インプラントにフッ素はNG?|コンクールや市販歯磨き粉の選び方を専門家が解説
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インプラントにフッ素はNG?|コンクールや市販歯磨き粉の選び方を専門家が解説

「インプラント治療を受けたあと、どんな歯磨き粉を使えばいいのか分からない」そんなお悩みを持つ方は、当院の患者さまの中でも決して少なくありません。インプラントは天然歯と構造や性質が異なるため、使う歯磨き粉の選び方によって、将来的な寿命や快適性に大きな差が生まれるのです。 特に近年は、「フッ素入りの歯磨き粉はインプラントに使っても大丈夫?」「コンクールって本当にいいの?」といったご質問が増えてきています。市販の人気商品であるコンクールシリーズや、フッ素の安全性に対する疑問は、セルフケアの質を左右する重要なテーマです。 本記事では、以下のような観点から、インプラントに適した歯磨き粉の選び方を歯科医師の視点で丁寧に解説します。 大阪でインプラント治療を専門的に行う帝塚山スマイルデザインクリニックが、長く快適に使い続けるためのホームケアの正解を、わかりやすくお届けします。 インプラントに適した歯磨き粉とは? インプラント治療後の口腔ケアでは、歯磨き粉の成分や使用感の選び方が非常に重要です。インプラントはチタン製の人工歯根を骨に埋め込む治療のため、天然歯とは異なり虫歯にはなりません。しかし、「インプラント周囲炎(しゅういえん)」と呼ばれる歯周病に似た病態は深刻なリスクであり、歯磨き粉の選択がその発症予防に直結します。 インプラント周囲炎を防ぐには、成分に注目 インプラントは虫歯にならないものの、その周囲の歯ぐきは非常にデリケートで、細菌が繁殖しやすい環境になることがあります。そのため、以下のような目的をもった歯磨き粉を選ぶことが大切です。 つまり、「インプラントにはどんな歯磨き粉でも使える」というわけではなく、インプラント特有の環境に適した成分設計が求められるのです。 注目すべき3つのポイント ① 研磨剤は控えめ、または無配合 強い研磨力は、人工歯(上部構造)の表面を傷つけたり、インプラント周囲の粘膜に負担をかけたりする原因になります。インプラント治療を受けた方には、「低研磨」または「無研磨」と表示された製品が適しています。 ② 発泡剤はできるだけ少ないものを 歯磨き粉の中には「ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)」などの強い発泡剤が含まれているものがありますが、これは粘膜刺激や口腔内の乾燥を引き起こすリスクがあります。インプラントには、「低発泡」「ノンSLS」タイプの製品がおすすめです。 ③ 抗菌成分(CPC、CHXなど)の有無 細菌の増殖を抑える成分としては、CPC(塩化セチルピリジニウム)やCHX(クロルヘキシジン)が有名です。こうした成分は、インプラント周囲炎の予防や、プラークコントロールの強化に役立ちます。 インプラントには低研磨・低発泡の歯磨き粉がおすすめ インプラント周囲の粘膜は天然歯の歯肉とは異なり、ややデリケートな性質を持っています。そのため、研磨力の強すぎる歯磨き粉や、発泡成分が多く含まれる製品は、歯肉や粘膜に刺激を与え、かえって炎症を引き起こす可能性があります。 特に市販の歯磨き粉の中には、美白効果や歯垢除去をうたって強い研磨剤を配合しているものもありますが、インプラントをされている方にはおすすめできません。代わりに、「低研磨」「低発泡」「無添加」といった表示がある製品や、歯科医院専売のケア用品を選ぶと安心です。 例えば、ラウリル硫酸ナトリウム(SLS)などの強い発泡剤が含まれていない製品であれば、ブラッシング中の泡立ちが控えめになり、丁寧な歯磨きがしやすくなります。また、刺激が少ない分、長時間のブラッシングや歯間ブラシ・フロスとの併用にも適しています。 医院専売品にこだわる必要はある? 市販の歯磨き粉の中にも、インプラントに適した製品は存在します。一方で、歯科医院専売品の多くは、インプラントや歯周病リスクの高い方向けに設計されており、成分や設計に安心感があるのも事実です。 どちらを選ぶにしても重要なのは、「自分の口腔環境に合っているか」という視点です。当院では、歯磨き粉の選定についても患者様ごとの状態に応じてアドバイスを行っています。 フッ素入り歯磨き粉はインプラントにも使って大丈夫? 「フッ素入りの歯磨き粉をインプラントに使ってもいいのですか?」この質問は、インプラント治療を受けた患者様から非常に多く寄せられるものの一つです。 結論から言えば、基本的にフッ素入りの歯磨き粉はインプラントにも使用可能です。むしろ、天然歯が残っている方にとっては、虫歯予防の観点からフッ素を取り入れたほうが望ましいケースも多いのです。 フッ素は「虫歯予防」に重要な成分 フッ素は以下のような効果を持ち、天然歯を守るためには非常に有効な成分です。 インプラント自体は虫歯になりませんが、インプラントの周囲には天然歯が残っていることが多く、虫歯リスクはゼロではありません。 したがって、虫歯予防目的でフッ素入り歯磨き粉を使うのはむしろ推奨されるケースが多いのです。 一部では「フッ素=NG」の声も。その理由は? まれに、「インプラントにフッ素は使わないほうがいい」という情報を目にすることがあります。これは、フッ素がチタン(金属)に影響を与えるという説に基づいています。 こうした条件下では、チタン表面に腐食が起こる可能性があるとされています。しかし、一般的な市販のフッ素濃度(950〜1,450ppm程度)であれば、ほとんどの専門家が「問題なし」と判断しています。 安全にフッ素を使用するためのポイント 市販のフッ素入り歯磨き粉を安全に使うためには、以下の点を意識すると安心です。 ▷ フッ素入り歯磨き粉の使い方 ▷ 選ぶ際のポイント 当院の見解 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、フッ素配合製品の使用を原則として「可」としつつも、濃度や使用方法に応じたアドバイスを個別に行っています。 とくに、天然歯が多く残っている方・虫歯リスクが高い方には、フッ素を取り入れたケアの方が望ましいと判断されるケースが大半です。 コンクールシリーズはインプラントにも適している? 