歯列矯正コラム
口ゴボを治して美人と言われたい。失敗しない口ゴボ治療とは?

口ゴボがお悩みで美人になりたい方は実は非常に多いです。もしかしたら「口ゴボ美人」なんて言葉ができるかもしれませんが、もちろん治せるならば治すに越したことはありませんよね。

このページでは「口ゴボだけど美人な人」の特徴や、「口ゴボを治して美人になりたい人」への情報をまとめております。

【著者・執筆者情報】

院長紹介
帝塚山Smile Design Clinic
院長 岩下 太一
みなさんのすべての心配事を考慮して治療しています。安心してお任せください。

インビザライン(マウスピース矯正)
プラチナ認定ドクター
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口ゴボってそもそも何?

口ゴボ(くちごぼ)の由来は口元が『ゴボっ』と前に出た状態をいいます。

口ゴボには特に定義というものはなく、単純に出っ歯だから口ゴボということでもありません。一般的に、口元が出ていることを総称して「口ゴボ」と呼びますので、基準というよりは見た目による感覚的なところが大きいです。

上の前歯や顎が前に出たり、もしくは上下両方の歯や顎が前に出ていることによって、口元が前に引っ張られているような状態が多く、口元が『モコっ』しています。口ゴボ(くちごぼ)の原因は生まれながらにしての遺伝性の場合もあれば、子供の時の指しゃぶりや、うつ伏せ寝や普段の生活での癖(体癖)などの原因も色々あります。

また、歯周病によって歯がグラグラして前歯が前に倒れてくることもあります。これらに気をつけることもすごく重要です。歯科の世界では口ゴボ(くちごぼ)のことを上顎前突や上下顎前突と言います。日本人はこの噛み合わせが多く、10人に1人以上(1,200万人以上)だとも言われています。

>>口ゴボとは?原因や治療法、Eラインから見る口ゴボ診断について

口ゴボでも美人な人もいる?

口ゴボの原因の一つに『顎が大きい』があります。そのような方は歯が並ぶスペースがあるため、歯並びが綺麗なケースが多く、笑顔が素敵な方が多いのも事実です。ニコッと笑うと綺麗な歯が全て見え、多少口ゴボでも笑顔により美人に見えます。

年齢と共に口唇のボリュームは少なくなってしまいますが、口ゴボの人は歳をとっても口元がふっくらしているので若々しく見えます。そのような場合、口ゴボでも美人にみえます。すなわち、口ゴボだからと言って、必ずしも容姿が悪いということではありません。八重歯を可愛いと思うことがあるように、軽度の口ゴボの場合は美人な人もいます。思いあたる芸能人の方もいますよね。

前述の通り、日本人は口ゴボが多い人種のため、単純に見慣れているということももちろんあります。しかしながら、最も大きい要因としては「口ゴボだけど歯並びが良い」ということが挙げられます。

「口ゴボだけど歯並びが良い」は実際にありえます。みなさん、食事や会話の時には口を開けますよね。口元を気にする場合はほとんどが歯並びなので、軽度の口ゴボで歯並びが良い場合は本人も他人もあまり気にならないのです。そしてそういう人はとても素敵な笑顔をしていることも多いです。歯並びが良く笑顔が素敵だと、美人だと思えますよね。

もちろん重度の口ゴボの場合は美人と見られる可能性も低くなります。

>>口ゴボだけど歯並びがいい理由は?矯正した方がいい?

美人と思われるために必須のEラインとは?

