
「インプラントの相談に行ったら、インプラントは合わないと断られてしまった…」 「歯医者から一度断られたら、インプラントは絶対だめなの?」 このような悩みや疑問をお持ちではありませんか?歯を失った時の治療法の一選択肢であるインプラント。見た目の良い歯(インプラント)を手に入れられるので、関心をもつ方が多いです。しかし、人によっては歯医者からインプラントを断られてしまうことも。その方々は、どういった理由で断られてしまっているのか気になりますよね。 そこで当記事では、以下の内容を解説いたします。 当記事を読めば、インプラントが絶対だめになり得る9つの理由を理解できます。記事の後半では、インプラントが絶対だめかご自身で判断する3つのポイントについても併せて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。 「インプラントは絶対だめ」な患者様もおられます なんらかの理由で歯を失った際に歯を補う代表的な治療法であるインプラント。しかし、人によってはインプラントが適さないこともあります。歯科のカウンセリングを受けに行ったら、インプラントは出来ないと断られてしまったり、他の治療法を勧められたりした方もいるのではないでしょうか。 インプラントは絶対だめなのに、それに気づかずインプラントで治療を進めてしまうと、後々になんらかのトラブルが起きる可能性があります。そのため、治療を開始する前に、インプラント治療に適しているのかどうかを判断することが重要です。以下で、インプラントは絶対だめと断られる主な9つの理由について解説するので、ぜひご覧ください。 インプラントは絶対だめ?歯医者がインプラントは絶対だめと言う9つの理由 インプラントは絶対だめと断られてしまう理由は、以下の9つの理由が考えられます。 これらのインプラントが絶対だめな9つの理由について、以下でそれぞれ詳しく解説します。歯科医から一度インプラントを断られた方や、これからインプラントを検討する方は是非ご覧ください。 絶対だめな理由①:あごの骨が少ない・弱いと手術がうまくいかない あごの骨が少なかったり弱かったりすると、インプラントは絶対だめと断られる可能性が高いです。インプラント治療では、あごの骨に穴を開け、そこにインプラント体(土台)を埋入し固定します。しかし、あごの骨が少なかったり弱かったりすると、インプラント体をあごの骨にしっかりと固定することが出来ません。そのため、そのままインプラント治療を行うと失敗に終わる可能性が高く、断られることもあるのです。 ただし、あごの骨が少なく弱い方でも骨造成が行える場合は、インプラント治療も行えます。骨造成とは、あごの骨が薄いところに人工骨を足す治療法です。骨造成を行えば、骨に厚みを持たせられるため、インプラントを入れられます。しかし、骨造成はかなり難易度の高い手術で、すべての歯科医が対応できるわけではありません。そのため、骨造成手術に対応できない歯科医からはインプラント自体を断られてしまうでしょう。 当院では、他院からインプラントを求めて来院されている方が多くいます。その大半が今の医院ではインプラントができないと言われた患者様で、その理由をお聞きすると骨造成を行えないから、と仰られます。 骨造成は歯科大学を卒業した後に学ぶ技術であり、高度な技術のため、その技術がない歯科医院が多いことは仕方のないことでもあります。 たいして当院の院長は、国内だけでなく海外でも技術を学んでおり、日常的に骨造成も行っております。他院で骨造成ができないからインプラントができない、と言われてしまった方も安心してお任せください。 あごの骨が少なく弱い方は、骨造成手術に対応できる歯科医を選ぶことが重要です。骨造成については、より詳しくこちらの記事で解説しているので、併せてご覧ください。>>骨が足りなくてもインプラントができる?骨造成・骨移植について解説 絶対だめな理由②:全身疾患や持病があるとインプラントが出来ない場合も 全身疾患や持病がある場合も、インプラントは絶対だめと断られる可能性が高いです。特に、以下の全身疾患を抱えている方のインプラント治療は難易度が上がります。 インプラントは外科手術を伴います。重度の全身疾患を抱えていると、インプラントの手術中に容態が急変する可能性があるため、インプラントは絶対だめと断られる可能性が高いです。特に、高血圧の場合は、手術中に急激な血圧の変動が起こる可能性を否めません。ただし、歯科とかかりつけ医が連携し、薬で症状をコントロールするなどすれば、インプラント治療を受けられる可能性があります。 当院は全身疾患、特に高血圧の方などは、医科で使用するモニターにて全身状態の管理を行いながらインプラント手術を行います。血圧、脈拍、酸素飽和度、心電図など、全身管理のもとでインプラント手術を行いますので、全身疾患のある方でも安心してインプラント手術を受けていただけます。 絶対だめな理由③:外科手術をするためリスクがある インプラント治療は、歯茎を切開するなどの外科手術を伴います。そのため、経験不足で自信のない歯科医は、神経を傷つけるリスクがあるから絶対だめと断るケースがあるのです。実際に、過去にはインプラント治療において神経を傷つけるという医療ミスが起きています。2007年には神経損傷による死亡事故も起きています。過去に他院などで起こったインプラントの失敗例について>>インプラントに失敗してもやり直せる?本当に怖い実際の失敗例も紹介 もちろん、インプラント治療の経験が豊富な歯科医がいて、歯科用CTなどの設備がしっかり整っている歯科医院であれば、その心配は少ないです。自信のない歯科医の元で外科手術を受けるのは、患者様側も不安で仕方ないでしょう。そのため、インプラント治療を受ける場合は、歯科医院の見極めが重要になります。 当院の院長はインプラントの指導的立場にあります。 当院の院長は自身の医院で患者様の治療を行うだけでなく、他の歯科医師にインプラント治療を教える指導的立場でもあります。 歯科医にとっての「インプラントの先生」として、多くの歯科医師から相談を受けるインプラントのスペシャリストなので安心してお任せください。 