「コンクールって、インプラントにも使っていいんですか?」このご質問も、インプラント治療を終えた患者様からよく寄せられるものの一つです。 結論から言えば、コンクールシリーズはインプラント治療後のセルフケアにも非常に適した製品です。特に「コンクールジェルコートF」と「コンクールF(うがい薬)」は、当院でも推奨することがあり、多くの患者様に愛用いただいています。 コンクールジェルコートFの特長 「コンクールジェルコートF」は、以下のような特徴を持ち、インプラントにもやさしい設計となっています。 ▷ 低刺激・低発泡・無研磨 ▷ フッ素950ppm配合 ▷ クロルヘキシジン(CHX)配合 コンクールF(うがい薬)の活用も効果的 「コンクールF」は、グルコン酸クロルヘキシジン(CHX)配合の洗口液であり、ブラッシング後の補助ケアとして非常に有効です。 当院では、術後や歯ぐきに炎症傾向がある患者様に、コンクールFの使用をおすすめするケースが多く、定期メンテナンスでも効果を実感されています。 コンクールシリーズの総合的なメリット 特徴 メリット 低刺激設計 インプラント周囲の粘膜にやさしく、安心して使える フッ素配合(ジェルコート) 天然歯の虫歯予防が同時に可能 抗菌作用(CHX) インプラント周囲炎の予防に寄与 泡立ち・刺激が少ない 長時間のブラッシングにも適している 当院の評価 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、コンクールシリーズを“市販品のなかでも非常にバランスが良い製品”として高く評価しています。とくに、「何を使えばいいか迷う」「最初は無難なものを使いたい」という方には、最初の1本としてコンクールジェルコートFをおすすめすることも多いです。 ただし、どんなに優れた製品でも、適切なブラッシングと定期メンテナンスがあってこそ効果を最大限に発揮します。あくまで“補助的な役割”として、正しいケア習慣と併用することが大切です。 インプラント専用歯磨き粉と市販品の違いとは? インプラントを長持ちさせるためには、日々のセルフケアが非常に重要です。そのなかでも、「どの歯磨き粉を使うか」は、人工歯や周囲の粘膜の健康に影響する重要な要素となります。 現在では、市販の歯磨き粉のなかにもインプラントに適した製品は存在しますが、“インプラント専用歯磨き粉”との間には明確な違いがあります。 市販品の特徴と注意点 市販の歯磨き粉は、幅広いユーザーに向けて開発されており、以下のような特性を持っています。 ▷ 特徴 ▷ インプラント治療後の注意点 そのため、市販品を選ぶ場合は、「無研磨」「低発泡」「インプラント対応」などの表記を慎重に確認する必要があります。 インプラント専用歯磨き粉の特徴 一方、歯科医院などで取り扱われるインプラント専用歯磨き粉は、インプラント治療後の方に特化した設計がなされています。 ▷ 主な特徴 つまり、インプラントを「長く快適に使う」ことを前提に、素材・成分・使い心地が緻密に設計されているのです。 どちらを選ぶべきか? 結論としては、インプラント治療後の方には、できるだけインプラント専用またはそれに準じた製品を使用することをおすすめします。ただし、市販品でも下記のような条件を満たすものは、代用可能です。 ▷ 市販品を選ぶ際のチェックリスト 当院のご提案 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、患者さまの口腔状態やインプラント部位の状態に応じて、市販品と専用品の中から最適なケア製品をご提案しています。「何を使えばいいか分からない」「いま使っている歯磨き粉は合っている?」と不安な方も、遠慮なくご相談ください。 まとめ:フッ素や市販製品も、選び方と使い方で差が出ます インプラント治療の成功は、手術だけで完結するものではありません。毎日のセルフケアが、インプラントの寿命と快適性を左右する重要なカギとなります。 歯磨き粉ひとつを取っても、研磨剤や発泡剤の種類、フッ素の濃度、抗菌成分の有無など、選ぶべきポイントは数多くあります。特にインプラントを埋入したあとは、粘膜にやさしく、周囲炎を防ぐための成分設計がされた製品を選ぶことが不可欠です。 「フッ素入りは使っていいの?」「コンクールって本当に安全なの?」という疑問も多いですが、結論としては、フッ素もコンクールも、正しく選び・正しく使えば、インプラントの維持に非常に有効です。 この記事でお伝えしたポイント 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、インプラント治療後のホームケアに関するアドバイスにも力を入れており、患者さま一人ひとりに合わせた製品選び・使い方のご提案を行っています。 「何を使えばいいか分からない」「使ってはいけない成分ってあるの?」そんな不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。インプラントを長く快適に使い続けるための“正しいセルフケア”を、私たちがしっかりサポートいたします。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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「全部インプラントにしたいけど…」費用の不安に専門医が本音で答えます
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「全部インプラントにしたいけど…」費用の不安に専門医が本音で答えます

