インプラント相談事例

前歯を失ってしまったとき、その影響は見た目だけにとどまりません。笑うこと、話すこと、人と向き合うときの自信。

日常のささいな場面で、不安や違和感を抱えてしまう方も少なくありません。

今回ご相談に来られたのは、20代の患者様

「ネットを見るとインプラントが良いと書かれている。でも、年齢的に今入れるのは早いのでは?」

そうした迷いや不安を感じながら、カウンセリングに足を運んでくださいました。

前歯の治療は、機能と審美性のバランス、そして将来の変化まで考えることがとても重要です。そのため、患者様の年齢や歯ぐき・骨の状態、ご希望のライフスタイルに合わせて、最適な治療選択は変わります。

このブログでは、院長と患者様のカウンセリングのやりとりをもとに、「20代で前歯を失ったとき、本当にインプラントが最適なのか?」というテーマについて、実際の考え方や治療の選択肢をわかりやすく紹介します。

今日はご来院ありがとうございます。前歯のことで一度ご相談されたいとのことでしたね。お困りのことや気になっている点をお聞かせいただけますか?

はい、前歯を1本失ってしまって…。ネットで調べたらインプラントが良いってよく書かれていて。でも、私まだ20代なので、入れるには早いのかなって不安があって…。

そうでしたか。前歯がないと、見た目や噛み合わせの面でもご不安がありますよね。
インプラントは確かに良い治療法のひとつですが、年齢や骨の状態、周りの歯の様子によって、ベストなタイミングは変わります。

早すぎると、良くないんですか?

簡単に言うと、20代はまだ骨や歯ぐきの変化が続く時期です。インプラントは骨に固定して動かないのですが、周りの歯や骨はゆっくり変化し続けます。
その結果、将来的に、インプラントの歯だけ位置が合わなくなってしまうことがあるんです。

なるほど…将来的にズレて見えることがあるんですね。

はい。また、前歯は見た目も大切ですし、人によって歯ぐきのラインが変化する幅も違います。
せっかくインプラントを入れても、10年後に前歯だけ浮いて見えるというケースもあります。

じゃあ、今はどうするのが良いんでしょうか…?

今回のケースですと、前後の歯をほとんど削らずに作れる「接着ブリッジ」がとても良い選択肢になります。
接着剤で特殊な金属のフレームを固定する方法なので、歯へのダメージが少なく、見た目も自然に仕上がります。

ブリッジって、周りの歯を削らないといけないイメージがありました。

一般的なブリッジはそうですが、当院が行う接着ブリッジは“削らないブリッジ”です。
必要なのは、表面をわずかに整える程度。
将来的にインプラントをしたくなったときも、そのまま移行できます。取り返しがつく治療なんです。

それなら安心ですね…。インプラントを後から考えてもいいんですね。

はい。20代の今は、歯ぐきや骨の変化がゆるやかになってからインプラントを検討するのが長い目で見ると良いケースが多いです。
まずは接着ブリッジで、自然な見た目と噛み心地を取り戻しましょう。

お話を聞いて、今の自分には接着ブリッジが良さそうだと感じました。
インプラントは…将来的に考えます。

はい、それで良いと思います。
私たちも、“長く良い状態が続く治療”を一緒に選んでいくことを大切にしています。
では、接着ブリッジの設計を一緒に進めていきましょう。

お願いします。

解説

今回の患者様は、「インプラントが良い治療だと聞くものの、年齢的に早いのでは?」という不安をお持ちでした。

カウンセリングの中で

  • 20代は歯ぐき・骨の変化が続くこと
  • 前歯のインプラントは将来の見た目に影響しやすいこと
  • 削らない接着ブリッジなら将来の選択肢も残せること

をしっかり理解され、接着ブリッジで治療を進めるという選択に。

帝塚山スマイルデザインクリニックでは、「今だけ良い治療」ではなく、「将来まで見据えた治療」を一緒に考えていきます。

こちらのページでは、実際に20代でインプラント治療を受けられた患者様の体験談などもご紹介しております。

>>20代でインプラントを受けた体験談|大阪の歯科医が解説するメリット・注意点

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