

【著者・執筆者情報】

院長紹介
帝塚山Smile Design Clinic
院長 岩下 太一
みなさんのすべての心配事を考慮して治療しています。安心してお任せください。

インビザライン(マウスピース矯正)
プラチナ認定ドクター
院長紹介・経歴についてはこちらから

目次

まず知っておいてください

歯並びが悪い原因はそもそも何なのでしょうか?

今更・・・と思うかもしれませんが、冒頭で申し上げたように歯並びが悪い原因を知ることはとても大切です。同じ状態の悪い歯並びだとしても、その原因は違っていたりするのです。原因に合わせた治療を行わないと、せっかく治療しても「失敗」することもあります。

当院には、「歯列矯正する前に戻してほしい」という患者さんも本当に多く来られますが、残念ながら一度歯列矯正を終えてしまうと私でも元に戻すことは難しいのです。

治療にはお金も時間もかかります。そのような後悔をしないためにも、まずは原因から知っておきましょう!

あなたの『歯並び悪い』別タイプはどれですか?

歯並び悪い 6つのタイプ

出っ歯(口ゴボ、ゴボ口)

出っ歯の歯並び悪い原因は大きく分けると3つあります。

①上の前歯が前にでていること
②顎自体が前にでていること
③下顎が引っ込んでいるので相対的に口元がでており、出っ歯に見えること

これらのタイプによって細かくいうと治療方法はことなります。

治療方法としては、基本的には前歯を後ろに下げることにより出っ歯を改善します。下げる量によってインビザライン矯正(マウスピース矯正)のみでいける場合、歯を抜く必要がある場合など治療方法が異なってきます。

口ゴボの治療方法など詳細はこちら

八重歯・叢生(ガタガタ歯並び・ガチャ歯)

八重歯の歯並び悪い原因は顎が小さいことにより、犬歯が前に押し出されることによるものです。八重歯は子供の歯が生えてくるときに前歯の中でも遅れて生えてくるので、スペースがない場合は前へ押し出されてしまいます。
 
治療方法としては、歯を後ろに送りスペースを確保することができれば、歯を抜かずにインビザライン(マウスピース矯正)で治療が可能です。スペースがない場合は前から数えて4番目の歯を抜くことが多いです。自分での判断は難しいので、ぜひ無料カウンセリングへお越しください。 

八重歯の治療方法など詳細はこちら

すきっ歯(空隙歯列)

すきっ歯の歯並び悪い原因は大きくわけて3つあります。①歯並びによって歯に隙間が空いている①顎が大きくてスペースが余ってしまっている②歯が小さいくて隙間が余っている

治療方法としては、前歯の隙間だけなら、部分矯正をおすすめしています。部分矯正ならおよそ3~5ヶ月で治療は終わります。噛み合わせなどに場合によっては全体矯正が必要な場合があります。

すきっ歯の治療方法など詳細はこちら

過蓋咬合(噛み合わせが深い)

噛み合わせが深く下の歯が見えない歯並び悪い原因は、大抵は以下の3つのどれかです。

①奥歯の噛み合わせが低い
②前歯がうまく噛んでいない
③上下の歯が伸びてきている

治療方法としては、矯正によって適切な位置に歯を移動させることです。特に前歯を圧下(歯茎のほうへ移動させる)させることが多いです。もしくは相対的に奥歯を伸ばす(挺出)させることもあります。

開咬(オープンバイト)

開咬という前歯が噛んでおらず空いてしまっている歯並びが悪い原因は、大抵は以下の3つのどれかです。

①子供の時の指しゃぶり
②口呼吸により口の周りの筋肉が弱い(アデノイドなど)
③歯並びが悪く前歯が噛んでいない

治療方法としては、インビザライン(マウスピース矯正)により前歯を下ろす、もしくは奥の歯を圧下や前へ移動させることにより、前歯を噛ませることになります。

受け口(下顎前突)

受け口で歯並びが悪い原因は、大抵は以下のどちらかです。

①下顎の過成長
(歯が生えた時に下の前歯が少しでも前にあると、そこでしか噛めないために顎を前にだしてしまう)
②遺伝など生まれつきの要因

治療方法としては、主に以下の2通りのどちらかが適応となります。

①インビザライン(マウスピース矯正)により下の前歯を後ろへ、上の歯を前へ移動さし、噛み合わせを整える
②かなり下顎自体が前へでている場合は、顎矯正を行います。この場合は入院が必要な場合があります。