「奥歯がほとんど残っていない」「入れ歯ではもう噛めない」そんな方にとって、すべての歯をインプラントで補う治療は、しっかり噛める生活を取り戻すための有力な選択肢です。 しかし、いざ検討しようとすると「全部インプラントにしたら、いくらかかるんだろう?」という疑問が立ちはだかります。実際、費用のイメージがつかないまま不安だけが先行して、治療に踏み切れないという声も少なくありません。 本記事では、次のような疑問にお答えしながら、「全部インプラントの費用相場と、その内訳・選択肢」についてわかりやすく解説します。 大阪でインプラント専門治療に力を入れている帝塚山スマイルデザインクリニックが、費用と価値のバランスをふまえた選び方をご紹介いたします。 全部インプラントとは?従来の治療との違い 「全部インプラント」とは、歯をすべて失った、あるいは残っている歯をすべて抜歯したあとに、インプラントによって全体を補う治療法です。主に、以下のような状態の方が対象となります。 これまで、このようなケースでは「総入れ歯」しか選択肢がありませんでしたが、近年では4〜6本のインプラントで歯列全体を支える治療法(オールオン4等)の登場により、固定式の選択肢が現実的になりました。 従来の治療との違い①|“固定式”であること 総入れ歯は粘膜の上に乗せる“取り外し式”の装置であり、使用中のズレや不安定さが避けられません。一方、全部インプラントは顎の骨にしっかり固定される“固定式”であるため、 といったメリットがあります。 従来の治療との違い②|骨に力が伝わる 入れ歯は歯ぐきで支える構造であるため、顎の骨に刺激が加わらず、徐々に骨が痩せていきます。これに対し、インプラントは骨と直接結合する構造であるため、咀嚼の刺激が骨に伝わり、骨量の維持にもつながるといわれています。 これは見た目の老け込み予防にも大きく関係しており、「全部インプラントは機能だけでなく見た目の若々しさも保ちやすい」という点で注目されています。 全部インプラントにも複数の方法がある 一口に「全部インプラント」といっても、治療法にはいくつかのバリエーションがあります。代表的なのは以下の2つです。 治療法 概要 フルマウスインプラント 失った歯の本数と同じ本数のインプラントを埋入し、1本ずつ被せ物を装着する オールオン4(All-on-4) 片顎4~6本のインプラントで、12本前後の人工歯を一体型で装着する 後者の「オールオン4」は、費用や手術の負担を抑えつつ、固定式で機能性も高いという点から、当院でも採用されている治療法です。 全部インプラントの費用相場はどのくらい? 「全部インプラントにしたらいくらかかるのか?」という疑問は、誰もが最初に抱くものです。実際の費用は、治療法・本数・素材・医院の体制などによって大きく異なりますが、ここでは一般的な費用相場をもとに、考え方のポイントをご紹介します。 フルマウスインプラント(1本ずつ埋入する場合) すべての歯を1本ずつインプラントで補う「フルマウスインプラント」は、最も費用が高額になる治療法です。 ▷ 概算費用の目安 この方法は、1歯に対して1本のインプラント+1本の被せ物を使用するフルスペックな治療ですが、実際には1本ずつではなく、2本のインプラントで3〜4本の人工歯を支える、あるいは3本のインプラントで5本の人工歯を支えるといった「インプラントブリッジ」方式が主流となっています。 つまり、全体で28本の歯に対して28本のインプラントを埋入するようなケースは非常に稀であり、本数を最適化しつつ、機能性と審美性を両立する設計が多く採用されています。 とはいえ、使用するインプラントの本数が多くなる分、費用は高額になりやすく、外科的負担や治療期間の長期化も避けられません。そのため現在では、より少ない本数で安定性を確保できる「オールオン4/6」が現実的な選択肢として支持されつつあります。 オールオン4・オールオン6(固定式ブリッジを支える方式) 現在主流となっているのは、少数本のインプラントで複数歯を支える「オールオン4」「オールオン6」という治療法です。 ▷ 概算費用の目安(片顎) 項目 費用目安(税込) オールオン4(4本) 約200〜300万円 オールオン6(6本) 約250〜350万円 上下両顎(オールオン4×2) 約400〜600万円 この方式は、インプラントの本数を4〜6本に抑えつつ、歯列全体を支える一体型のブリッジを装着する方法で、費用・機能・審美性のバランスがよく、「全部インプラント」を現実的に実現できる方法として選ばれています。 費用の差が出る主な要因とは? 全部インプラントの費用は、以下のような要因によって変動します。 たとえば、ジルコニアブリッジ+即時負荷+上下顎治療+骨造成ありというケースでは、片顎で400万円前後、上下で800万円以上になることもあります。 帝塚山スマイルデザインクリニックの費用設計 当院では、「オールオン4/オールオン6」の治療を中心に、わかりやすい費用体系で治療を行っています。 費用のご相談は、決して気が引けるものではありません。「まずはいくらぐらい必要かを知りたい」という段階からでも、安心してご相談いただけます。 全部インプラントの費用を抑えるために知っておきたいこと 「インプラントで全部の歯を治したいけど、費用が心配…」という声は少なくありません。確かに、すべての歯を補うインプラント治療は高額な部類に入りますが、工夫次第で費用を最適化することも可能です。 ここでは、無理なく治療を受けるために知っておきたい4つのポイントをご紹介します。 1. 「オールオン4」で本数を最小限に抑える 最大の費用抑制ポイントは、必要なインプラントの本数を減らすことです。通常、全歯を個別にインプラントで補うと10本以上必要になりますが、「オールオン4」では4本で片顎すべての人工歯を支えることが可能です。 この構造により、 といった効果があり、機能性を維持しながら費用も現実的な水準に収めることができます。 2. 「即時負荷対応」の場合、仮歯の製作費も節約に 当院で提供しているオールオン4は、手術当日に仮歯を固定できる“即時負荷”にも対応しています。これは、手術直後から歯が入るため生活上の不自由が少ないだけでなく、仮歯・仮義歯の作製費用や通院回数の削減にもつながります。 ただし、骨の状態や全身疾患によっては即時負荷が適用できないこともあるため、術前診断が重要です。 3. デンタルローンや医療費控除で経済的負担を分散 全部インプラントの治療費は、確かに高額です。しかし、一括払い以外の支払い方法を選ぶことで、経済的な負担を分散することが可能です。 ▷ 利用できる制度の一例 こうした制度を上手に活用すれば、「予算的に難しいと思っていたけど現実的にできた」というケースも多く見られます。 4. 素材選びで差が出ることも 使用する上部構造(人工歯)の素材によっても、治療費には差が出ます。たとえば、オールオン4や6で選ばれる、主な素材の費用感は以下の通りです。 ただし、価格だけを見て素材を選ぶと、見た目・噛み心地・耐久性に後悔が残ることも。将来的な再治療コストまで含めて、総合的な費用対効果を考えることが大切です。 