理想的なEラインの図

美人と評価されるためのポイントは「Eライン」と「前歯の歯並び」の改善です。Eラインとは『エステティックライン』のことで、横顔の鼻のてっぺん、 顎の先を結んだ線のこと言います。

Eラインは横顔美人の評価に欠かせない重要なポイントになります。

このラインより少し内側に上唇があるのが理想とされますが、口ゴボ(くちごぼ)は一般的にこのeラインより、口元が前にある状態のことを言います。

Eラインの改善は通常歯列矯正で改善することができますまた、スマイル時の前歯の歯並びも歯列矯正によって改善が可能です。

Eラインから見る横顔美人|口ゴボの4タイプ分類

口ゴボを治して美人になるためには、まず自身がどの口ゴボタイプなのかを知る必要があります。 一口に口ゴボと言ってもその原因や理由は様々であり、治療法も変わってきます。

①『下顎が引っ込んでいるタイプ』の口ゴボ(くちごぼ)

このタイプの横顔のeラインは鼻先と顎先を結んだ線より、上下の唇がしている状態をいいます。口ゴボ歯並びが良い人に一番多いのはこのタイプの人です。

口ゴボに見える理由としては、以下の通りです。

(1)下顎の骨自体が後方に位置する
(2)下顎のオトガイ部の組織が薄い
(3)エラの部分の下顎角と呼ばれる部分の角度が大きく、下顎が後下方に回転している。

治療方法としては、相対的に下顎に対して口元を後退させる必要があるので、以下のような選択肢となります。

①歯を抜かずに前歯を後ろに下げる
②歯を抜いて前歯を後ろに下げる
③そもそも下顎が後方に位置するのであれば、下顎を手術で前に出す顎矯正
④歯列矯正によって下顎を上前方へシフトさせる

②『上下の顎が前にでているタイプ』の口ゴボ(くちごぼ)

横顔のeラインは鼻先と通常の角度のeラインを引いたときに上下の顎が前にでてしまい、それに伴う上下の唇や口元が前に突出する、いわゆる上下顎前突といわれるタイプです。このタイプの人は顎が大きく歯が生えるスペースも十分にあるので、口ゴボ歯並びは良い人が多いです。

原因としては、
(1)上下の歯が前に倒れている
(2)上下の顎が前にでており、それによって歯も前に位置し、口元を前へ押して口ゴボの状態である。

治療方法としては
①上下の歯を後ろに下げる。その場合、歯を抜くか抜かないかは、口ゴボの程度によります。インビザラインやワイヤーの適応になります。
②上下の顎自体をさげる。この場合は顎矯正といって手術が必要になります。この場合はインビザライン矯正は難しく、ワイヤー矯正になります。

③『上の顎(唇)が前にでているタイプ』の口ゴボ(くちごぼ)

いわゆる『出っ歯』と思われる方のeラインです。このタイプの横顔のeラインは、鼻先と顎先を結んだ線より、上唇が突出している状態をいいます。
原因は
①上顎が前に出ている
②上の前歯が前にでている
ことが多いです。

出っ歯自体が歯並びが良いかどうかと問われると疑問ですが、上の歯や顎が前にでていても歯並び自体は綺麗な人もいます。

治療方法としては基本的には
①上の前歯を後ろに下げることにより、上唇を後退させます。インビザライン矯正(マウスピース矯正)で基本的には治療することは可能ですが、歯を抜かずにいける場合と歯を抜く必要がある場合で治療方法は異なってきます。
②上顎の骨自体を顎矯正で後退させる治療方法があります。これ自体は手術が必要でインビザラインは難しく、ワイヤー矯正になります。

④『目と額(ひたい)の周辺が引っ込んでいるタイプ』の口ゴボ(くちごぼ)

口ゴボの中でも、少し珍しいタイプです。

口元は正常な位置にあるのですが、鼻から目元、そして、額(ひたい)いわゆるオデコにかけて後退している場合、下顔面が上顔面にかけて前へ相対的にでてしまいます。これによって、口元がゴボっとでているように見えてしまう口ゴボの人もいます。

治療方法としては、上顔面を前に出すわけにはいかないので、相対的に、やはり下顔面を後退させるために、口元を引っ込める矯正治療になる場合が多いです。その場合注意が必要なことは、引っ込めすぎないことです。