ライブオペでの指導 講義 模型実習 豚を用いた実習の指導 絶対だめな理由④:金属アレルギーの場合 金属アレルギーの方も、インプラントは絶対だめと断られる可能性があります。インプラントは、身体に馴染みやすい金属チタンで出来ているので、金属アレルギーが出ることは稀です。しかし、これまでまったく金属アレルギーが出ていないわけではありません。微量の金属に反応し、掌蹠膿疱症(しょうせきほうのうしょう)と呼ばれる膿が出る症状を引き起こしたケースもあります。 そのため、金属アレルギーだとインプラント治療を断られる場合があるのです。ただし、100%非金属のジルコニアインプラントを選べば問題なくインプラント治療を受けられます。ジルコニアインプラントはチタン製インプラントより、やや高価です。しかし、アレルギーの恐れが全くないことを考慮すれば、検討の価値があるといえます。 ジルコニアインプラントについては、より詳しくこちらの記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。>>【金属フリー】ジルコニアインプラントとは?使うメリットや費用感を徹底解説 絶対だめな理由⑤:医院ごとの技術力・設備の差が激しい 当然ですが、歯科医院ごとに技術力・設備に差があります。そのため、技術力に乏しい歯科医や設備が整っていない歯科医院は、インプラントは絶対だめと断るケースがあります。インプラントは外科手術を伴いますが、外科手術を担当できる歯科医は多くありません。また、歯科用CTなど、インプラント治療には必須の設備がない歯科医院も存在します。 技術力が乏しかったり、設備が整っていなかったりするとインプラントが失敗に終わる可能性が非常に高いです。例えば、歯科用CTがなければ、あごの骨などの状態を立体的に検査することができないため、医療ミスが起きる可能性が高まります。そのため、インプラント治療を受けるなら歯科医院を慎重に選ぶ必要があります。 当院は歯科用のCTはもちろんのこと、コンピューターガイデットサージェリーという、外科手術を安全にかつ、正確に行える外科用ステントを使用します。歯科用ソフトと3Dプリンターでガイドを作製し、患者様の痛みを減らすことに専念しております。安心してお任せください。 当院はインプラント治療に必要な最新設備を整え、患者様が安心してインプラント治療を受けられる環境を作っています。初回カウンセリングは無料なので、下記よりお気軽にお問い合わせください。 絶対だめな理由⑥:費用が高額になる インプラントは自由診療で保険が効かず、治療費が高額です。治療前には必ず見積もりを出して患者様と一緒に確認します。その際に治療費の支払いが難しいと判断された場合は、インプラント治療を断られる可能性もあるのです。 インプラントの費用の相場は、1本あたり約30万~50万円です。しかし、被せ物(人工歯)の素材に上質な素材を選んだり、麻酔オプションをつけたりすると、さらに費用がかさみます。そのため、高額な費用でも問題なく支払いができると判断されることが重要です。クレジットカード決済であれば分割払いに対応している歯科医院が多いので、まずは支払い計画を立てるために歯科のカウンセリングを受けましょう。 絶対だめな理由⑦:治療が長期化しやすい 治療が長期化しやすいため、すぐに歯の治療を終わらせたい方にとっては不向きと断られるケースもあります。インプラントの治療期間は、個人差はあれど最低約3ヶ月はかかり、長いと約1年かかることも。そのため、噛む際によく使う歯を欠損した場合は、すぐに歯を補えるように治療期間が短い入れ歯やブリッジを案内されることもあります。 ただし最近は、抜歯と同時にインプラントを入れられる抜歯即時インプラントが登場し、インプラントの治療期間も比較的短くできるようになりました。抜歯即時インプラントを採用した際のインプラントの治療期間は約3ヶ月~4ヶ月です。そのため、抜歯即時インプラントを選べば、治療期間を短くしたい方でもインプラント治療を受けられます。 当院では抜歯即時はもちろんのこと、治癒をできるだけ早くし痛みが少なくなるように、できるだけ歯茎を切開する範囲を少なくしています。そのためにはガイドを使用したインプラント治療は非常に有効です。 抜歯即時インプラントについては、より詳しくこちらの記事で解説しているので、併せてご覧ください。>>抜歯即時インプラントとは?治療スケジュールやメリットを徹底解説 絶対だめな理由⑧:治療後もメンテナンスが必要 インプラントは治療が終わった後も、適切なメンテナンスをし続けなければなりません。適切なメンテナンスを行わないと、歯周病によく似たインプラント周囲炎を発症し、インプラントの寿命が短くなるのです。そのため、治療後のメンテナンスに消極的で非協力的だと判断された場合は、インプラントを断られる場合があります。 インプラントのメンテナンスは、ご自宅でのメンテナンスだけでは不十分です。約3ヶ月~4ヶ月の一度は歯科医院に来院してもらう必要があります。それは、レントゲン検査を行って、インプラントをあごの骨やインプラント体に異常が起きていないか、定期的に検査を行う必要があるからです。歯科医の指示に従わないなどの場合は、インプラント治療を断られるケースがあるので気を付けましょう。 インプラントは天然の歯のように防御力が強くありません。すなわち天然の歯よりも歯周病に弱いのです。よって、歯ブラシを患者様にしっかりとして頂くと同時に、歯磨きしやすいお口の環境をドクター側もつくる必要があります。 角化歯肉といってインプラントの周辺に固い鎧のような歯茎を移植する場合もあります。(遊離歯肉移植術) これによりインプラントが守られ、より長く健康に使用できるようになります。当院ではそこまで考えてインプラント治療を行っておりますので、安心してお任せください。 インプラント特有の疾患であるインプラント周囲炎については、より詳しくこちらの記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。>>インプラントは歯周病になる?インプラント周囲炎や歯周病について徹底解説 絶対だめな理由⑨:インプラントが原因で口臭がひどくなる場合も? インプラントを入れると口臭がひどくなることがあり、インプラントはやめておいた方がいいと案内されることもあります。