「インプラント治療中、歯がない状態で何ヶ月も過ごすことになるのだろうか」「仕事中に歯がないことを周囲に気づかれないだろうか」「前歯がない期間があると思うと、治療に踏み出せない」
インプラント治療を検討している方から、このようなご不安の声をよくいただきます。
確かに、インプラント治療では人工歯根が顎の骨と結合するまでの間、歯がない期間が生じるのが一般的です。しかし、仮歯や仮入れ歯による対応はもちろん、「抜歯即時インプラント」や「即時荷重」という方法を使えば、歯がない期間をほぼゼロにすることも可能です。さらに「暫間インプラント」という選択肢を使えば、入れ歯なしで治療期間中を過ごすこともできます。
この記事では、インプラント治療中の歯がない期間がどのくらいなのか、その間をどう過ごせばよいのか、そして歯がない期間を最短にするにはどうすればよいのかを、大阪の帝塚山スマイルデザインクリニック、院長の岩下がインプラント治療の専門医の視点からわかりやすく解説していきます。
目次
インプラント治療で歯がない期間が生まれる理由
「そもそも、なぜインプラント治療では歯がない期間が生まれるのか」
まずはこの根本的な疑問からお話しします。
インプラント治療では、顎の骨に人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に被せ物(上部構造)を取り付けます。ここで大切なのが、埋め込んだインプラント体が顎の骨としっかり結合する時間を確保することです。この結合のことを「オッセオインテグレーション」と呼び、一般的に2〜6ヶ月ほどかかります。骨とインプラント体がしっかりくっつく前に強い力をかけてしまうと、インプラントが安定せず、治療がやり直しになるリスクがあるのです。
ただし、「歯がまったくない状態」でこの期間を過ごすわけではありません。ほとんどの場合、仮歯や仮の入れ歯を使って見た目や噛む機能を補いながら治療を進めていきます。
では、治療のどのタイミングで歯がない期間が発生するのか。また、その期間を短くできるケースと長くなるケースはどう違うのか。さらに前歯と奥歯で「歯がない」ことの深刻さはどう変わるのか。ここから詳しく見ていきましょう。
インプラント治療の流れと歯がない期間の発生タイミング
一般的なインプラント治療は、次のような流れで進みます。
まずカウンセリングと精密検査を行い、お口の状態を把握したうえで治療計画を立てます。虫歯や歯周病がある場合はそれらの治療を先に済ませ、口腔内の環境を整えてからインプラント手術に入ります。
インプラント手術では、顎の骨にインプラント体を埋入します。手術後は骨とインプラント体が結合するのを待つ期間(待機期間)に入り、これが一般的に2〜6ヶ月です。この待機期間が、インプラント治療で最も長い「歯がない期間」にあたります。
骨との結合が確認できたら、インプラント体に土台(アバットメント)を装着し、最終的な被せ物の型取りを行います。被せ物が完成し装着されれば、治療は完了です。
つまり、歯がない期間が発生するのは主に「インプラント埋入後〜最終的な被せ物の装着まで」の間ということになります。ただ繰り返しになりますが、この間は仮歯で対応するのが一般的ですので、「歯が何もない丸見えの状態」で長期間過ごすわけではありません。
歯がない期間が長くなるケースと短くなるケース
歯がない期間がどのくらいになるかは、患者様お一人おひとりの口腔内の状態によって変わります。
歯がない期間が長引きやすいのは、たとえば顎の骨の量が不足していて「骨造成」と呼ばれる骨を増やす処置が必要な場合です。骨造成を行うと、増やした骨が安定するまでさらに数ヶ月の時間がかかります。また、重度の歯周病がある場合は、まず歯周病をしっかり治療してからでないとインプラント手術に進めないため、トータルの治療期間も長くなります。喫煙習慣のある方や全身疾患をお持ちの方も、骨の治りに時間がかかる傾向があり、慎重に経過を見る必要があります。