まとめ:費用だけでなく“価値”で考える全部インプラント 「全部インプラントにしたら、いくらかかるのか?」この問いに対しては、治療法・本数・素材・追加処置などにより金額が大きく異なるため、一概に「○○万円」とは言い切れません。 しかし、現在主流となっている「オールオン4」や「インプラントブリッジ」といった手法の登場により、500万円前後から現実的に固定式の歯列を取り戻すことができる時代になっています。 確かに、保険の総入れ歯と比べれば高額な治療です。しかし、 といった「費用を上回る価値」を実感される方が多くいらっしゃいます。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、費用面のご不安を丁寧にお伺いしながら、ご希望とご予算に応じた最適な治療プランをご提案いたします。無料カウンセリングも実施しておりますので、「まず話を聞いてみたい」「自分の場合はいくらぐらいかかる?」という方も、お気軽にご相談ください。 “一生に一度の選択”だからこそ、費用ではなく「価値」で判断する。全部インプラントは、単なる歯の治療ではなく、人生の質を取り戻すための治療です。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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インプラントの被せ物はどれがいい?素材の種類と特徴を徹底解説
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インプラントの被せ物はどれがいい?素材の種類と特徴を徹底解説

インプラント治療を検討している方にとって、「人工歯の見た目はどうなるのか」「どんな素材から選べるのか」は大きな関心事のひとつです。インプラントにおける「被せ物(上部構造)」は、単なる“詰め物”ではなく、審美性・耐久性・清掃性など多くの要素に関わる重要なパーツです。 しかし、実際には「何種類あるのか分からない」「素材の違いがよく分からない」「おすすめはどれ?」といった疑問を持つ方も多く、治療後に「もっと調べておけばよかった…」と後悔されるケースも見受けられます。 本記事では、以下のような内容について詳しく解説します。 見た目の自然さ、噛み心地の快適さ、将来のメンテナンス性など、さまざまな要素に影響する「被せ物の選び方」。大阪でインプラント専門治療を行う帝塚山スマイルデザインクリニックが、素材選びで後悔しないための知識をわかりやすくお届けいたします。 インプラントの被せ物(上部構造)とは? インプラント治療は、大きく分けて3つのパートで構成されています。 このうち「被せ物(上部構造)」は、見た目や噛み心地に直結する最も表面的なパーツであり、患者さまが日常生活のなかで直接目にし、使用する部分です。 被せ物は“見た目”と“機能性”の要になる 被せ物は、いわゆる「人工歯」の役割を担います。天然歯と同様に、 などを果たします。 とくに前歯部のインプラントでは、見た目の自然さや透明感が審美的満足度に大きく関わるため、被せ物の素材選びが非常に重要です。 一方で、奥歯のインプラントでは、噛む力への耐久性や、すり減りにくさといった機能面が重視される傾向があります。 素材によって治療費・強度・見た目が大きく異なる インプラントの被せ物には、さまざまな素材が存在しており、それぞれにメリット・デメリットがあります。代表的な素材には以下のようなものがあります: 素材によって、 が大きく異なるため、単に「高いものがいい」「白ければOK」という判断はおすすめできません。 インプラントの被せ物にはどんな種類がある? インプラントの被せ物(上部構造)には複数の種類があり、見た目・強度・価格・耐久性といった観点でそれぞれ特徴が異なります。ここでは、代表的な5つの素材について、それぞれの特徴を詳しく解説します。 ジルコニアクラウン|強さと美しさを兼ね備えた高性能素材 近年もっとも多く使用されているのが、ジルコニア(人工ダイヤモンドの一種)で作られた被せ物です。 特徴 注意点 ジルコニアは、審美性と強度のバランスを取りたい方に適した素材で、当院でも第一選択として採用することが多いです。 オールセラミッククラウン(e.maxなど)|天然歯に近い透明感 オールセラミックは、金属を一切使わずにセラミックのみで作られた被せ物です。 特徴 注意点 とにかく見た目にこだわりたい方には、オールセラミックが最適です。 メタルボンドクラウン|実績豊富な“金属+セラミック”の定番素材 メタルボンドは、金属のフレームにセラミックを焼き付けた構造のクラウンです。 特徴 注意点 近年では金属アレルギーを懸念してジルコニアへ移行する傾向が強まっていますが、重度の咬合力がかかる症例では選択肢となることもあります。 ハイブリッドセラミッククラウン|セラミックとレジンの中間素材 セラミックとレジンを混合して作られた、中強度・中価格帯の素材です。 特徴 注意点 当院では、費用を抑えたい奥歯の単冠などに限定して検討する素材としています。 レジン前装冠(保険対応)|インプラントには基本的に不向き 保険治療でよく使われるレジン前装冠(プラスチック+金属)は、インプラントでは原則として使用しません。 主な理由 インプラントは「長く使う」ことが前提の治療ですので、初期費用を抑えるために不適切な素材を選ぶことは、結果的に損失となる可能性があります。 被せ物の選び方で後悔しないために知っておきたいこと インプラントの被せ物は、一度装着すれば10年、20年と使い続ける前提で選ぶものです。そのため、「とりあえず安いものでいい」「おすすめって言われたから…」といった安易な選び方は、後悔につながりかねません。 ここでは、後悔しないために知っておくべきポイントを、具体的にご紹介します。 見た目だけで選ばない|「機能性」も大切な判断基準 審美性を重視するあまり、前歯に非常に透明感の強い素材を使ったものの、割れやすくて再製作になったという例は少なくありません。逆に、奥歯に“とにかく強い素材”を選んだ結果、噛み合う天然歯を削ってしまったというケースもあります。 被せ物選びで大切なのは、見た目と機能性のバランスです。以下のような視点を持つとよいでしょう。 