口臭がきつくなる原因としては、インプラントの被せ物(人工歯)とアバットメント(器具)の隙間に食べかすなどがつまっていることが挙げられます。 天然歯とは違って、インプラントは歯と歯茎の間に隙間ができやすいので、特に食べかすがつまりやすいです。そのため、丁寧なブラッシングをしていても完全には汚れが取り切れず、口臭がきつくなっていく可能性があります。ただし、インプラントを入れた後、定期的に歯科医院での専門クリーニングを受けさえすれば、そこまで口臭を心配する必要はないでしょう。 またご自宅でのケアも方法さえしっかりとしていれば、口臭を予防することは可能です。インプラント治療したあとに、歯間ブラシなどを使用すると、口臭の原因となる隙間の汚れを除去しやすくなります。当院には日本歯周病学会の認定衛生士も常駐しており、治療後にしっかりとおうちでのケアについて指導させていただきます。安心してインプラント治療をお任せください。 それでもインプラントを勧める理由は?インプラントの3つのメリット! ここまでインプラント治療において、絶対だめと断られる9つの理由について解説しました。しかし、9つの断られる理由に当てはまっていたとしても、なんらかの対策を講じれば、インプラントが出来る可能性があります。このように対策を打ってまでインプラントを勧めるのは、インプラントにはインプラントにしかないメリットがあるからです。 インプラントの主なメリットは、以下の3点です。 これらの3つのメリットについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。「インプラントは諦めた方がいいのかも…」と思っている方は、特にご覧ください。 インプラントを勧める理由①:根本から失った歯を取り戻せる インプラントの最大のメリットは、根元から失った歯を取り戻せることです。歯を欠損した際の歯を補う治療法として、インプラント以外に入れ歯やブリッジもあります。しかし、入れ歯やブリッジは、あごの骨に埋め込むわけではなく、周囲の歯に引っかけているだけです。一方、インプラントはあごの骨に埋入しています。 そのため、インプラントは安定感に優れており、天然歯と同等の噛み心地を得られるのです。つまり、まるで自分の本当の歯かのように食事を楽しめます。食事は毎日のことです。可能な限りストレスなく、楽しく食事をしたい方は、インプラントを検討することをオススメします。 特に入れ歯での食事に不都合を感じられていた方は、インプラントにして本当に良かったと言ってくださることが多いです。入れ歯は、歯を歯茎の上にのせてお食事をするものです。歯茎は柔らかく凹むので、噛むと沈んで噛む力が逃げてしまい、上手に噛めなかったり噛み心地がなかったりします。また、入れ歯の下に食べ物が入ってしまうと、つよい痛みが生じます。 対してインプラントは、自分の歯以上に噛めて痛みもありません。 インプラントを勧める理由②:周囲の歯への負担が少ない インプラントは周囲の歯へも負担をかけません。なぜなら、歯を欠損した部分にインプラント体(土台)を埋入するので、周囲の歯に頼ることなく独立できるからです。その反面、他の治療法であるブリッジや入れ歯は、周囲の歯に負担をかけてしまいます。ブリッジは両隣の歯を削らなければなりませんし、入れ歯はワイヤーで周囲の歯に余計な負荷をかけてしまうのです。 歯に負担がかかると、歯の強度が下がってしまいます。そうすると将来的に、周囲の歯までだめになってしまう可能性もあるのです。自分の健康な歯はできる限り残したいと考えた場合、インプラントは非常に優秀だといえます。 歯を失ってしまった場合のインプラント以外の治療法としては、入れ歯とブリッジが有名です。3つの治療法については、以下の表を見ていただければ、それぞれのメリットとデメリットがわかりやすいかと思います。 インプラント 入れ歯 ブリッジ 食事 ◎:違和感なく楽しめる ×:違和感がある・温度を感じづらい ◯:ほとんど違和感がない 噛む力 ◎:しっかり噛める ×:あまり噛めない ◯:ある程度噛める 周囲の歯への影響 ◎:影響なし ×:留め具をかける歯に負担がかかる ×:両隣の歯を削る・負担がかかる 治療できる歯の数 ◎:何本でも可能 ◎:何本でも可能 ×:1本〜2本が理想、多くて3本程度まで 見た目 ◎:違和感なく美しい △:保険診療だと留め具が見えて違和感がある △:保険診療だと銀歯で見た目に違和感がある 手術の有無 ×:外科手術が必要 ◎:手術の必要がない ◎:手術の必要がない 費用 ×:原則として自由診療 ◎:保険診料と自由診療が選べる ◎:保険診料と自由診療が選べる 治療期間 ×:外科手術など長期治療になる ◯:短期間 ◯:短期間 以下の記事で、インプラント・入れ歯・ブリッジについてさらに詳しく比較、解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。>>インプラント、差し歯、入れ歯、ブリッジの違いやメリット/デメリット インプラントを勧める理由③:自然な見た目を実現できる インプラントは自然な見た目を実現でき、審美性に優れます。歯を治療する際に考慮するべき点は、噛む機能についてだけではありません。歯はお顔の印象を決定づける重要なパーツなので、見た目の美しさにもこだわることが重要です。入れ歯のように口を開けたらワイヤーが見えるようでは、思いっきり笑うことができませんよね。 一方で、インプラントは周囲の歯に馴染む色を選べますし、形も歯科技工士によって周囲に馴染むよう緻密に計算されます。そのため、自然な見た目を実現でき、自信を持って日常生活を送ることができるのです。 当院では、セラミックの作成を専門とする技工所と連携しています。きめ細やかな作業を丁寧に行い、患者様の歯に馴染むインプラントを作るので、まずは下記よりお気軽にお問い合わせください。 自分にとってインプラントが絶対だめなのか?判断するための2つのポイント インプラントは絶対だめと断られる主な9つの理由を解説しましたが、自分がそれに当てはまっているか分からない方も多いと思います。