一方で、骨の量と質が十分にあり歯周病もコントロールされている方は、待機期間が比較的短くて済みます。さらに、後ほど詳しくご説明する「抜歯即時インプラント」が適応できるケースでは、抜歯後の骨の回復を待つ期間そのものを省略できるため、治療期間を大幅に短縮できます。
「自分の場合はどのくらいの期間がかかるのか」
その答えを知るためには、まずCT撮影で骨の量や質を正確に確認することが大切です。当院では、無料カウンセリングにてCT撮影(22,000円相当)も無料で実施しておりますので、治療期間の目安を具体的にお伝えすることが可能です。
前歯と奥歯で異なる「歯がない期間」の深刻さ
歯がない期間の「つらさ」は、その歯の場所によって大きく変わります。
前歯の場合、見た目への影響がとても大きいのが特徴です。「前歯がない状態で会社に行くなんて考えられない」「人と話すとき、口元が気になって笑えない」こうしたお声は本当に多く、前歯が1本ないだけでも日常生活に大きなストレスを感じる方がほとんどです。発音にも影響が出やすく、サ行やタ行が発音しにくくなることがあります。
奥歯の場合は、見た目の影響は前歯ほどではありませんが、食事への影響が深刻です。奥歯がないと硬いものが噛めなくなったり、片側だけで噛むことで顎や残っている歯に負担がかかったりします。食事が楽しめなくなるというのは、日々の生活の質にも関わる問題です。
前歯でも奥歯でも、歯がない期間の対応方法は複数あります。大切なのは、治療計画の段階で「歯がない期間をどう過ごすか」まで含めて相談しておくことです。それによって、治療中の不安やストレスをかなり軽減できます。
歯がない期間の3つの対応方法|仮歯・入れ歯・暫間インプラント
インプラント治療中の歯がない期間をどう過ごすか。対応方法は大きく分けて3つあります。「インプラントに直接取り付ける仮歯」「仮の入れ歯」、そして「暫間インプラントを使った仮歯」です。
多くの歯科医院では前の2つが一般的ですが、当院では3つ目の「暫間インプラント」も選択肢としてご用意しています。特に「入れ歯だけは使いたくない」という方にとっては、暫間インプラントが有力な選択肢になります。
それぞれの方法の特徴と注意点を、ここから詳しくご説明していきます。
インプラントに直接取り付ける仮歯
最も一般的な方法は、埋入したインプラント体を利用して仮歯を取り付ける方法です。
インプラントを埋め込んだ際に「初期固定」が十分に得られている場合は、その日のうちに仮歯を装着することもできます。この方法のメリットは、仮歯がインプラントにしっかり固定されるため外れにくく、見た目も自然に仕上がるという点です。柔らかい食べ物であれば、ある程度噛むこともできます。
ただし、すべての方に適用できるわけではありません。骨との初期固定が十分でない場合は、インプラントに負荷をかけることでかえって治療の妨げになることがあります。その場合は、次にご紹介する「隣の歯に接着する仮歯」や「仮入れ歯」で対応することになります。
また、仮歯を装着していても、最終的な被せ物に比べると強度は低いため、硬い食べ物やガムのような粘着性のある食品は控える必要があります。
隣の歯に接着する仮歯と仮入れ歯
インプラント体に直接仮歯を取り付けられない場合は、隣の健康な歯を利用して仮歯を接着する方法があります。見た目は比較的自然に仕上がりますが、接着剤で固定しているため外れやすいという注意点があります。外れてしまった場合は、自分で戻そうとせず、早めに歯科医院にご連絡ください。
もうひとつの方法が、取り外し式の仮入れ歯です。複数の歯を同時にインプラント治療する場合や、噛み合わせのバランスを保つ必要がある場合に適しています。ただし、仮入れ歯は通常の入れ歯とは少し仕組みが異なり、見た目や装着感に違和感を覚える方もいらっしゃいます。
「治療中とはいえ、やっぱり入れ歯は使いたくない」そうお感じになる方は少なくありません。そのような方に知っていただきたいのが、次にご紹介する「暫間インプラント」という方法です。
暫間インプラントという選択肢|入れ歯を使わずに仮歯を支える方法