顔面が平らになってしまう場合も考えられるので、しっかりと、セファロ分析などの診断を行う必要があります。

口ゴボの判断基準に『セファロ分析』は必須です

矯正治療の診断に必ず必要な資料があります。それは『セファロ分析』です。これは骨格的に顎や歯がどこに位置するのかを診断する分析です。

口ゴボの人はこのセファロ分析によって、『骨格的に顎が前にでている口ゴボなのか?』『歯が前に出ていることによる口ゴボなのか?』それとも、『口唇や顎の軟組織の凹凸による口ゴボなのか?』といったことがわかります。

これらを正確に診断した結果、治療方針が決定します。必ずこの資料、セファロ分析の説明を受けるようにしてください。

顔のパーツ分析

美しい顔にゴールデンプロポーションというものがあります。
それにはまずはお顔の分析を綿密に行う必要があります。もちろん歯列矯正なので、口元のイメージを変えることしかできませんが、お顔のバランスも考慮して治療することは非常に重要です。口ゴボの方でも、下げすぎると老人様顔貌となりえることもあります。そうならないためにも、あなたにとって一番良い治療方法を提案させて頂きます。

側方顔貌分析

正面顔貌分析

口ゴボを気にしない場合は治さなくても良い?

一概には言えませんが、口ゴボは歯並びによるものが多いです。これらは「不正咬合」と言われるもので、簡単に言えば歯並びや咬み合わせの状態が悪いということです。そのため、原因や状態によっては歯列矯正を検討した方が良いでしょう。

不正咬合はすぐに何か影響があるということは少ないですが、長い人生の中で身体の健康に影響が出る場合があります。

歯を失う要素として、「虫歯」「歯周病」はよく知られていますが、「咬合(噛み合わせ)のバランス」が原因の一つであることはあまり知られていません。噛み合わせが悪いと、噛みづらさから負荷の少ない歯と負荷がかかり続ける歯が必ずあり、オーバーワークとなった歯は最終的に失われることになります。もちろん全てがそうとは限りませんが、可能性がある以上は歯列矯正を検討すべきでしょう。

また、大きな問題としてあとは「審美面」が挙げられます。当人は今は気にしていなくとも、環境が変われば気になることも少なくありません。重度の場合は家族や友人が気にすることもあります。

もし、気になり始めてしまったら、それはコンプレックスとして心にしこりを残してしまうことにもなります。第一印象にも影響しますので、自身は気にしなくとも自覚があれば治療してもいいかもしれません。

口ゴボから美人になる方法

大きくカテゴリ分けすると、以下の2つになります。

  • 歯列矯正
  • 美容整形

顎の骨を切る必要がある場合は外科や整形になりますが、 大半の口ゴボは歯列矯正で治療することが可能で、それは歯科医院で行います。噛み合わせを考えない治療となると、将来の健康状態に不安が残ります。一時の考えで安易に決めず、しっかりと今後のことも考慮して治療法を決めてください。

歯科医院でできる口ゴボ治療の種類(歯列矯正)

「口ゴボの改善」だと、通常は装置を使った「歯列矯正」が治療方法になります。

一口に「歯列矯正」と言ってもその治療方法は様々で、 歯科医師によってできない治療や得手不得手もあるため、矯正歯科を謳っているからと言って何でもできるわけではありません。

当院では下記の歯列矯正全てに対応しており実績も豊富にありますので、 症状や原因に合わせた適切な治療をご提案可能です。

表側矯正(ワイヤー矯正)

昔からあるワイヤー矯正 (歯に針金をしている人見たことありませんか?)は、経験が大きく問われる治療ですが、難症例に対応できるのが大きな強みです。口ゴボ治療としては一般的な方法になります。

デメリットとしては強い力を一気にかけていくので痛みがあります。目立ってしまい、自分で取り外すことができないので歯磨きなどの清掃性も落ちます。

裏側矯正(リンガル矯正)

ワイヤーを歯の裏側につけることで、非常に目立ちにくくなったのが裏側矯正(リンガル矯正)です。

通常のワイヤー矯正よりもさらに難易度が高い治療法です。また、その分治療費もぐっと上がります。

痛みや清掃性については表側矯正と同様のデメリットがあります。

マウスピース矯正(インビザライン)