そこで、ここではインプラントが絶対だめかどうかを自分で判断するためのポイントを解説します。 自分にとってインプラントが絶対だめかどうかを判断するためのポイントは、以下3点です。 これらの3つのポイントについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。インプラントを検討している方は是非一度ご覧いただき、判断する参考にしてくださいね。 ポイント①:他の治療法のメリットとデメリットも理解する インプラントが絶対だめかどうかを判断するためには、他の治療法とインプラントを比較する必要があります。歯が欠損した際の代表的な治療法はインプラント・入れ歯・ブリッジです。どの治療法も長所・短所があります。そのため、どの治療法が自分に合っているのかを考えましょう。 例えば、入れ歯やブリッジは費用は抑えられますが、その分だけ審美性に劣ります。逆にインプラントは審美性に優れますが、治療費が高額で治療期間も長いです。このように、すべてが満点の治療法はないといえます。しかし、費用や期間、機能、審美性などの何を優先するかを決めることで、患者様個人にとってなるべく満点に近づけるようにすることは可能です。何が自分にとって1番重要なのかを考え、患者様個人にとって最適な治療法を選びましょう。 ポイント②:インプラントが得意な医院でカウンセリングを受けてみる インプラントが絶対だめかどうかを判断するためには、インプラントが得意な歯科医院でカウンセリングを受けることも有用です。自己判断でインプラントは絶対だめだと思った場合でも、歯科医のプロ目線であれば絶対だめではないケースも多々あります。カウンセリングを通じて「ここが問題だけど、こうすればその問題を解決できる」というように提案することが可能だからです。 逆もしかりで、インプラントをしたいと思っているけど、カウンセリングに行ったら絶対だめなケースだと分かることもあります。歯科医はプロですから、患者様が安心安全な治療を受けられるように、あらゆる角度から判断して提案します。自己判断でインプラントは絶対だめだと思って諦めようと思っている方は、一度インプラントが得意な歯科医院で話を聞いてみましょう。 当院にはよく、『インプラント治療が難しい』と他院で言われた患者様が、セカンドオピニオンで来られます。私の見る限り、インプラント治療が難しい理由は、その歯科医師の力量不足な場合が多いです。難しいのはその先生にとって難しいのであって、できる歯科医師にとってはそこまで難しくない場合も多いです。インプラント治療でお困りの方は、まずはセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。 歯の治療の選択肢は多い!盲目的にならないように要注意! 歯を欠損した際の代表的な治療法は入れ歯・ブリッジ・インプラント。このように歯の治療法は選択肢が多いです。そのため、盲目的にならないように注意しましょう。「インプラントは絶対だめ」も間違っているし「インプラントは絶対おすすめ」も間違っています。なぜなら、患者様一人一人症例が異なり、歯の治療法の最適解が異なるからです。 カウンセリングを通じて、色々な角度から思考し、患者様にとっての最適解を導いてくれる歯科医院を見つけることが何よりも重要です。初回のカウンセリングなら無料で行っている所が多いので、まずは気軽に相談に行ってみましょう。一度話せば、歯科医との相性も確認できます。 当院の院長は、インプラント治療の経験は豊富なことはもちろんのこと、矯正治療にも精通しております。インプラント治療、セラミック治療、そして、矯正治療のコンビネーションによってさらに選択肢が広がります。あなたにとっての最適解を提案させていただきます。 当院でも、初回のカウンセリングを無料で行っています。患者様の些細な疑問にも丁寧に答えますので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。 このページをご覧の方のよくあるご質問 Q.歯科医は自分自身にはインプラントしないと聞いたのですが本当ですか? A.歯科医によって考え方はさまざまですが、少なくとも当院の岩下院長はご自身の親族にインプラント治療を行っており、自分自身が抜歯に至った場合にはインプラント治療を行うでしょう。歯科医はそもそも自身の歯が抜歯に至るほど悪くなる前に対処できることが多く、結果としてインプラント治療が必要とならないためというのも、『歯科医はインプラントをしない』という話が広まった理由の一つかと思われます。 >>歯科医はインプラントをしない?勧めない理由や悪い噂の真偽を解説 Q.インプラントはどのような人がしない方がいいですか? A.歯周病の方はインプラントをお勧めしません。インプラントは虫歯になりせんが、歯周病に弱く、歯周病のままインプラントをすると、骨が溶けてしまい、インプラントが脱落してしまう可能性があります。よって、まずは歯周病の治療を徹底的に行った後にインプラント治療をすることをおすすめします。あとは、全身疾患に罹患されている方、特に糖尿病や高血圧がコントロールされていない方はインプラント手術をすることができません。糖尿病の方は傷の治りが悪く感染リスクが高まります。そして、高血圧の方は手術中の血圧上昇のため、身体に負担が大きくなります。内科や循環器の先生方と対診を行い全身疾患の管理下のもと手術を行いますので安心してください。 Q.老後にインプラントをするのは避けた方が良いですか? A.インプラント治療に年齢は関係なく、健康であれば誰でもできます。当院では、全く歯が無かった80歳の方もインプラント治療を行い、何でも噛めるようになり大変喜ばれています。ただし、年齢とともに全身的疾患や傷の治りが遅くなったりとインプラント治療に伴うリスクが上がります。したがって、気になっているのなら、すぐに相談されることをお勧めします。思い立ったその日が一番若いのですから… Q.インプラント治療に失敗する可能性はありますか? A.様々な臨床データがありますが、一般的に10年以上のインプラントの生存率は90%以上であり、下顎のほうが生存率が少し高くなります。