上記のように、一口に歯並び悪いと言っても、実にさまざまな理由があります。覚えておいていただきたいのは、 歯並びが悪い状態は放っておいても治らないということ。むしろ、原因を取り除き治さなければ、悪化する(より歯並びが悪くなる)こともあるのです。

歯並びが悪い原因や、実際に治療によって歯並びが改善するのかどうかは、結局のところ歯科医師が診断しなければわかりません。当院では無料でのカウンセリングを行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

歯並びが悪くなる原因を年齢別に徹底解説

1. 乳幼児期(0-6歳)の歯並びが悪くなる原因

1. 乳幼児期(0-6歳)の歯並びが悪くなる原因

乳幼児期は将来の歯並びを大きく左右する重要な時期です。この時期の習慣や環境が、永久歯の生える位置や顎の発達に大きな影響を与えます。特に注意が必要なのが「指しゃぶり」の習慣です。3歳を過ぎても続く指しゃぶりは、上顎前歯の前傾や開咬の原因となります。また、哺乳瓶の長期使用も要注意です。2歳以降も哺乳瓶を使用し続けると、口蓋の形成異常や開咬の原因となることがあります。

口呼吸の習慣も歯並びに大きく影響します。鼻呼吸が正常な顎の発達を促すのに対し、口呼吸は上顎の狭窄や高口蓋の原因となります。また、離乳食の開始が遅れたり、柔らかい食事中心の生活が続くと、顎の発達が十分に促されず、将来の歯並びに影響を与える可能性があります。

乳歯の早期喪失も深刻な問題です。虫歯などで乳歯を早期に失うと、永久歯の生える空間が失われ、歯並びの乱れの原因となります。このように、乳幼児期の生活習慣や口腔ケアが、将来の歯並びを決定づける重要な要因となるのです。

2. 学童期(7-12歳)の歯並びが悪くなる原因

2. 学童期(7-12歳)の歯並びが悪くなる原因

学童期は乳歯から永久歯への交換期であり、歯並びの形成における最も重要な時期といえます。この時期、最も多く見られる原因が、永久歯の萌出(生えてくる)順序の乱れです。通常、永久歯は決まった順序で生えてきますが、その順序が乱れると、十分なスペースが確保できず、歯並びの悪化を招きます。

また、現代の子どもたちに特徴的なのが、顎の発達不全です。スマートフォンやタブレットの使用による不適切な姿勢や、柔らかい食事中心の生活により、顎の成長が妨げられます。特に、下を向いた姿勢での長時間のスマートフォン使用は、下顎の後退や顎関節への負担を引き起こす可能性があります。

口腔習癖も重要な要因です。舌の位置が低い、嚥下時に舌が前に出る、口呼吸が続くなどの習慣は、歯列弓の形成に悪影響を与えます。また、この時期の歯牙損傷(事故やケガによる歯の損傷)は、永久歯の正常な萌出を妨げ、将来の歯並びに大きな影響を与える可能性があります。早期発見・早期治療が特に重要な年齢といえます。

3. 思春期・青年期(13-20歳)の歯並びが悪くなる原因

3. 思春期・青年期(13-20歳)の歯並びが悪くなる原因

思春期から青年期にかけては、顎の成長が最後の急成長を迎える時期です。この時期に最も問題となるのが、親知らずの影響です。親知らずは18歳前後から生え始めることが多く、そのスペース不足により、前歯が徐々に押し合って凸凹になる「後戻り」現象が起こることがあります。特に、過去に矯正治療を受けた方は要注意です。

また、この時期は顎の成長がアンバランスになりやすい時期でもあります。特に男性は女性より遅くまで顎が成長を続けるため、受け口傾向が強くなることがあります。さらに、スマートフォンの長時間使用による「ストレートネック」は、顎関節に負担をかけ、噛み合わせの変化を引き起こす可能性があります。

部活動などでの接触性スポーツによる顎への衝撃も、歯並びに影響を与える要因の一つです。マウスガードの使用が推奨されますが、適切なものを使用しないと、かえって歯列に悪影響を与える可能性があります。また、矯正治療を中断したり、保定装置の使用を怠ったりすることで、せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまうケースも少なくありません。