また、どの部位に何本インプラントを入れるかによっても、適した素材は変わってきます。 被せ物の構造と「装着方式」も意外と重要 見落とされがちなのが、被せ物の装着方式(スクリュー固定 or セメント固定)です。 被せ物の種類によって、どちらの装着方式が適しているかが変わるため、素材だけでなく装着方式の選択も治療設計に含まれるべき要素です。 メンテナンスのしやすさも素材によって異なる たとえば、ジルコニアクラウンはプラークが付きにくく、セルフケアがしやすいというメリットがありますが、一方でハイブリッドセラミックなど柔らかい素材は、歯垢が付着しやすく、細かい清掃が必要になる場合もあります。 つまり、「毎日のケアにかけられる時間」や「歯科医院でのメンテナンス頻度」など、ライフスタイルに合わせた素材選びも重要な視点なのです。 安さだけで選ぶと、将来的に“高くつく”ことも 初期費用を抑えるために安価な素材を選んだ結果、 といったトラブルに発展し、かえって総費用が高くなるケースも少なくありません。インプラントは“長期使用”が前提ですので、総合的な満足度で判断することが後悔しない選び方です。 当院の考え方|「おすすめの素材」は患者さまごとに異なります 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、被せ物の選択において一律に「この素材がベストです」とは言いません。 なぜなら、以下の要素が一人ひとり異なるからです。 これらを総合的に考慮しながら、審美性・機能性・耐久性・費用対効果のバランスがとれたご提案を行っています。 まとめ:被せ物の種類選びがインプラントの満足度を決める インプラント治療を成功させるためには、骨の埋入手術やアバットメントの精度だけでなく、最終的に装着する「被せ物(上部構造)」の選択が極めて重要です。見た目・噛み心地・長期的な使いやすさ。そのすべてが、どの素材を選ぶかにかかっていると言っても過言ではありません。 被せ物の種類には、ジルコニア・オールセラミック・メタルボンド・ハイブリッドセラミックなど、さまざまな選択肢があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、「どれが一番いい」ではなく、「あなたにとって何が最適か」を見極めることが大切です。 こうした点をふまえて、専門的な視点で素材を選び分けることが、後悔のないインプラント治療への第一歩となります。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、豊富な被せ物素材の取り扱いと、精密な設計・技工の実績をもとに、患者さま一人ひとりに合わせた最適なご提案を行っております。 「どの素材が合っているか分からない」「被せ物で失敗したくない」そうしたお悩みをお持ちの方は、ぜひ当院へご相談ください。“見た目も機能も満足できる”インプラント治療を、私たちが全力でサポートいたします。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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インプラントに研磨剤入り歯磨き粉はNG?選び方と注意点を専門医が解説
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インプラントに研磨剤入り歯磨き粉はNG?選び方と注意点を専門医が解説

インプラント治療を受けたあと、「どんな歯磨き粉を使えばいいのか分からない」と悩んでいませんか?市販の歯磨き粉には“研磨剤”が含まれているものも多く、使用を続けることでインプラントの人工歯や周囲の歯ぐきに悪影響を及ぼすことがあります。 とくに「研磨剤入りの歯磨き粉はインプラントにダメ」とされる理由を理解していないまま使い続けていると、せっかくの治療結果が台無しになることも。 本記事では、以下のような内容をわかりやすく解説してまいります。 大阪でインプラント治療を専門的に行う帝塚山スマイルデザインクリニックが、「治療後も長く快適に使い続けるためのケア習慣」について、専門的な視点から丁寧にお伝えいたします。 研磨剤入り歯磨き粉がインプラントにNGな理由 インプラント治療が完了したあとも、その快適さを長く維持するためには、毎日のセルフケアが非常に重要です。そのなかでも意外と見落とされがちなのが、「歯磨き粉の選び方」です。 とくに、研磨剤入りの歯磨き粉はインプラントには不向きであるとされています。その理由を、具体的に解説していきましょう。 研磨剤とは?歯磨き粉に含まれる理由 研磨剤とは、歯磨き粉に含まれる微細な粒子のことです。主に以下の目的で使用されています。 代表的な研磨剤には、炭酸カルシウム・シリカ・リン酸水素カルシウムなどがあります。市販のホワイトニング系歯磨き粉やタバコのヤニ取り用製品には、高濃度の研磨剤が含まれていることが多いです。 インプラントの人工歯は“削れてしまう”可能性がある インプラントの上部構造(人工歯)は、セラミックやジルコニアなどの素材でできており、天然歯とは性質が異なります。こうした人工歯の表面に、研磨剤入り歯磨き粉を使い続けると、少しずつ表面が荒れてしまうことがあります。 このように、見た目の美しさだけでなく、長期的な耐久性にも影響が出る可能性があるのです。 歯ぐきやインプラント周囲の粘膜にも負担が 研磨剤は硬い粒子であるため、やわらかい粘膜や歯ぐきには刺激が強すぎる場合があります。とくにインプラントの周囲は、天然歯のような「歯根膜」が存在しないため、防御力が弱く、炎症を起こしやすいデリケートな構造になっています。 研磨剤が歯ぐきに擦過傷を与えると、細菌感染や**インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)**のリスクを高めてしまうことになります。 一度傷んだ人工歯は簡単には修復できない 天然歯であれば、表面の着色や細かい傷は、クリーニングやリペアである程度回復できます。しかしインプラントの人工歯は、構造上修復が難しいため、表面が傷つくと基本的には作り直しになることがほとんどです。 つまり、「研磨剤入りの歯磨き粉をなんとなく使い続けること」が、数年後に大きな出費と手間を招くリスクにつながるということです。 