インプラントを失う(失敗)の原因の第一は歯周病です。インプラントを行った後は必ず、メインテナンスを定期的に受けてください。あとは歯軋りや食いしばりがる方は、ナイトガードなどでインプラントを守ることをお勧めします。 まとめ:患者様によってはインプラントが絶対ダメな場合もあります 当記事では、インプラントが絶対だめと断られる主な9つの理由について解説しました。あごの骨が薄いと、インプラント体(土台)をあごの骨にしっかりと固定することができないので、絶対だめと断られるケースがあります。しかし、あごの骨が薄いところに人工骨を足す骨造成を行えば、インプラント治療を受けられる可能性もあるのです。 このように絶対だめだと思われるケースでも、対策を講じれば問題ないことも。そのため、自己判断で「インプラントは無理かも…」と判断した場合も、まずは歯科医院のカウンセリングを受けてみてください。歯科医の方から「ここが問題になり得るけど、こうすれば治療できる」などの提案をもらえます。 「インプラントは絶対だめ」も「インプラントは絶対おすすめ」も、どちらも間違っています。なぜなら、患者様一人一人症例が異なり、歯の治療法の最適解も異なるからです。インプラントと他の治療法のメリット・デメリットを比較して、しっかりと説明してくれる歯科医院の元で治療を受けましょう。 当院では、患者様が歯の治療を通して幸せな人生を実現できるよう、出来る限りのサポートをしています。初回カウンセリングは無料なので、下記よりお気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

「インプラント一次手術って何?」「一次手術があるってことは二次手術もあるの?」 当記事ではこういったインプラント一次手術における疑問を全て解決します。インプラントの治療の流れは一般の方には少し難しい内容で、さらに常に一定の流れになるわけではありません。インプラント一次手術とは、インプラント治療全体の流れの中の一部を指しています。 インプラント治療の流れ全体を知りたい方は、こちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。>>【簡単解説】インプラント治療の流れを段階ごとに7ステップで紹介! インプラント一次治療については、以下の内容を当記事で解説します。 当記事を読めば、インプラント一次手術についての理解が深まり、安心してインプラント治療を受けられるでしょう。 インプラント一次手術とは?インプラント二回法の際に必要な手術 インプラント一次手術とは、「インプラント二回法」というインプラント治療法の際に必要になる治療過程です。 前提として、インプラントには大きく分けて、以下の2通りの治療法が存在します。 その名の通り、インプラント一回法では一回の手術で、インプラント二回法では二回の手術で、インプラント治療を行います。インプラント一次手術は、インプラント二回法の際に用いられる、一回目の手術です。二回目の手術のことは、インプラント二次手術と呼びます。 インプラント二次手術については、こちらの記事で解説しております。>>インプラント二次手術とは?手術の内容や必要な期間、術後の注意点を解説 インプラント一回法と二回法の違いは? インプラント一回法と二回法は、それぞれ手術を行う回数の異なる治療方法です。 インプラント一回法は、手術が一度で済むため、患者様の身体的な負担や通院回数などが少なくなります。対してインプラント二回法は、手術が二度必要なので、通院回数も多く身体的な負担も増えてしまいます。 それなら一回法の方が良いのでは、と思われる方は多いでしょう。ですが、インプラント一回法は「二回法で二回に分けている手術内容を一度に行う」ことになります(厳密にいうと少し違うのですが)。 通常二回に分ける手術工程を一度に済ませる一回法は、もちろん患者様の負担の少ない良い治療法です。ですが難易度が高く、一回法に対応していない医院も多いです。さらに患部の状態によっては、一回法に対応した医院でもできない場合が多々あります。 そのため、二回法の方がより多くの症例に対応できる、万能な治療法だとされています。 インプラント一次手術の具体的な内容は?歯茎の中にインプラント体を埋め込む インプラント一次手術では、歯茎を切開してあごの骨の中に、インプラントの土台(インプラント体)を埋め込みます。 具体的にはまず、歯茎を切開し、インプラントの埋入予定箇所の骨を確認します。その後一次手術前の検査で決めたインプラント体の埋入位置に、目印として小さな穴を開けます。 この穴を基準に、インプラント体を埋め込むのに十分な大きさの穴を開けますが、この際に骨組織の火傷が問題になります。骨組織は43℃で火傷を起こすので、一度にドリルで穴を開けると容易に火傷してしまいます。そのため水を注入しながら、小さなドリルから大きなドリルへと切り替えつつ、少しずつゆっくりと穴を開けていきます。 充分な大きさの穴になったら、インプラント体を埋入し、切開した歯茎を再度覆い被せて縫合し歯茎を閉じます。 一次手術を行うメリット:ほとんどの症例に対応できる 先述した通り、インプラントには一回法と二回法があり、インプラント一次手術を行うのは二回法です。二回法における一次手術ではインプラント体を完全に歯茎の中に埋め込み、定着するまで歯茎は閉じたままにします。その後二次手術では、インプラント体があごの骨に定着するタイミングで、歯茎を再度切開してインプラント体を歯茎の外に露出させます。 対して一回法では、インプラント体を完全に歯茎の中に埋め込まず、最初から一部を歯茎から露出させた状態にします。これによりあごの骨にインプラント体が定着したタイミングで歯茎を再度切開する必要がなく、手術工程が少なくなるのです。 ただし一回法ではインプラント体の一部を歯茎から露出させておくため、骨が弱い方や骨量が少ない方は、あごの骨とインプラント体がうまく結合しない場合があります。そのため全ての症例で一回法が適用できるわけではありません。 二回法の場合、歯茎の中にインプラント体を完全に埋入して定着を待つため、一回法よりも多くの症例に対応できます。 