4. 成人期(21歳以降)の歯並びが悪くなる原因

4. 成人期(21歳以降)の歯並びが悪くなる原因

成人期の歯並びの悪化は、加齢に伴う自然な変化と、後天的な要因が組み合わさって起こります。最も一般的な原因が歯周病の進行です。歯周病により歯を支える骨が減少すると、歯が徐々に移動し始めます。特に前歯部では、歯と歯の間に隙間ができたり、歯が前に傾いたりする傾向があります。

また、何らかの理由で歯を失うと、その周囲の歯が空いたスペースに向かって傾いていきます。特に奥歯を失った場合、前歯部に過度な力がかかり、歯並びが乱れやすくなります。加齢による筋力の低下も要因の一つです。口輪筋を含む表情筋の衰えは、歯に加わる力のバランスを崩し、徐々に歯並びを変化させていきます。

現代社会特有の原因として、ストレスによる歯ぎしりやくいしばりの増加が挙げられます。これらの習癖は、知らず知らずのうちに歯を少しずつ動かし、歯並びを悪化させる可能性があります。

歯並びが悪い原因や、実際に治療によって歯並びが改善するのかどうかは、結局のところ歯科医師が診断しなければわかりません。当院では無料でのカウンセリングを行なっておりますので、お気軽にご相談ください。

歯並びが悪い方は、大きくわけて2つの歯列矯正の方法があります

①『歯を抜かない』歯列矯正

1.奥歯を引っ込めて、スペースをつくる

歯並びが悪い患者様を治療するにあたって、歯を並べるためのスペースが必要です。そのスペースを確保するための方法として、奥歯をさらに奥へ後退させる方法があります。


インビザライン (マウスピース矯正)による歯列矯正ではその動きが得意な矯正器具であり、歯を抜く可能性が低くなります。ただし、歯を抜く歯列矯正と比べると、限界はあります。

歯のガタガタの程度や顎の広さにもよりますが、基本的に上下の顎で限界は異なり、上顎では3㎜、下顎では2㎜程度が奥歯を後方へ移動できる限界とされています。

さらに、②で説明するIPRと呼ばれる”歯と歯の間を削りスペースを確保する方法”をコンビネーションで併用すると、歯を抜かなくても前歯が綺麗に並ぶスペースを確保することができます。

2.歯と歯の間を削るIPRで歯並び改善のスペース確保

歯列矯正でよく行われる治療の一つにIPRとよばれる方法があります。通称ストリッピングとも呼ばれ、歯と歯の間を極細のバーや紙、金属のヤスリで
一つのコンタクトにおいて0.1㎜~0.5㎜ほど切削し、それらを多数することによって歯を後方移動させるスペースを確保できます。

この処置は基本的に0.5㎜が限界とされています。それ以上削ると神経のある歯では、後年に、しみてきたりする可能性があります。

逆にいうと、0.5mmまでは安全に削ることができ、歯列矯正ではごくごく普通に行う治療なので安心してください。当院では、歯を抜きたくない患者様が多く、その要望にお応えするために、奥歯をさらに奥に移動させるIPRを併用します。

どうしても歯を抜きたくないという方は、上記の二つにさらに、『TADs』と呼ばれる方法を併用します。

小さなピンのようなものを歯茎に(正確に顎の骨)挿入し、そこから後方にゴムがかければ後方移動の限界は大きくなり、歯を抜かないで歯並びを改善できる可能性は上がります。

TADSとは

TADSとは歯を動かす補助器具のこと指し、抜歯する可能性を少なくしたり、動かしにくい歯を動かしたりと、歯列矯正には必須の器具です。

数mmの長さのピン(ミニスクリュー)を顎の骨に埋入し、そこにゴムをかけて歯を動かします。埋入の際は少量の麻酔をして、数分ほどで入れる事ができます。

必要がなくなれば簡単に抜くことができ、痛みはほぼなく麻酔も必要ないほどです。

当院ではこのTADSを使用することによって、できるだけ抜歯しなくて良い治療方法を選択しております。

②『歯を抜く』歯列矯正

歯並びが悪く、歯を並べるのにスペースが足りない方は、残念ながら、歯を抜いてスペースを作る必要があります。

上記で説明した方法でも前歯を引っ込めるスペースを確保できない場合は、前から数えて4番目や5番目の第一小臼歯や第二小臼歯を抜く場合が多いです。これらの歯を抜くと7~8㎜ほどのスペースを確保できるので、かなりのスペースを確保でき悪い歯並びを改善できます。