インプラントを長持ちさせるための歯磨き粉の選び方 インプラント治療は一度きりの処置ではなく、その後のセルフケアを含めて「治療が完成する」といっても過言ではありません。とくに、毎日使う歯磨き粉の選択は、インプラントの寿命や美しさを左右する大切なポイントです。 ここでは、インプラント治療後に適した歯磨き粉の選び方を、成分・機能の両面から解説します。 基本は「低研磨性」または「無研磨」の製品を選ぶ まず最も重要なのは、研磨剤が少ない、または含まれていない歯磨き粉を選ぶことです。 歯磨き粉パッケージでの見分け方 こうした表記があるものは、インプラント周囲へのダメージを最小限に抑えながらケアが可能です。とくに前歯など審美性の高い部位のインプラントでは、低研磨性の歯磨き粉の使用が強く推奨されます。 フッ素配合はOK?それともNG? 「フッ素はインプラントに使っても大丈夫ですか?」という質問も多くいただきますが、基本的には問題ありません。 ただし注意点として、チタン製のアバットメントに高濃度のフッ素が長期間接触すると腐食の可能性があると指摘されることもあります。そのため、 という基準で判断されると良いでしょう。 また、フッ素のむし歯予防効果は、周囲の天然歯を守るうえで重要です。インプラント周囲の口腔環境を清潔に保つためにも、適切に活用していくことが大切です。 殺菌成分・抗炎症成分の有無にも注目 インプラント周囲炎の予防という観点では、プラークの抑制や歯ぐきの炎症予防に有効な成分が含まれている歯磨き粉がおすすめです。 代表的な有効成分には以下のようなものがあります: これらの成分は、インプラントのトラブル予防だけでなく、天然歯の健康維持にも役立ちます。 フレーバーや泡立ちも重要な“使いやすさ”の要素 実際に毎日使用するうえで、味や泡立ちの好みも歯磨き粉選びの大切な要素です。泡立ちが強すぎると磨いた気になってしまい、磨き残しが発生することもあるため、低発泡・低香料タイプを好む方も少なくありません。 当院では、患者さまの口腔環境・治療部位・お好みに応じて、市販品や専門製品の中から最適なものをご提案しています。「何を選べばいいか分からない」「使っている歯磨き粉が合っているか不安」と感じたら、どうぞお気軽にご相談ください。 インプラント周囲炎を防ぐために大切な日々のセルフケア インプラントは虫歯にならないとはいえ、歯周病と似たような症状が起こる「インプラント周囲炎」には十分な注意が必要です。特にセルフケアの質が低いと、せっかく埋入したインプラントが数年でダメになるリスクさえあります。 ここでは、研磨剤の問題も含めた、インプラントを守るための日々のセルフケアについて解説します。 インプラント周囲炎とは? インプラント周囲炎とは、インプラントの周囲に細菌が繁殖し、歯ぐきの腫れ・出血・骨の吸収などを引き起こす炎症性疾患です。天然歯でいう歯周病に相当しますが、インプラントには「歯根膜」がないため、進行が早く、発見が遅れると重症化しやすいという特徴があります。 放置すると以下のような症状に発展することもあります。 つまり、インプラント周囲炎の予防こそが、インプラントを長く保つ最大のポイントなのです。 歯磨き粉だけでなく「磨き方」も重要 研磨剤を含まない歯磨き粉を選んでも、ブラッシングが雑だったり、磨き残しが多かったりすると意味がありません。インプラント周囲の清掃には、以下のようなポイントが重要です。 特に前歯部のインプラントは見た目も大事なので、力を入れすぎず丁寧に磨くことが求められます。 補助清掃用具の活用が予防のカギ 歯ブラシだけではインプラント周囲のすべての汚れを取りきることは困難です。とくに”インプラントと歯ぐきの境目や隣接部(歯と歯の間)“は、プラークがたまりやすく、周囲炎の温床になりやすい部位です。 そのため、以下のような補助的な清掃用具の使用が推奨されます: こうした器具を上手に使いこなすことで、プラークの残存を防ぎ、炎症の発症リスクを大幅に下げることができます。 定期メンテナンスとの併用がインプラントを守る 日々のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的なメンテナンスもインプラントを守るためには欠かせません。インプラント治療後も、半年に1回以上のメンテナンスを継続することで、 などが行われ、セルフケアではカバーしきれない部分をプロが補完してくれます。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、インプラント専門の視点から設計されたメンテナンスプログラムを提供しており、長期的なトラブル予防に力を入れています。 セルフケアは「知識×習慣」で続けやすくなる 研磨剤の有無に限らず、セルフケアは「分かっていても続けられない」という声が多いものです。だからこそ、正しい知識と、無理のない習慣化が成功のカギになります。 ご自身の生活スタイルに合わせた形で、少しずつ意識していくことが、インプラントを10年、20年と快適に使い続けるための土台となるのです。 まとめ:インプラントには研磨剤なしのやさしいケアが正解 インプラント治療は、見た目と機能の回復を両立できる素晴らしい選択肢ですが、その価値を長く維持するには術後のケアが欠かせません。なかでも、毎日使う「歯磨き粉」の選び方は意外と重要であり、とくに研磨剤入りの製品は避けるべきであることを、ぜひ覚えておいてください。 研磨剤入り歯磨き粉を使い続けると、人工歯の表面に細かい傷がつき、汚れが付きやすくなったり、光沢が失われたりします。さらに、歯ぐきにダメージを与えることで、インプラント周囲炎のリスクも高めてしまいます。 その一方で、適切な歯磨き粉を選び、正しいブラッシングと補助清掃を組み合わせ、定期的なメンテナンスを受けていれば、インプラントは10年、20年と快適に使い続けることができる治療です。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、インプラントの専門治療だけでなく、治療後のセルフケア指導にも力を入れており、患者さま一人ひとりに最適なケア用品や磨き方をご提案しています。 「市販の歯磨き粉で本当にいいのかな?」「インプラントをできるだけ長く使いたい」そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。治療後こそ、あなたのインプラントの価値が問われる時間。正しい知識とやさしいケアで、その価値を守っていきましょう。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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インプラントとホワイトニングを両立する方法|治療前後に知っておきたい注意点と色の選び方