インプラント一次手術にかかる時間は?数時間程度で手術は完了する インプラント一次手術の手術時間は短く、一本につき15分〜30分程度で手術が完了します。一度に入れるインプラントの本数が増えれば、本数分だけ手術時間が長くなります。 手術自体の時間は一本あたり15分〜30分程度なので短いですが、麻酔をうったり手術後に患部の状態をチェックしたり、といった時間も必要です。そのため入れるインプラントが1本だけの場合でも、拘束時間は2時間〜3時間程度になると思っておきましょう。 インプラント二次手術まで数ヶ月の間は待つ必要がある インプラント一次手術の手術時間は長くても数時間程度ですが、二次手術を行うまでにはある程度の期間が必要です。 一次手術であごの骨に埋め込んだインプラント体が、あごの骨に定着するのを待って、二次手術で歯茎からインプラント体を露出させます。そのためあごの骨にインプラント体がしっかりと定着するまで、十分な期間を開ける必要があるのです。 具体的な治癒期間は、上顎の場合で5ヶ月~6ヵ月、下顎の場合で3ヶ月~4ヵ月ほどになる場合が多いです。もちろんこの期間は、あごの骨の治癒力や元々の骨密度などにも左右されます。 インプラント一次手術の後は痛い?食事は取れる?術後の過ごし方を解説 インプラント一次手術では、歯茎の切開やあごの骨に穴を開ける手術が伴うため、痛みが心配な方も多いでしょう。手術中はもちろん麻酔を使用するので痛みはほとんどありませんが、術後はどうでしょうか? インプラント一次手術後の痛みは、ほとんどの場合「抜歯した時と同程度」だと言われています。痛みが続く期間は人によりますが、1週間前後は患部に痛みが残る方が多いです。ただし手術後には痛み止めのお薬が処方されるので、処方薬を飲んでいればほとんどの場合は痛みが治ります。万が一、処方された痛み止めの薬を飲んでも痛みがひかない場合は、遠慮せずに担当医に相談しましょう。 また一般的に、痛みは1週間前後で引くとされていますが、患部の違和感や不快感は1週間〜3週間程度続くと言われています。痛みがある場合も違和感や不快感がある場合も、患部を手や舌で触ったりはしないように注意が必要です。 一次手術後の食事事情!3日程度は食事に気を遣った方がよい インプラント一次手術の直後は、食事に気を遣う必要があります。 手術直後の数時間は、麻酔が残っている場合があり、熱い飲み物などでは火傷してしまう可能性があるので避けましょう。 麻酔が完全に抜けてからも普段通りの食事ができるわけではありません。インプラント一次手術は切開を伴うので、術後数日間は患部に刺激を与えないように注意が必要です。具体的には、以下のような食事は避けましょう。 最低でも術後3日程度、できれば1週間ほどは、咀嚼の必要がない柔らかい食事にしましょう。おかゆや良く煮たうどん、ゼリーなどが望ましいですね。インプラント術後の食事については、さらに詳しくこちらの記事で解説しています。>>インプラント手術後の食事事情は?術後に適した食事や制限などについて徹底解説 一次手術後に飲酒・喫煙の制限はある?飲酒は1週間は控えるのが理想 インプラント一次手術後は、食事だけでなく飲酒や喫煙にも注意が必要です。 飲酒は患部に刺激を与えます。またアルコールは血行を促進するため、以下のような症状が出る恐れがあります。 また喫煙に関しては、最低でも2週間ほどの禁煙、理想としては8週間は禁煙を行うべきだとされています。 まとめ:インプラント一次手術の後は食事に注意!インプラント一回法も検討の価値がある 当記事では、インプラント一次手術について解説しました。 インプラント一次手術は、インプラント二回法で治療を行う際に発生する手術手順です。一次手術は歯茎を切開し、あごの骨の中にインプラント体を埋め込みます。 一次手術の手術時間はとても短く、インプラント1本あたり15分〜30分程度で完了します。ただし術前の麻酔や術後のチェックにも時間がかかるので、一次手術当日は最低でも2時間はかかると考えておきましょう。 またインプラント一次手術後には、食事に制限があります。飲酒や喫煙もしばらくはできないので、注意が必要です。 当記事でも何度か触れていますが、インプラント治療には、手術が一度で済むインプラント一回法という手術法があります。ただし、インプラント一回法はどんな症例にも適用できるわけではありません。ご自身がインプラント一回法で治療できるかどうか、一度医院で確認するのが良いでしょう。 当院のドクターはインプラント一回法の経験も豊富で多数の症例を抱えています。カウンセリングは無料ですので、ぜひ一度気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

「インプラントの手術の成功率ってどれくらい?」「インプラントで失敗した話を聞いたことがある」「インプラントの費用が」 このような疑問や不安をお持ちではありませんか?インプラントは治療費が高額で、さらに治療期間も長いです。 自分の大切なお金や時間を費やしてインプラントに失敗したら、後悔では済みません。そのため、事前にインプラントの成功率について知っておきたいですよね。インプラントの成功率については、研究論文が発表されていて、具体的な数値が出ています。 そこで当記事では、以下の内容を解説いたします。 当記事を読めば、インプラントの成功率から、万が一失敗した場合の失敗例まで一挙に理解できます。また、記事の後半では、インプラントに失敗する5つの原因についても併せて解説します。インプラントの成功率を高めるためには、失敗する原因を知ることが重要なので、ぜひ最後までご覧ください。 インプラントの成功率について 研究論文によると、インプラントの成功率は約97%です。厳密には、上あごと下あごで成功率が異なります。上あごは約96%、下あごは約98%の成功率。上あごの方が、下あごよりも骨密度が低く柔らかいため、2%ほど成功率が低くなります。 インプラントの成功率が約97%と聞いて、『意外に成功率が高い』と感じるか『成功率が低くて怖い』と感じるかは、患者様によっても異なるかと思います。そんな患者様方に知っていただきたいのが、インプラントの成功率は、さまざまな要因によって、97%以上にも以下にもなり得るということです。 