暫間(ざんかん)インプラントは、まだあまり広く知られていない方法かもしれません。簡単に言うと、本来のインプラント(本ちゃんのインプラント)とは別に、治療期間中だけ使う細い仮のインプラントを入れて、そこに仮歯を支えてもらう方法です。
この方法の大きなメリットは、本来のインプラントに力をかけずに済むことです。本ちゃんのインプラントは骨との結合に専念させつつ、暫間インプラントが仮歯をしっかり支えてくれるため、入れ歯を使わなくても治療期間中を過ごすことができます。
当院では、この暫間インプラントを院内に常備しており、治療プランに組み込むことが可能です。実際に下の奥歯を複数本インプラントにされた患者様のケースでは、もともと入れ歯を使われていたのですが、暫間インプラントを入れて仮歯を装着したことで、入れ歯生活が約1ヶ月で終わりました。インプラントの治療全体が完了するまでは1年ほどかかりましたが、その間ずっと入れ歯なしで過ごすことができたわけです。
暫間インプラントは細いため、不要になったら麻酔をほとんどかけずに逆回転させるだけで簡単に除去できます。体への負担がとても少ない処置です。また、暫間インプラント1本でブリッジの真ん中を支えることもできるため、複数歯の欠損にも対応可能です。
「入れ歯はどうしても嫌だけど、インプラントが完成するまでの間をどう過ごせばいいのかわからない」そうお悩みの方にとって、暫間インプラントはとても心強い選択肢になるはずです。
歯がない期間をほぼゼロにする「抜歯即時インプラント」と「即時荷重」
「歯を抜いたその日にインプラントを入れて、さらにその日のうちに仮歯まで装着する」この方法なら、歯がない期間はほぼゼロになります。
これは「抜歯即時インプラント」と「即時荷重」を組み合わせた方法です。一般的なインプラント治療ではトータルで5〜12ヶ月かかるところを、2〜4ヶ月程度にまで短縮できるケースもあります。当院でも、骨の状態が許す限り、抜歯即時インプラントをまず第一選択として検討するようにしています。
ここからは、「抜歯即時」と「即時荷重」それぞれの仕組みと違い、適応条件、そして成功させるために重要なポイントを詳しくお話ししていきます。
抜歯即時インプラントとは|抜歯と埋入を同日で行う方法
抜歯即時インプラントとは、文字どおり「歯を抜いたその日にインプラントを埋め込む」方法です。
通常のインプラント治療では、抜歯をした後に骨が回復するのを3〜6ヶ月待ってからインプラントを埋入します。しかし抜歯即時インプラントでは、歯を抜いてできた穴(抜歯窩)をそのまま活用してインプラントを埋入するため、この待機期間を省略できます。
治療期間が短縮されるだけでなく、もうひとつ大きなメリットがあります。歯を抜いた後、時間が経つと顎の骨は少しずつ吸収されて痩せていきます。抜歯即時インプラントでは抜歯とほぼ同時にインプラントを入れるため、この骨の吸収を最小限に抑えることができるのです。
ただし、すべてのケースに適用できるわけではありません。たとえば、歯周病によって広い範囲の骨が失われている場合は、抜歯即時ではなく骨の回復を待ってから埋入する方が安全です。また、抜歯した部分に膿や感染が強く残っている場合は、まずそれをきれいに取り除いてからでないとインプラントの長期的な安定が得られません。
適応の可否を正確に判断するためには、術前にCT撮影で骨の量や質を三次元的に確認し、治療のシミュレーションを行うことが不可欠です。当院では全症例でサージカルガイドを使用しており、CT画像・口腔内スキャナー・CADCAMソフトを組み合わせた精密なシミュレーションを行ったうえで、抜歯即時インプラントの適否を判断しています。デジタル技術によるシミュレーションがあるからこそ、「この骨の状態なら抜歯即時で安全に進められる」という確信を持って治療を進めることができるのです。
即時荷重インプラントとは|手術当日に仮歯が入る方法
ここで、「抜歯即時インプラント」と混同されやすい「即時荷重インプラント」についても詳しくご説明しておきます。