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インプラントとホワイトニングを両立する方法|治療前後に知っておきたい注意点と色の選び方

「インプラント治療を受けたら、歯の色にもこだわりたい」「せっかくの人工歯だから、白くきれいな歯でいたい」そんなご希望を持つ方が近年増えています。 インプラント治療は、失われた歯を取り戻すだけでなく、見た目の美しさを追求できる治療でもあります。その一方で、インプラントの人工歯(上部構造)にホワイトニングができるのかという疑問を抱く方も多く、治療後に「思っていた色と違う」「天然歯だけ白くなってバランスが悪い」と後悔するケースも見られます。 本コラムでは、「インプラント ホワイトニング」というテーマのもと、以下のようなポイントをわかりやすく解説してまいります。 インプラント治療とホワイトニングの相性や正しい順序を知ることで、より満足度の高い治療結果を得られるはずです。大阪でインプラント治療に専門的に取り組む帝塚山スマイルデザインクリニックが、治療前後の審美的な計画づくりの重要性をお伝えいたします。 インプラントにホワイトニングはできるのか? 結論から言えば、インプラントそのものにホワイトニングはできません。ただし、治療の計画段階で「白さ」に配慮することで、全体の見た目を美しく整えることは可能です。 インプラントの人工歯は薬剤で白くならない ホワイトニングは、過酸化水素などの薬剤によって天然歯の内部にある色素を分解し、歯の色を明るくする処置です。しかし、インプラントの上部構造であるセラミックやジルコニアなどの人工歯は、色素を分解する構造を持っていません。そのため、ホワイトニングを行っても色の変化は起こらないのです。 また、インプラント治療では「人工歯の色」を周囲の天然歯に合わせて製作するため、治療前にホワイトニングをしておかないと、後から色を明るくすることが難しくなります。 ホワイトニングを希望するなら“順番”が重要 「歯を白くしたい」と考える方がインプラント治療を受ける際には、治療の前にホワイトニングを行うことが推奨されます。そうすることで、白くなった天然歯に合わせてインプラントの人工歯を製作でき、違和感のない色調で仕上げることが可能です。 反対に、先にインプラント治療を終えてしまうと、ホワイトニングで周囲の天然歯だけが白くなり、人工歯が浮いて見えるという審美的な問題が発生するリスクがあります。 インプラント周囲の色のバランスも大切 口元の印象は、歯の「色」だけでなく、色の“バランス”によって大きく左右されます。とくに前歯部のインプラントでは、左右対称性が崩れると違和感が出やすいため、左右の色味や質感の揃え方には細やかな設計が求められます。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、CTと口腔内スキャナーを用いた審美シミュレーションを通じて、白さと自然さのバランスを事前に確認しながら治療を進めていきます。「ただ白ければいい」ではなく、「顔全体になじむ仕上がり」に導くための設計力が重要なのです。 ホワイトニングを行うなら“いつ”がベスト? インプラント治療とホワイトニングは、それぞれ異なる目的を持つ治療ですが、「白く自然な見た目」を求める方にとっては、両者のタイミングを適切にコントロールすることが非常に重要です。タイミングを間違えると、理想の見た目から遠ざかってしまうだけでなく、やり直しや追加費用の発生につながることもあります。 基本は「インプラント治療前のホワイトニング」 結論としては、ホワイトニングはインプラント治療より先に行うのが基本です。なぜなら、インプラントの人工歯(上部構造)は、ホワイトニングで色を変えることができないため、天然歯の白さに合わせて製作する必要があるからです。 白くなった天然歯の色に合わせてインプラントを製作することで、仕上がりに統一感が出ます。とくに前歯や笑ったときに見える範囲にインプラントを入れる場合は、先にホワイトニングを済ませることで、見た目の完成度を格段に高めることができます。 【ホワイトニング→インプラント】の流れがおすすめな理由 インプラント治療後にホワイトニングをしたい場合は? すでにインプラント治療が完了している方の中には、「やっぱり歯を白くしたい」と考える方もいるでしょう。その場合、インプラント以外の天然歯だけをホワイトニングすることは可能ですが、人工歯の色とのギャップが目立つ可能性があります。 このようなケースでは、ホワイトニングを行った後に「上部構造の再製作」を行い、白くなった天然歯に色を合わせるという選択肢もあります。ただし、 といった点を理解しておく必要があります。 治療スケジュールを立てる際は歯科医とよく相談を ホワイトニングの施術タイミングは、口腔内の状態や治療の進行度、希望する白さなどによって最適解が異なります。とくに複数本のインプラント治療を行う場合は、色調だけでなく形状・左右のバランスなど複数の要素を同時に設計する必要があるため、慎重なプランニングが求められます。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、インプラント治療前にご希望を丁寧にヒアリングし、「ホワイトニングを含めた総合的な審美設計」をご提案しています。治療の満足度を高めるためにも、スケジュールの立て方から一緒に考えていきましょう。 どこまで白くできる?ホワイトニングの限界と人工歯の色選び 「とにかく白くしたい」という希望をお持ちの方も少なくありませんが、実際の治療設計では、ただ白いだけでは不自然に見える場合もあります。ホワイトニングで白くできる“限界”を理解しつつ、インプラントの人工歯をどのように選べばよいかを見ていきましょう。 ホワイトニングで得られる白さには“個人差”がある ホワイトニングによって歯を白くすることは可能ですが、効果には個人差があることを知っておく必要があります。 