インプラントの成功率を左右する要因 インプラントの成功率はさまざまな要因によって左右されます。その要因を知った上で、治療を受ける医院を選んだり、治療後の生活を見直していくことで、患者様ご自身で成功率を高めることができます。 インプラントの成功率を左右する要因については、以下のようにさまざまなものがあります。 こういったさまざまな要因の中でも、インプラントの成功率を著しく下げてしまう、失敗の原因がいくつかあります。以下ではインプラントを失敗に導いてしまう要因を、5つにまとめてご紹介します。どれも患者様ご自身が知っておくことで、成功率を上げるのに役立つはずです。ぜひご覧ください。 インプラントが失敗しやすくなる要因について インプラントの代表的な3つの失敗例を解説したので、ここでは、インプラントの失敗がなぜ起きるのかという原因を併せて解説します。インプラント失敗の原因を理解すれば、失敗を未然に防ぎ、成功率を上げることができるでしょう。 インプラント失敗の主な原因は、以下の5点です。 これらのインプラント失敗の5つの原因について、以下でそれぞれ詳しく解説します。「インプラントをしたいけど、失敗するのがとにかく怖い…」という方は、ぜひご覧ください。 ①インプラントと骨がうまく結合していない インプラントが定着しない原因として、インプラントとあごの骨がうまく結合していないことが挙げられます。インプラントとあごの骨がうまく結合しない理由は、以下のようにさまざまです。 歯科医側は、治療前にしっかりとCT検査を行い、立体的なデータを元にインプラントの正確な埋入位置や角度を計算しなければなりません。 一方で、患者様側にも、インプラント埋入後、患部に負担をかけないように生活していただくなどの注意点があります。喫煙習慣がある方には、禁煙指導が入る場合もあります。インプラントの成功率を上げるために、医師の指導に従いましょう。 ②歯肉や歯茎の骨が足りない 歯周病や加齢などが原因で、あごの骨の量が足りない方は、そのままではインプラントを埋入することができません。あごの骨に厚みや高さを持たせるため、人工の骨を増やす骨造成手術が別途必要になる可能性が高いです。 あごの骨の厚みが5mm以下など、骨がほとんど残っていない場合、骨造成手術が必要な領域が広範囲にわたります。そのため、それだけ細菌に感染するリスクが高くなるのです。細菌に感染すると、患部の痛み・しびれ・腫れが長く続く可能性があります。 また、細菌の感染は、手術後のメンテナンス不足でも起きます。患部周囲の歯を丁寧に磨き、細菌感染の元になる歯垢を溜めないようにしましょう。 骨造成については、より詳しくこちらの記事で解説しています。あごの骨が足りなくてインプラントを断られてしまった方は、ぜひ併せてご覧ください。>>骨造成・骨移植について ③噛み合わせの調整がうまくできていない 噛み合わせの調整がうまくできていないと、インプラントが破損したり、抜けたりする場合があります。噛み合わせが悪いと、被せ物(人工歯)に余計な負担がかかってしまうからです。 また、治療時には噛み合わせがうまく調整できていても、日常生活を送っている中で、次第に噛み合わせがズレていくこともあります。そのため、必ず定期的に歯科医院に行き、噛み合わせが変わっていないかなどを検査してもらいましょう。 当院では、患者様の骨格も考慮した上で、インプラントと既存の歯の噛み合わせを調整しています。これまで数多くのインプラント治療を行ってきた経験と、インプラントインストラクターも務める当院院長の技術により、患者様が何の不自由もなく食事ができるように、噛み合わせを調整することができます。 ④医院の衛生環境が悪い 歯科医院の衛生環境が悪いために、手術部位が細菌感染を引き起こしてしまうケースも、あり得ます。特に、外科手術を伴うインプラントでは、滅菌・殺菌が徹底された個室のオペ室での手術が望ましいです。しかし、どの歯科医院も個室のオペ室があるわけではありません。当然、通常の診察台で手術をしてしまうと、細菌感染のリスクは上がります。 そのほか、歯科医院のトイレに清潔感を感じられない場合も、細菌が繁殖しやすい環境になっているといえます。このような環境では、手術後にトラブルが起きる可能性が高いですし、何より患者様が安心して治療を受けられません。インプラントの成功率を上げるためには、歯科医院選びも非常に重要です。 ⑤術後のアフターケアが不十分 インプラントは、入れたら終わりではありません。治療後に適切なメンテナンスを行わなければ、インプラントの成功率は下がります。インプラントを長く使用していくためにも、治療後は、ご自宅と歯科医院の両方でメンテナンスを行いましょう。 ご自宅では、ブラシやフロスを使って、口内に汚れが溜まらないよう丁寧に歯を磨いてください。歯科医院では、ご自宅でのメンテナンスで清掃が行き届かなかった場所のクリーニングを、専用の器具や薬剤を用いて行います。 手術後のアフターケアが、インプラントの成功を左右するので、歯科医の指示に従って正しいメンテナンスを行いましょう。 インプラントに失敗するとどうなる?代表的な3つの失敗例を紹介 インプラントは、精密検査や3Dシミュレーションをしっかり行う歯科医の元で治療すれば、極めて成功率の高い治療法といえます。しかし、万が一失敗してしまったら、何が起こるのでしょうか?ここでは、インプラントにまつわる代表的な3つの失敗例について解説します。 インプラントの代表的な失敗例は、以下3例です。 これらのインプラントの3つの失敗例について、以下でそれぞれ詳しく解説します。記事の後半では、失敗する原因についても解説するので、失敗例と原因を併せてご覧ください。 インプラントの失敗例①:インプラントがしっかりと定着しない インプラントとあごの骨がしっかりと定着せず、インプラントがぐらぐらしてしまうという失敗例があります。通常は、インプラントと周辺の骨組織が結びつき、あごの骨にしっかりとインプラントが固定されます。約3ヶ月~6ヶ月でインプラントとあごの骨が結合するケースが多いです。 しかし、なんらかの原因によって、インプラントとあごの骨の結合が妨げられ、インプラントが定着しないことも起こり得ます。