しかし、この方法は最終的な手段で、できれば、上記で説明をした歯を抜かない歯列矯正の、臼歯の後方移動、IPR、TADsを第一選択とします。

まずはセファロ分析(後述)をしっかりと行い、本当に抜歯が必要かどうかの診断をしっかりと行います。口元を引っ込ませたくなく、歯並びのみを改善したい場合は、できるかぎり歯を抜かないで改善できないかを検討しましょう。

歯並びが悪い原因を徹底的に分析するのに『セファロ分析』は必須

矯正治療の診断に必ず必要な資料があります。それは『セファロ分析』です。これは骨格的に顎や歯がどこに位置するのかを診断する分析です。

歯並び悪い人はこのセファロ分析によって、なぜ、歯並びが悪くなっているのか、乱れているのかを口の中だけでなく、頭蓋骨や顔全体からも診断することができます。

これらを正確に診断した結果、歯並びが悪い原因が判明し、治療方針が決定します。必ずこの資料、セファロ分析の説明を受けるようにしてください。

歯並びが悪いことはどのような影響がある?

口元は実に人の顔の約3分の1を占めます。その為、口元を綺麗に見せる歯並びは見た目に直結するとても大事な要素の一つです。

実際にマスクを外した時にギャップを感じたことがあるか調査したところ、よくある、たまにある!を合わせると男性は67.8%、女性は64.2%がギャップを感じた経験があることがわかりました。

さらに、マイナビニュースの全国の20代~60代の男女1000名を対象にした『異性の印象と歯に関する意識調査』によると、異性の第一印象で重視する点は”口元”が43.4%で第一位となりました。

このように、歯並びが悪いと与える印象も悪くなってしまうことがわかります。

また、審美面だけでなく、歯並び悪い状態は噛み合わせにも影響してしまいます。生きていく上で必要不可欠な「食事」にも大きく関わるのです。

他にも細かいことですが、歯並びが悪いと歯磨きがしづらく、歯並びが良い人と比べて虫歯や歯周病のリスクが上がります。

ドライマウスや口臭の原因にもなってしまいます。

噛み合わせの悪さから肩こりや頭痛といった症状が出る場合もあります。

歯並びが悪い状態を治すということは、『笑顔』も『生活』も守ることになります。

歯並びを改善するメリット

口元は最も見られている!

女性も男性も、第一印象で口元を気にするのが圧倒的1位という調査結果をご存知でしょうか?

会話の際、相手の目線は自然と口元に集中します。特にビジネスシーンでは、プレゼンテーションや商談時に、相手は無意識のうちに口元を注視しています。また、SNSでの写真投稿が日常となった現代では、口元の印象は以前にも増して重要になっています。

あの魅力的な人も、きっと美しい口元を持っているはずです。実際、清潔感のある綺麗な歯並びは、好感度アップに直結する重要な要素なのです。

仕事もプライベートも毎日が楽しくなる!

コンプレックスからの解放は、人生を大きく変える可能性を秘めています。歯並びが気になって、思わず手で口を隠してしまう、大きな声で笑うことを躊躇する、という経験はありませんか?

そんなコンプレックスから解放されることで、自然と前向きな気持ちになれます。仕事では自信を持ってプレゼンテーションができ、会議での発言も積極的になります。プライベートでは、友人との食事や写真撮影を心から楽しめるようになります。

歯並びの改善は、単なる見た目の変化だけでなく、あなたの生活の質を大きく向上させる可能性を持っているのです。ぜひ、専門医への相談を検討してみてください。

もう鏡なんて怖くない!

「鏡を見るのが怖い」「写真を撮られるのが嫌」という声を、歯並びが気になる方からよく伺います。

特に、スマートフォンのインカメラで自分の口元が映ってしまうことに、強い抵抗を感じる方も少なくありません。しかし、歯列矯正による歯並びの改善で、そんな不安から解放されます。

朝の身支度で鏡を見るのが楽しみになり、自撮り写真も気軽に撮れるようになります。何より、自分の笑顔に自信が持てるようになることで、毎日の生活がより明るく、前向きなものになるはずです。素敵な笑顔は、あなたの大切な魅力の一つになるでしょう。

美味しく食事が楽しめる!