これらの要因によって、ホワイトニング後に到達できる「明るさ」は異なります。たとえば、加齢による黄ばみは比較的落としやすい一方で、内因性の変色は白くなるまでに時間がかかったり、限界があったりします。 そのため、「どのくらい白くできるか」をインプラントの色決定前にしっかり把握しておくことが重要です。 人工歯の白さは自由に決められるが… インプラントの人工歯(セラミックやジルコニアなど)は、自由に色調を設計できます。市販のシェードガイド(歯の色見本)を参考にして、希望の白さに近い色で製作することが可能です。 しかし、いくら白く設定できるといっても、周囲の天然歯や顔全体との調和を無視すると「浮いた印象」になるため注意が必要です。とくに、上下で白さが極端に違う・左右非対称・艶感が不自然といった状態になると、かえって見た目の違和感が強くなります。 「自然に見える白さ」が最も美しい 本当に美しい歯の白さとは、「顔全体の印象と調和していること」「口元の明るさを引き出していること」です。したがって、インプラントの人工歯を作る際には、以下の点に注意する必要があります。 これらを丁寧に反映させるには、高い技工技術と審美設計の経験が不可欠です。帝塚山スマイルデザインクリニックでは、熟練の歯科技工士と連携し、一人ひとりの顔貌に調和する“自然な白さ”を実現しています。 白すぎる人工歯は後悔のもとに? 一部の芸能人のような真っ白な歯に憧れる方もいらっしゃいますが、過度に白すぎる人工歯は、逆に人工的で不自然な印象を与えるリスクもあります。 当院では、患者さまのご希望を尊重しつつも、最終的に「後悔しない色選び」ができるよう丁寧にアドバイスいたします。ホワイトニングとの組み合わせも踏まえた「色の最適解」は、人によって異なるからこそ、プロによるガイドが大切なのです。 インプラント治療とホワイトニングを同時に考えるメリット インプラントとホワイトニングは、一見まったく異なる治療に見えるかもしれません。しかし、見た目の美しさを重視する場合には、この2つを別々に捉えるのではなく、セットで設計することが理想的です。ここでは、インプラント治療とホワイトニングを一体的に計画することで得られるメリットをご紹介します。 審美的な完成度が高まる 最も大きなメリットは、仕上がりの美しさが格段に向上することです。インプラント治療を先に終えてしまうと、後からホワイトニングをしても人工歯の色が変えられず、色ムラが生じる原因になります。反対に、ホワイトニングをあらかじめ行い、その白さに合わせて人工歯を設計することで、統一感のある自然な口元に仕上げることができます。 このように、治療順序のコントロールによって得られる見た目の差は非常に大きく、日常生活での自信や表情の明るさにもつながります。 治療のやり直しや再製作を防げる ホワイトニングの順番を誤ると、最終的に「インプラントの人工歯を作り直さなければならない」という事態になることもあります。これは費用や時間のロスになるだけでなく、患者さまの心理的な負担にもつながりかねません。 あらかじめ「どのタイミングでホワイトニングを行うか」を含めて治療計画を立てることで、 といった、効率面・経済面でも多くのメリットを得られます。 担当医とのコミュニケーションがスムーズに インプラントとホワイトニングを別々の医院で行う場合、情報の共有や連携不足により、色調のズレや治療方針の違いが起こる可能性があります。とくに、「ホワイトニングでどの色まで明るくなるか」を踏まえずにインプラントを設計すると、仕上がりに不一致が生じてしまいます。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、インプラント治療とホワイトニングの両方を同一施設内で対応しており、色調・素材・設計を一貫してコントロールできます。そのため、患者さまとの意思疎通もスムーズで、無駄のない治療が可能です。 “トータルデザイン”によって笑顔が変わる 歯の機能を回復するだけでなく、見た目の美しさまでこだわることで、笑顔そのものの印象が大きく変わります。歯の色・形・並び・バランスを総合的にデザインできるのは、インプラントとホワイトニングを同時に計画する大きな強みです。 たとえば、 といった変化が期待できます。 当院では、患者さま一人ひとりの理想とする「口元の美しさ」を具体的にヒアリングし、見た目・機能の両面を高いレベルで両立する治療設計をご提案しています。 まとめ:ホワイトニングを視野に入れたインプラント設計が理想的 インプラント治療は、単に「歯を補う」ためのものではありません。天然歯に近い見た目と機能を追求できる治療だからこそ、「見た目の美しさ」も含めてしっかりと計画することが求められます。なかでも「ホワイトニングとの関係」は、後悔しないインプラント治療を実現するために欠かせない視点です。 本記事でお伝えしたように、インプラントの人工歯はホワイトニングで白くすることができません。そのため、ホワイトニングを希望する場合は、必ずインプラント治療の前に実施することが重要です。白くなった天然歯に合わせて人工歯を製作すれば、仕上がりに統一感が生まれ、自然で美しい笑顔へとつながります。 また、インプラントとホワイトニングを一体的に設計することで、色ムラや不自然な印象を防ぎ、再治療のリスクも減らすことが可能です。歯の色・形・並びのすべてをバランスよく整えるためには、審美設計に強い歯科医院での治療が欠かせません。 帝塚山スマイルデザインクリニックでは、インプラント専門医院としての経験に加え、審美歯科の視点を取り入れた総合的な治療計画をご提案しています。ホワイトニングも含めて「どんな口元を目指したいのか」を丁寧にヒアリングしながら、一人ひとりに合わせた最適な治療を提供しています。 インプラントも白さも、どちらも妥協したくない――そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。見た目も噛み心地も、心から満足できるインプラント治療を私たちが全力でサポートいたします。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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