抜歯即時インプラントは「歯を抜いてその日にインプラントを埋め込む」こと。これに対して即時荷重インプラントは「インプラントを埋め込んだその日に仮歯を装着して、噛む力をかける」ことを指します。
つまり、「抜歯即時+即時荷重」を組み合わせれば、「歯を抜く→インプラントを入れる→仮歯を装着する」という一連の工程をすべて同じ日に完了でき、歯がない期間がほぼゼロになるというわけです。
ただし即時荷重を行うには、埋入したインプラントが骨にしっかりと固定されている(初期固定が取れている)ことが条件です。当院では「ISQ値」と呼ばれるインプラントの安定性を数値で示す指標を術中に測定し、この値が十分に高い場合に即時荷重を行う判断をしています。ISQ値とは、インプラントに専用のデバイスを取り付けて振動を計測し、骨との結合の強さを客観的な数値で示すものです。当院では、この数値が70以上であれば即時荷重が可能と判断しています。
即時荷重ができれば、手術当日から仮歯が入り、見た目を気にすることなく日常生活に戻ることができます。ただし、仮歯が入っていても骨との完全な結合はこれからです。硬いものを強く噛まない、仮歯に大きな力をかけないなどの注意点は守っていただく必要があります。
逆に、ISQ値が基準に達しなかった場合は、無理に即時荷重を行わず、インプラントの埋入だけにとどめて骨との結合を待ちます。無理をしてインプラントが不安定になるよりも、確実な結合を優先する方が長い目で見ると安全です。この判断は術中にリアルタイムで行うため、事前に「即時荷重ができるかできないか」を100%確定することは難しいのですが、CT撮影の段階である程度の予測はつきます。
抜歯即時インプラントを成功させるために重要なポイント
抜歯即時インプラントは患者様のメリットが大きい方法ですが、成功させるためにはいくつかの重要なポイントがあります。ここでは、当院が実際の治療で特に重視していることをお伝えします。
まず最も大切なのが、歯を抜いた後の処理を徹底的に行うことです。抜歯が必要な歯は、多くの場合、周囲に膿や炎症を抱えています。この膿や感染した組織を残したままインプラントを入れてしまうと、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病のようなもの)を起こすリスクが高まります。当院では、抜歯後に周囲の膿をしっかり除去し、さらに骨の表面に入り込んだ感染組織も専用の器具で削り取って新鮮な骨の面を出してから、インプラントを埋入するようにしています。この処理を丁寧に行えるかどうかが、抜歯即時インプラントの成功を大きく左右します。
次に重要なのが、抜歯後の骨の治り方を正確に予測することです。歯を抜くと、特にほっぺた側(頬側)の骨は薄いため失われやすい傾向があります。そこで、インプラントを内側寄りの骨がしっかり残っている位置に埋入しつつ、周囲の骨がインプラントを十分に包み込める位置を選ぶ必要があります。「骨がこれだけ失われている状態から、治癒後にはどんな形に骨が回復するか」を予測し、それに合わせた埋入位置を設計する。これには豊富な臨床経験と、CTシミュレーションによる正確な治療設計が欠かせません。
さらに、骨の回復だけでは不十分と予測される場合は、インプラント埋入と同時に骨補填材を入れて補強する「マイナーGBR」という処置を併用することもあります。歯を抜いた穴はそのままだと食べ物や汚れが入りやすいため、コラーゲン材で蓋をしたり、ヒーリングキャップをレジンで封鎖したりして、骨と血液が安定してキープされる環境を作ります。
こうした一連の判断と処置を精密に行うために、当院ではすべてのインプラント治療にサージカルガイドを使用しています。CT画像と口腔内スキャンデータをCADCAMソフト上で統合し、理想的な埋入位置をシミュレーション。その設計どおりに手術ができるよう、3Dプリンターでサージカルガイドを院内制作しています。この工程をすべて院内で完結させることで、通院回数を減らしつつ、高い精度の治療を実現しています。
デジタル技術が支える精密な治療設計
当院がインプラント治療で一貫して大切にしているのが、「デジタル技術による安全性の確保と患者様のご負担の軽減」です。
