インプラントの歴史は50年以上にもなりました。自分の歯のようによく噛める素晴らしい治療ですが、患者様のなかでは、良い噂を聞かない、怖い治療など残念な評価を受けていることも多々あるのも現実です。私としてはすごく残念な気持ちでいっぱいです。
それではなぜそのような評価を受けているのでしょうか。インプラント技術は高度な技術が必要で、それ相応の修練を積まないと良い治療結果を得ることはできません。そして、さらに患者様が望む、『痛みを少なくし、治療期間が早く終わるようにする』には、そこからさらなる技術が必要になります。
インプラント大阪が目指しているのは、しっかりとインプランオで噛めるのは当然であり、そこに至るまでの苦痛や期間をできるかぎり短くするためにはどうすれば良いかをいつも考えて治療しております。
それらを実現するために以下のようなシステムを構築するために奮闘しております。
インプラント大阪の方針
(1)『痛みを極限まで少なくするにはどうすれば良いのか』を考え続けています。
インプラント治療はしたいけど、怖いからできないでいる人が多くいます。手術は誰にとっても怖いもの。院長の私もすごく怖がりです。昔、歯を抜いたことがありますが、すごく怖かったことを覚えています。では、インプラント治療が怖くなくなる原因はなんなのでしょうか。
怖い原因としてあげられる一番の理由は『痛み』ですよね。私も痛がりなのでその気持ちよくわかります。患者様の痛みを一番少なくするにはどうしたら良いのかは私の長年の課題でした。痛みを最小限にするには、侵襲を極限まで少なくすれば良い。そこで出会ったのが、デジタル歯科治療でした。
(2)最小限の侵襲の追求
インプラント治療における最小限の侵襲とは、インプラントを埋入する際にできるだけ歯茎を開かないことにあります。その究極は、インプラントの直径分のみ丸くカットしてそこから、インプラントを中に入れることが最小限の歯茎のカットです。これ以上の最小限の侵襲はありません。そんなこと、可能なの?と思うかもしれませんが、デジタル技術の進化によって、可能になりました。それがサージカルガイドです。
(3)サージカルガイドによる、痛みの軽減、治療時間の大幅な短縮
サージカルガイドといっても皆さんピンとこないかもしれませんが、最小限の歯茎のカットでインプラントを所定の位置に埋入することができるガイドです。皆さん医科で使用するダヴィンチ・システムをご存知でしょうか。ダヴィンチ・システム(Intuitive Surgical社製da Vinci Surgical System)は、腹腔鏡手術を支援する、内視鏡下手術支援ロボットです。これも数カ所の穴を開けるだけで体の内部を触ることができます。
最近はデジタル機器と機械を使用することで、大幅な侵襲と手術時間の短縮が可能な時代になってきました。
(4)治癒期間の短縮
手術の侵襲が少なくなり、時間も短くなることは、さらなるメリットを生みます。それはその後の治癒の時間も短くなります。傷口をできるだけ小さくすることは、傷の治りも早く次の治療にもスムーズに移ることができます。それは患者様にとって非常に有益だと思います。
(5)即時荷重や抜歯即時にもサージカルガイドは有益
即時荷重とは、インプラントを入れたその日に仮歯も一緒にセットし、噛めるようにする手法です。そして抜歯即時とは、歯を抜いたその日にインプラントを埋入手法です。これは、あらかじめインプラントを入れる位置を決めて仮歯を作製しておけば可能ですが、やはり、それにはガイドが必要になってきます。そのために、口腔内スキャナーや3DプレンターやCAD/CAMソフトなどを駆使し、そのシステムを構築する必要があります。インプラント大阪は患者様の苦労や苦痛を少しでも取り除けるように日々、アップデートする新しい情報や技術をキャッチアップし、患者様に還元できるように取り組んでいます。
(6)3Dプリンターのフル活用により可能実現なこと
3Dプリンターも今の歯科に必要なアイテムになってきました。インプラント治療のガイデットサージェリーやナイトガードや仮歯、矯正治療まで3Dプリンターで作製できるようになってきております。デジタル歯科治療を使いこなす歯科医師をデジタルデティストリーといい、その恩恵は患者様にとって非常に有益です。
最後にインプラント治療に対する私の思いとは
一つ 患者様の幸せにする治療
一つ 痛みを極限まで無くし、治療期間を短くする
一つ 末長く、お食事を楽しんでもらう
すべては患者様のために。私たちはここにいます。