歯並びの悪さは、見た目の問題だけではありません。重度の歯列不正は噛み合わせに大きく影響し、食事の質を著しく低下させる原因となります。歯並びが悪いために、食べ物を十分に噛みつぶせない、特定の食べ物が食べづらい、といった問題を抱えている方も多いのです。

歯並びを改善することで、今まで避けていた食べ物にも挑戦できるようになり、食事の時間がより楽しいものになります。さらに、人前での食事も気にせず楽しめるようになり、ビジネスランチや友人との食事会なども、笑顔で参加できるようになるでしょう。何より、健康的な食生活を送るための第一歩となります。

歯並びが悪いのを自分で治すには?

稀にこういった質問をお見受けします。

『自分で悪い歯並びを治すにはどうすればいいですか?』
『自分で動かそうとしていますがどうすれば早く動きますか?』

単刀直入に申し上げますが、絶対におやめください。

矯正治療はマウスピース矯正だろうがワイヤー矯正だろうが、長い時間・期間をかけ、計画のもと動かしていきます。一朝一夕でできるものではありません。

下手をすると抜歯となり、歯列矯正どころの話ではなくなります。綺麗にしたい、その歯自体を失うことにもなりかねません。お気持ちはお察ししますが、後悔をすることになりますので絶対にやめましょう。

悪い歯並びを治す治療方法

『悪い歯並びの改善』だと、通常は装置を使った『歯列矯正』が治療方法になります。

一口に『歯列矯正』と言ってもその治療方法は様々で、歯科医師によってできない治療や得手不得手もあるため、矯正歯科を謳っているからと言って何でもできるわけではありません。

当院では下記の歯列矯正全てに対応しており実績も豊富にありますので、症状や原因に合わせた適切な治療をご提案可能です。

表側矯正(ワイヤー矯正)

昔からあるワイヤー矯正 (歯に針金をしている人見たことありませんか?)は、経験が大きく問われる治療ですが、難症例に対応できるのが大きな強みです。

デメリットとしては強い力を一気にかけていくので痛みがあります。

見た目にも悪く、自分で取り外すことができないので歯磨きなどの清掃性も落ちます。

メリット

  • 最も一般的で実績が豊富な矯正方法
  • 複雑な歯の動きにも対応可能
  • 他の矯正方法と比べて費用が抑えられる
  • 歯の移動を細かくコントロールできる
  • 重度の歯列矯正にも対応可能
  • 治療経験の豊富な医師が多い
  • 装置の取り外しができないため確実な治療効果が期待できる

デメリット

  • 装置が目立つため審美性が劣る
  • 装置による口内の痛みや傷つきが起こりやすい
  • ワイヤーやブラケットに食べ物が詰まりやすい
  • 歯磨きや口腔ケアが難しい
  • 食事制限がある(硬いものや粘着性の高い食品は避ける必要がある)
  • 定期的な調整のため頻繁な通院が必要(3-4週間に1回程度)
  • スポーツ時に口内を傷つけるリスクがある

裏側矯正(リンガル矯正)

ワイヤーを歯の裏側につけることで、非常に目立ちにくくなったのが裏側矯正(リンガル矯正)です。

通常のワイヤー矯正よりもさらに難易度が高い治療法です。また、その分治療費もぐっと上がります。

痛みや清掃性についてはワイヤー矯正同様のデメリットがあります。

メリット

  • 装置が歯の裏側にあるため外からほとんど見えない
  • 表側矯正と同様に複雑な歯の移動が可能
  • 前歯の表面を傷つけるリスクが少ない
  • 確実な治療効果が期待できる
  • 歯の移動を細かくコントロールできる
  • 装置の取り外しができないため確実な効果が得られる

デメリット

  • 治療費用が高額
  • 舌への違和感が強く、慣れるまでに時間がかかる
  • 発音しづらい
  • 装置が複雑で歯磨きが非常に困難
  • 治療可能な医師が限られている
  • 定期的な調整のため頻繁な通院が必要
  • 舌の痛みや傷つきが起こりやすい
  • 技工料が高く、装置の製作に時間がかかる

マウスピース矯正(インビザライン)

最近よく聞くようになったのがマウスピース矯正です。

昨今のデジタルの大きな進歩により、負担の少ない資料採り、詳細な分析、綿密な治療計画作成が可能になりました。

ワイヤー矯正と比べて痛みが少ない・見た目も目立ちにくい・取り外し可能で清掃性が良いと良いことづくめですが、自分で交換をしないといけないデメリットがあります。

メリット

  • 透明な装置で目立たない
  • 着脱が自由にできる
  • 痛みや違和感が比較的少ない
  • 歯磨きや食事が通常通り行える
  • 口腔内を傷つけるリスクが少ない
  • 治療計画がデジタルでシミュレーション可能
  • 通院頻度が少なくて済む(1-2ヶ月に1回程度)
  • 装置の交換時期が予めわかる
  • 特別なイベント時に一時的に外せる