最近よく聞くようになったのがマウスピース矯正です。

昨今のデジタルの大きな進歩により、負担の少ない資料採り、詳細な分析、綿密な治療計画作成が可能になりました。

ワイヤー矯正と比べて痛みが少ない・見た目も目立ちにくい・取り外し可能で清掃性が良いと良いことづくめですが、自分で交換をしないといけないデメリットがあります。

また、難症例には対応できないケースもあるため、口ゴボ治療のでは適応できる場合と適応することが難しい場合があります。

審美に強い当院だからできる口ゴボ治療
複雑な症例500以上の実績!

しっかりと治すことがもちろん前提です。その上で、可能な場合はマウスピース矯正を提案させていただきます。治療をする上で考えること、それはやはり『患者様の負担をいかに減らすことができるか』です。

歯列矯正の期間は大体2年~3年前後です。もちろんケースによってはもっと短い期間で終わることもありますが、それでも1年以上かかるのが一般的です。その長い期間を痛みや見た目と戦いながら過ごすのは本末転倒なのでは?とどうしても考えてしまうのです。

もちろん全ての症例で可能というわけでありませんし、マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用することも場合によってはありますが、それでも可能な限り負担を減らせたらと考えています。

当院の場合、顎矯正の場合はワイヤー矯正が適応ですが、歯列矯正のみであればマウスピース矯正で治療しているケースもかなり多いのが特徴です。

歯列矯正自体に様々な治療方法があるように、マウスピース矯正にもさらに様々なものがあります。

当院で使用するマウスピースは『インビザライン』です。透明で目立ちにくい、取り外し可能な新しいマウスピース矯正治療『インビザライン』は、全世界100カ国以上の国々で提供され、2023年12月に1,700万人を突破しました。

多くの患者様がインビザライン治療を受けられています。 インビザライン自体の実績ももちろんですが、当院の院長岩下はインビザラインで実績を多くあげている、プラチナプロバイダー認定ドクターでもあります。

インビザライン『プラチナプロバイダー認定医』とはインビザライン治療(マウスピース矯正)の年間症例数が多いインビザライン認定医に与えられる称号であり、この写真はそのドクターに特別に与えられる盾です。

もちろんそれだけではなく、今までの歯列矯正の実績は、複雑な症例で500症例以上です。(これは3日に1度矯正希望の患者様がご来院されても、最低6年以上かかる計算になります。)

インビザラインでは治療が難しい難症例に対応できるよう、ワイヤー矯正の経験も豊富にありますので、他院では難しいと言われた方も対応できるかもしれません。

さらに院長の岩下は日本歯科審美学会の認定医であり、審美歯科を専門で10年以上の経験と実績があります。そのため、より審美にこだわった治療をすることが可能です。

歯列矯正をしたい方のほとんどは「見た目を良くしたい」という希望を持っています。「口ゴボ」を治して「美人」にするということは、ドクターの「審美力」も当然問われます。

「口ゴボを治して美人になりたい」

あなたのその想いを叶えられる可能性がありますので、一度ご相談にお越しいただければと思います。

必ず知識・技術・経験のある歯科医院で治療を!

一口に矯正歯科治療が必要と言っても、口ゴボ(出っ歯)やガチャ歯(叢生)やすきっ歯、八重歯や受け口のように実に様々な症状があり、そして原因があります。また、その中でも軽度や重度、どの装置を使うか、抜歯が必要かなど、人により状態はまるで違うのです。

それらの症状に対応し、歯並びを改善していくには知識・技術・経験が必要不可欠であり、どれが欠けても成り立ちません。覚えておいていただきたいのは、「矯正治療は一度してしまうと元に戻すことは非常に困難」ということです。

それで苦しんでいる方も実際にいますし、そういった相談も後を経ちません。既に矯正治療をされた状態だと、残念ながら私でも治すことは難しいのです。知識・技術・経験の全てが揃っている歯科医院で必ず治療をしてください。

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