CT撮影で骨の状態を三次元的に把握し、複数台の口腔内スキャナー(iTero・TRIOSなど)でお口の中を精密にスキャン。従来の粘土のような型取りは行っていません。これらのデジタルデータをCADCAMソフト上で統合し、インプラントの埋入角度・深さ・位置を0.1mm単位でシミュレーションします。
そしてこのシミュレーションどおりに手術を行うためのサージカルガイドを、院内の3Dプリンターで制作します。ガイドを使うことで、歯茎をメスで大きく切開する必要がなくなり、インプラントの直径分の小さな穴だけで埋入するフラップレス手術が可能になります。歯茎へのダメージが最小限になるため、術後の痛みがほとんどなく、治りも早いのが特徴です。実際に、痛み止めを飲まなくても問題なかったとおっしゃる方も多くいらっしゃいます(個人差はあります)。
サージカルガイドの制作から手術後の仮歯の制作まで、外部の技工所に委託せず院内で完結させていることで、治療回数と通院回数を最小限に抑えることができています。デジタル治療の詳細については、以下のページでもご紹介しています。
>>デジタル歯科治療についてはこちら
【症例紹介】奥歯の歯根破折を抜歯即時インプラントで治療した症例
ここで、当院で実際に抜歯即時インプラントを行った症例をひとつご紹介します。歯がない期間への不安を感じている方に、実際の治療の流れとスピード感をイメージしていただければと思います。
この患者様は、左下の奥歯で「噛むと痛い」という症状で来院されました。お口を拝見すると、食いしばりの跡が見られ、以前から他の歯も食いしばりによって割れたことがあったそうです。精密にCT撮影を行ったところ、左下の奥歯は根っこが割れている「歯根破折」の状態で、残念ながら保存は難しいと診断しました。
患者様にご説明したうえでインプラント治療を希望されましたので、抜歯即時インプラントで進めることにしました。手術当日は、まず歯を抜いて周囲をきれいに掻爬(そうは:感染組織をきれいに取り除くこと)し、続けてインプラント体を埋入。抜歯とインプラント埋入を合わせて約30分で完了しました。
治療期間はトータルで約4ヶ月。最終的にセラミックの被せ物が入り、しっかり噛めるようになりました。
術後の患者様の感想として、「歯を抜くこととインプラントを入れることが1回の麻酔でできたので、体の負担がとても少なかった」「術後の痛みは2日ほど痛み止めを飲んだけれど、歯が割れていたときの噛んだときの痛みの方がよほど辛かった」とおっしゃっていただきました。治療後は、遠慮なく食事ができるようになったことをとても喜ばれています。現在は食いしばり防止のナイトガードを就寝時に装着していただき、残っている歯の破折予防にも取り組んでいます。
この症例のように、抜歯即時インプラントであれば、抜歯から最終的な被せ物の装着までの期間を大幅に短縮することが可能です。もちろんすべての方に適用できるわけではありませんが、骨の状態が許す限り、できるだけ歯がない期間を短くする治療法を積極的にご提案しています。
この症例の詳細は、当院の症例紹介ページでもご覧いただけます。
>>症例紹介はこちら
歯がない期間中の食事・生活で気をつけること
仮歯や仮入れ歯を装着して歯がない期間を過ごしている間は、いくつか日常生活で心がけていただきたいことがあります。注意点を守ることでインプラントの治療がスムーズに進み、トラブルを未然に防ぐことにもつながります。
ここでは、食事・口腔ケア・仮歯のトラブルの3つの観点から、具体的な注意点をお伝えします。
仮歯の期間中に避けたい食べ物と食事のコツ
仮歯は最終的なセラミックの被せ物に比べると強度が低いため、食事の内容には少し気をつけていただく必要があります。
まず、硬いもの(硬いせんべい、ナッツ類、氷、フランスパンの硬い部分など)は仮歯に過度な力がかかるため控えましょう。また、ガム・キャラメル・餅など粘着性の高い食品は、仮歯が外れる原因になりやすいため避けてください。