デメリット

  • 治療費用が比較的高額
  • 1日20-22時間の装着が必要
  • 自己管理が重要で、装着時間が守れないと効果が減少
  • 複雑な歯の動きには不向き
  • 重度の歯列矯正には適さない場合がある
  • 飲食の度に着脱が必要
  • 装置の紛失・破損のリスク
  • 着脱の手間がかかる
  • すべての症例に対応できるわけではない

その中でも当院では『マウスピース矯正』をお勧めしております!

治療をする上で考えること、それはやはり『患者様の負担』です。

歯列矯正の期間は大体2~3年前後です。もちろんケースによってはもっと短い期間で終わることもありますが、それでも1年以上かかるのが一般的です。

その長い期間を痛みや見た目と戦いながら過ごすのは本末転倒なのでは?とどうしても考えてしまうのです。

そのため、痛みが少なく見た目にも周囲に気付かれることがほとんどない、マウスピース矯正(インビザライン)を当院ではお勧めしております。

もちろん全ての症例でマウスピース矯正が可能というわけでありませんし、マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用することも場合によってはありますが、それでも可能な限り負担を減らせたらと考えています。

『歯並び悪い』から『歯並び綺麗』になるインビザライン

『歯並び悪い』から『歯並び綺麗』になるインビザライン

歯列矯正自体に様々な治療方法があるように、マウスピース矯正にもさらに様々なものがあります。

マウスピース矯正の中でも、インビザラインはどんどん進化を続け、昔は難しいと言われた抜歯症例もできるようになりました。2015年にi6というシステムが導入され、インビザラインでも抜歯矯正ができるようになり、年々さまざまな機能が追加されています。それらを使いこなせる先生と、そうでない先生との差が生じてきています。

当院では、ほぼすべての患者様がワイヤー矯正ではなくインビザラインで歯列矯正を行っております。透明で目立ちにくい、取り外し可能な新しいマウスピース矯正治療『インビザライン』は、全世界100カ国以上の国々で提供され、2023年12月に1,700万人を突破しました。多くの患者様がインビザライン治療を受けられています。 以下にインビザラインの特徴を記載しておりますので参考にされてください。

また、インビザライン自体の実績ももちろんですが、 院長の岩下はインビザラインで実績を多くあげている認定ドクターでもありますので、どうぞ安心してご相談ください!

インビザライン プラチナ 認定医

インビザライン『プラチナプロバイダー認定医』とはインビザライン治療(マウスピース矯正)の年間症例数が
多いインビザライン認定医に与えられる称号であり、この写真はそのドクターに特別に与えられる盾です。

実は私自身もインビザラインで治療しました

恥ずかしながら、私自身もインビザラインで矯正治療を行っている真っ最中です。

私の歯並びはもともと、絶対に矯正治療をしなければならないというほどではなかったのですが、患者様に提供する矯正治療を自分自身でも体験することで、より患者様の気持ちに寄り添いたいという気持ちがありました。また男性で矯正治療をする方はまだまだ多くなく、男性でも矯正治療をしても良い、恥ずかしいことではないと伝えたいという思いもあり、自身の治療に取り組んでいます。

歯科医師としての目線はもちろんのこと、矯正治療を受けている一個人としても、皆様の不安な気持ちに寄り添って、さまざまなことにお答えできます。どのように治っていくか、歯磨きや気をつけなければならないことなど何でも聞いてください。ぜひ一緒に頑張りましょう。

インビザラインの特徴について

装着感が良く気にならないので集中できる!

勉学や仕事にも集中できます。インビザラインの革新的なテクノロジーによって、薄くて装着感が良いマウスピースによる歯列矯正が可能になりました。

素敵な時間を大切にできる!

目立たないので特別な行事があるときでも、気になりません。もし、気になるのなら、その間はマウスピースを外しても大丈夫です。終了後は再び着けてくださいね。

通院回数が少ない!

インビザラインマウスピースは、メンテナンスが少なく通院は1~3ヶ月(症例によります)に一度なので、忙しい方にとっても理想的です。

お口の中を清潔に保つ

インビザラインのマウスピースは取り外し可能なので、治療中でも簡単に歯磨きをすることができるので、虫歯にもなりにくく、口腔内を健康に保つことができます。

インビザラインのメリット

審美性と日常生活への影響の少なさ

審美性と日常生活への影響の少なさ

インビザラインの最大の特徴は、その優れた審美性です。透明なマウスピースは装着時でもほとんど目立たないため、人前での会話や写真撮影も自然に行えます。

特にビジネスシーンでは、取引先との商談や重要なプレゼンテーションなど、見た目が重要な場面でも気にすることなく装着できます。また、結婚式や同窓会といった特別なイベント時には一時的に外すことも可能で、人生の大切な思い出づくりの妨げになることもありません。

快適性と衛生管理のしやすさ

快適性と衛生管理のしやすさ

従来のワイヤー矯正と比較して、インビザラインは着脱が自由にできることが大きな利点です。食事の際には装置を外せるため、食事制限を気にする必要がなく、また歯磨きも通常通り行えます。

装置自体も口腔内での違和感が少なく設計されており、ワイヤーによる頬の内側の傷つきや強い痛みといった従来の矯正装置での悩みも大幅に軽減されています。口腔衛生の管理がしやすいため、治療中の虫歯や歯周病のリスクも最小限に抑えることができます。

治療計画の透明性と通院負担の軽減

治療計画の透明性と通院負担の軽減

インビザラインでは、治療開始前にコンピューターシミュレーションで最終的な歯並びを確認できます。

これにより、患者様ご自身が治療のゴールをイメージしやすく、また途中経過での歯の動きも事前に把握できるため、安心して治療に臨むことができます。さらに、通院頻度も1~2ヶ月に1回程度と少なく、急な調整が必要になることも稀です。仕事や育児で忙しい方でも、無理なく治療を続けることができます。

インビザラインのデメリット

自己管理の重要性

自己管理の重要性

インビザラインによる治療成功の鍵を握るのが、患者様ご自身による装着管理です。効果的な治療のためには1日20~22時間の装着が必要で、これを守れないと治療期間の延長や期待する効果が得られない可能性があります。

食事や歯磨きの都度、装置の着脱が必要となり、装着し忘れを防ぐための習慣づけも重要です。特に社会人の方は、昼食後の装着忘れに注意が必要です。

費用面での考慮点

費用面での考慮点

インビザラインは、従来の矯正装置と比較して治療費用が高額になる傾向があります。これは、最新のデジタル技術を活用した治療計画の立案や、個々の患者様に合わせたマウスピースの製作にかかるコストが反映されているためです。

また、装置の紛失や破損時には再製作費用が発生する可能性があります。さらに、保険適用外の自費診療となるため、治療費用の計画的な準備が必要です。

治療適用の制限と初期の慣れ

治療適用の制限と初期の慣れ

インビザラインは万能ではなく、重度の歯列不正や大きな顎の移動が必要なケースでは、従来の矯正装置が推奨される場合があります。また、治療開始初期は装置への慣れが必要で、若干の発音への影響や唾液量の増加を感じることがあります。

通常これらの症状は1~2週間程度で改善されますが、仕事で多くの会話が必要な方は、装置に慣れるまでの期間を考慮した治療開始時期の検討が推奨されます。

インビザラインは必ず知識・技術・経験のある歯科医院で治療を!

一口に矯正歯科治療が必要と言っても、口ゴボ(出っ歯)やガチャ歯(叢生)やすきっ歯、八重歯や受け口のように実に様々な症状があり、そして原因があります。また、その中でも軽度や重度、どの装置を使うか、抜歯が必要かなど、人により状態はまるで違うのです。

それらの症状に対応し、歯並びを改善していくには知識・技術・経験が必要不可欠であり、どれが欠けても成り立ちません。

覚えておいていただきたいのは、「矯正治療は一度してしまうと元に戻すことは非常に困難」ということです。それで苦しんでいる方も実際にいますし、そういった相談も後を経ちません。既に矯正治療をされた状態だと、残念ながら私でも治すことは難しいのです。

知識・技術・経験の全てが揃っている歯科医院で必ず治療をしてください。当院では様々なケースを治療し改善してきましたので、目安になるかわかりませんがその一部をご紹介いたします。

なぜ『歯並び悪い』をここまで『歯並び綺麗』にできたのか?