食事のコツとしては、食材を一口サイズに小さく切ること、よく煮込んだ柔らかいおかずを中心にすること、仮歯のある側で強く噛まずに反対側の歯を使うことなどを意識していただくと安心です。
「食べられるものがかなり制限されるのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、豆腐や煮物、うどん、蒸し魚、リゾット、シチューなど、柔らかくておいしい料理はたくさんあります。治療期間中は少し工夫していただくことで、食事を楽しみながら過ごしていただけます。
口腔ケアと清潔を保つために心がけたいこと
治療期間中の口腔ケアは、インプラントの成功にとって非常に大切です。仮歯の周囲は汚れがたまりやすく、細菌が繁殖するとインプラント周囲炎のリスクが高まります。
毎日の歯磨きは丁寧に行っていただきたいのですが、仮歯の周辺は柔らかめの歯ブラシで優しく磨くようにしてください。力を入れてゴシゴシ磨くと、仮歯がずれたり歯茎を傷つけたりすることがあります。歯間ブラシやフロスを使ってよいかどうかは、仮歯の種類や固定方法によって異なるため、担当の歯科医師や歯科衛生士に確認してから使用しましょう。殺菌成分の入ったうがい薬を併用するのも効果的です。
当院では、日本歯周病学会認定衛生士が術前・術後のブラッシング指導やメンテナンスを担当しています。治療期間中の口腔ケアについても、患者様お一人おひとりの状態に合わせたアドバイスをお伝えしていますので、わからないことがあればお気軽にご相談ください。
仮歯が外れた・壊れたときの対処法
仮歯は最終的な被せ物に比べると強度が控えめなため、まれに外れたり割れたりすることがあります。もし仮歯が外れてしまったときは、慌てずに以下の点を心がけてください。
まず、自分で市販の接着剤を使って戻そうとしないでください。市販の接着剤はお口の中での使用を想定していないため、かえって状況を悪化させるおそれがあります。外れた仮歯は清潔な容器に入れて保管し、できるだけ早く歯科医院にご連絡ください。
仮歯が外れた状態を長く放置してしまうと、隣の歯が移動したり噛み合わせが変わったりして、最終的な被せ物の設計に影響が出ることがあります。「少し外れたけど、そのうち行けばいいか」と先延ばしにせず、早めに受診されることをおすすめします。
インプラント治療で歯がない期間が不安な方へ|当院で安心できる理由
歯がない期間に対する不安は、インプラント治療をためらう大きな理由のひとつです。ここでは、当院がその不安にどのようにお応えしているかを、治療技術・心のケア・保証制度の3つの面からお伝えします。
歯がない期間を最短にするためのデジタル治療体制
当院では、歯がない期間をできる限り短くするために、デジタル技術を最大限に活用した治療体制を構築しています。
CT撮影装置、複数台の口腔内スキャナー、CADCAMソフト、歯科用3Dプリンターを院内に完備し、サージカルガイドの設計・制作から手術後の仮歯の制作まで、すべて外部に委託せず院内で完結しています。この院内一貫体制により、外注に伴う待ち時間がなくなり、通院回数と治療期間を最小限に抑えることが可能です。
また、全症例にサージカルガイドを使用することで、歯茎を大きく切開しないフラップレス手術を実現しています。歯茎へのダメージを最小限にすることで、術後の痛みが少なく治りも早いため、仮歯を装着できるタイミングも早まります。手術自体も、デジタル技術の活用により最短10分程度で完了するケースもあります。
院長はITI(International Team for Implantology)日本支部公認のインプラントスペシャリスト認定医であり、オステムインプラントのインストラクター講師として他の歯科医師にインプラント治療を指導する立場にあります。15年以上のインプラント経験と、デジタル技術に精通した専門的な知見を活かして、一人ひとりの患者様にとって最適な治療計画をご提案しています。
>>当院の特徴はこちら
治療への不安に寄り添う心のケア体制
「手術が怖い」「痛みが不安」「ドクターにうまく気持ちを伝えられない」