歯列矯正をしたい方のほとんどは「見た目を良くしたい」という希望を持っています。「歯並び悪い」を「歯並び綺麗」にするということは、ドクターの「審美力」も問われます。

院長の岩下は日本歯科審美学会の認定医であり、審美歯科を専門で10年以上の経験と実績があります。そのため、より審美にこだわった治療をすることが可能です。

↑院長の岩下が撮影した写真です。普段から審美的なセンスを磨くために、写真を趣味にしています。

審美を追求する歯科治療において、健康で長持ちすることはもちろんですが、美しい口元を具現化するには患者様の希望を汲み取り、笑顔と歯のバランスのマッチングがとても重要となります。

その人の笑顔を最高に引き立たせることを想像しながら治療をしていかないといけません。そのために術者であるドクターは美的センスを常に磨いておく必要がある私は考えております。

写真の訓練も被写体を注意深く観察し、その被写体が最高に輝く瞬間をカメラに収めます。

歯列矯正も審美歯科も、同様に最高の笑顔と輝きが出現するようによく考える必要があるのです。

笑顔の矯正ライフをあなたに

当院は患者様との会話を大切にしております。そして、あなたの心も大切にします。安心しておまかせ下さい。一緒に口元のお悩みを解決してあなたが本来持つ素敵な笑顔を手に入れませんか。スマイルデザインクリニックは患者様の矯正ライフを全力でサポートさせて頂きます。

歯並び悪い方からのよくあるご質問

Q:矯正治療にかかる期間はどのくらいですか?

A:治療期間は症状の程度や治療方法によって異なりますが、一般的に1年半~2年程度です。マウスピース矯正の場合、軽度な歯列の乱れであれば約6ヶ月〜1年で治療が完了するケースもあります。ただし、これはあくまで目安であり、個人差があります。治療開始前の検査で、より正確な期間をお伝えいたします。

Q:40代での矯正治療は遅すぎませんか?

A:決して遅すぎることはありません。実際に、当院では40代以降の患者様も多く治療を受けていらっしゃいます。むしろ、経済的な余裕があり、自分の健康に投資できる時期として、理想的な年齢といえます。歯の健康は生涯を通じて重要ですので、年齢を理由に諦める必要はありません。

Q:仕事が忙しいのですが、通院頻度はどのくらいですか?

A:通院頻度は治療方法によって異なります。

  • マウスピース矯正の場合:1~2ヶ月に1回程度
  • ワイヤー矯正の場合:3~4週間に1回程度

特にマウスピース矯正では、来院回数を最小限に抑えることが可能です。

Q:矯正治療の費用はどのくらいかかりますか?

A:治療費用は、症状や治療方法によって異なります。

当院の場合:30万円~70万円程度

※具体的な費用は、検査・診断の後、治療計画と合わせてご説明いたします。

当院では分割払いやクレジットカード払いにも対応しており、月々1万円程度からの支払いプランもございます。

Q:矯正治療は保険が適用されますか?

A:一般的な歯列矯正は保険適用外となります。ただし、顎の変形など重度の症状で、健康上の問題が認められる場合は、保険が適用される場合があります。詳しくは無料カウンセリング時にご相談ください。

Q:矯正中の食事制限はありますか?

A:制限の程度は治療方法によって異なります。

  • マウスピース矯正:食事時は装置を外すため、基本的に制限はありません。
  • ワイヤー矯正:固い食べ物や粘着性の高い食品は避ける必要があります。

どちらの場合も、食後の丁寧な歯磨きが重要です。

Q:目立たない矯正装置はありますか?

A:はい、マウスピース矯正は透明な装置で、ほとんど目立ちません。人前での装着も気になりにくく、ビジネスシーンや学校、結婚式などのイベントを控えている方からも好評です。

Q:矯正治療は痛みますか?

A:治療方法や個人によって感じ方は異なります。

  • マウスピース矯正:比較的マイルドな圧迫感で、強い痛みはありません。
  • ワイヤー矯正:装着直後や調整時に一時的な痛みがありますが、数日で和らぎます。

痛みが気になる場合は、市販の鎮痛剤の服用や、当院での調整で対応可能です。

Q:着け心地や話しにくさは気になりますか?

A:初めての装着時は違和感を感じるのが一般的です。

  • マウスピース矯正:1週間程度で慣れる方が多いです。
  • ワイヤー矯正:2週間程度で口内の違和感は軽減します。

特にマウスピース矯正は薄い設計になっているため、比較的早く慣れやすいという特徴があります。

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