当院には、こうした不安を抱えた歯科恐怖症の患者様が多数ご来院されています。
当院が大切にしているのは、治療の技術だけでなく、患者様の心のケアです。院内にはトリートメントコーディネーター(TC)が常駐しており、ドクターに直接聞きにくいこと、言いにくいことをTCが丁寧にお伺いします。TCは患者様の味方として寄り添い、患者様がドクターに伝えてほしくないことは伝えないという方針で対応しています。治療の内容だけでなく、費用のこと、通院の回数のこと、仕事や生活への影響のことなど、どんな小さなことでもお気軽にご相談いただけます。
また、手術中の音や会話に強い不安を感じる方には、静脈内鎮静法(セデーション)をご用意しています。専門の麻酔科医のもと、ほぼ寝ているウトウトした状態で手術を受けることができるため、手術が終わったあとに「もう終わったんですか」と驚かれる方も少なくありません。
院内は完全予約制・完全個室で、他の患者様と顔を合わせることがないよう配慮しています。お会計も個室のチェアで行いますので、プライバシーを気にされる方にも安心してお過ごしいただけます。
治療後も安心のガイドデント10年保証
インプラント治療で気になるのは、「もし治療後にトラブルが起きたらどうしよう」ということではないでしょうか。
当院は、業界唯一のインプラント保証会社「ガイドデント」と提携し、10年間のインプラント保証を提供しています。ガイドデントは90以上の審査項目に合格した認定医院にのみ発行される保証制度で、お引っ越し先でもガイドデントの提携病院で保証を引き継ぐことが可能です。万が一当院に何かあった場合でも、ガイドデント社を通じて提携病院でサポートを受けられる仕組みになっています。
さらに、ガイドデントの保証に加入されない場合でも、当院独自の2年間無料保証をご用意しています。開院以来、インプラント治療後のトラブルはわずか1名(セラミックの破折で、保証内にて無料再治療)であり、治療の質には自信を持っております。
また、インプラントを長く快適に使い続けるためには、治療後の定期メンテナンスが欠かせません。当院では日本歯周病学会認定衛生士が在籍し、ブラッシング指導からプロフェッショナルケアまで、術後のメンテナンスを長期にわたりサポートしています。3〜6ヶ月ごとの定期検診で、インプラント周囲炎の早期発見・予防に取り組んでいます。
まとめ:インプラント治療中の歯がない期間は、事前の計画で安心に変わる
インプラント治療では、人工歯根が骨と結合するまでの待機期間として、一般的に2〜6ヶ月ほどの歯がない期間が生じます。ただし、この期間中も仮歯や仮入れ歯で見た目や噛む機能を補うことが可能です。さらに暫間インプラントを使えば、入れ歯を使わずに仮歯を支えることもできます。
「歯がない期間をできるだけ短くしたい」「できればゼロにしたい」という方には、抜歯即時インプラントと即時荷重を組み合わせた方法が有力な選択肢になります。歯を抜いたその日にインプラントを埋入し、仮歯まで装着することで、歯がない期間をほぼゼロにすることも可能です。
ただし、これらの方法が適用できるかどうかは、骨の量や質、歯茎の状態、全身の健康状態などによって異なります。だからこそ大切なのは、治療を始める前に精密な検査を受けて、ご自身のお口の状態を正確に知ることです。
当院では、インプラントの無料カウンセリングを実施しています。カウンセリングでは、CT撮影(22,000円相当)も無料で行い、骨の状態を三次元的に確認したうえで、治療の方法・期間・費用の見通しを具体的にお伝えします。毎月20名の方が無料相談にお越しくださっていますが、インプラント治療を強要するものではなく、インプラント以外の選択肢(ブリッジや入れ歯など)も含めて一緒に検討する場です。完全個室でプライバシーにも配慮しておりますので、安心してお話しいただけます。
「自分の場合、歯がない期間はどのくらいになるのだろう」「抜歯即時インプラントは使えるのだろうか」
そうしたお一人おひとりの疑問に、検査結果をもとに丁寧にお答えいたします。まずはお気軽にご相談ください。