インプラント埋入後、定期検診でインプラントとあごの骨が結合しているかを検査し、上手く結合されていない場合は、再治療が必要になるでしょう。 インプラントの失敗例②:治療後も違和感(痛み・しびれ・腫れなど)が治まらない 治療後に、痛み・しびれ・腫れなどの違和感が長く続く場合も、なんらかのトラブルが起きている可能性が高いです。インプラントは歯茎を切開するなどの外科手術を伴います。そのため、手術当日や、手術後2日~3日に痛みなどの違和感があるのは、生体の正常な反応といえます。 しかし、痛みや腫れなどの違和感が2週間以上続く場合は、患部に細菌が感染しているなどのトラブルが起きている可能性があります。放置してしまうと、最悪の場合、インプラントを撤去しなければならなくなるかもしれません。そうならないために、少しでも異変を感じたら、歯科医院に連絡してください。 インプラントの失敗例③:インプラントが破損したり抜けてしまう インプラントの被せ物(人工歯)部分が、破損したり、抜けてしまったりすることもあります。インプラントを入れた直後は良くても、月日が経ったある日突然、破損・脱落が起こるのです。 インプラントを長持ちさせるためにも、定期的に歯科で検診を受けましょう。歯科では、患者様ご自身では分かりにくい、インプラントの器具の緩みや、被せ物のすり減り具合を検査できます。 当院では、インプラント治療後の定期検診を、レントゲンを用いてしっかり行っています。インプラントを入れてからの患者様の生活もサポートいたしますので、下記より、ぜひお気軽にお問い合わせください。 「インプラントはおすすめしない」という意見が多い理由は? インプラントは、天然歯と同等の噛み心地を得ることができたり、審美性に優れていたりと、さまざまなメリットがあります。しかし、デメリットがないわけではなく、場合によっては「インプラントはおすすめしない」という意見も聞こえてくるでしょう。 インプラントの代表的なデメリットは、以下の3点です。 中でも、あごの骨が弱かったり、薄かったりする方には、インプラントをおすすめしないという歯科医が存在します。なぜなら、あごの骨を強固にするため、インプラント手術とは別に人工の骨を足す手術(骨造成)をする必要が出てくるからです。 骨造成手術は難易度が高く、対応できる歯科医は、日本にはそう多くいません。また、足した人工骨が細菌感染を引き起こしてしまうと、化膿するリスクも伴います。このような理由から「インプラントはおすすめしない」という意見も存在するのです。 インプラントのメリットとデメリットについては、より詳しくこちらの記事で解説しています。インプラント治療のメリットとデメリットを一挙に比較したい方は、ぜひ併せてご覧ください。>>【決定版】インプラント治療のメリット・デメリットやリスクを徹底解説! まとめ:インプラントの成功率を高めるためには医院選びが重要! 当記事では、インプラントの成功率から、万が一失敗した場合の失敗例まで一挙に解説しました。インプラントの成功率は、上あごと下あごの症例を合わせると、約97%です。 インプラントの代表的な失敗例として、インプラントが骨に根付かないことがあります。原因は多種多様です。患者様が患部を舌で押してしまったり、喫煙してしまったりなど、必ずしも歯科医だけが原因に関与しているわけではないことも。 そのため、患者様ご自身もしっかりと失敗の原因を理解し、インプラントの成功率を上げるために正しい治療生活を送りましょう。 また、インプラントの成功率を限りなく100%に近づけるためには、確かな技術と経験を持ち、衛生管理を徹底している歯科医院を選ぶことも重要です。 当院では、滅菌・殺菌を徹底したインプラント専用の個室のオペ室を備えています。患者様が不安に思うことなく治療に専念していただける環境を整えているので、下記より、お気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

「インプラントはどれくらい保つの?」「一生同じインプラントを使い続けることはできる?」「インプラントの寿命を教えてほしい」「高齢になった時にインプラントで困ることはある?」 このような疑問をお持ちではありませんか?インプラントは人工の歯で長持ちするというイメージをお持ちの方は多いと思いますが、実際にどれくらい保つものなのかご存知の方は少ないでしょう。 インプラントは自費診療のため、治療費が高額です。そのためもし数年でインプラントの寿命が訪れてしまうと困る、と考えるのは当然です。当院では初診の患者様に無料でカウンセリングを行っていますが、その際にもやはり多くの患者様が、インプラントがどれくらい保つのかといった、インプラントの寿命に関して気になっているご様子です。 そこでこのページでは、インプラントの寿命に関して、以下の内容を解説いたします。 このページを読めば、インプラントの平均寿命がどれくらいなのかといった話から、インプラントの寿命を縮める原因まで一挙に解説します。ページの後半では、インプラントを長持ちさせるための3つの秘訣も併せてご説明します。現在インプラントをご使用中の方から、今後インプラントにしたいと検討している方まで、ぜひご覧くださいませ。 インプラントの平均寿命はどれくらい?メーカーによるが10年〜15年が平均 インプラントの平均寿命は、一般的に約10年~15年だと言われています。厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」のデータでは、約90%のインプラントが10年~15年以上持つと公表されています。 引用:厚生労働省委託事業「歯科保健医療情報収集等事業」 それでは、約10年~15年経ったら、インプラントはダメになってしまうのかというと、そうではありません。平均寿命以上に長くインプラントを使っている方も多いのです。実際に、約70%のインプラントが20年以上使えているとの報告も上がっています。 ただしインプラント歯周炎や歯周病、その他の外的な要因で、インプラントが10年未満で使用できなくなる場合もございます。このような事態がなるべく起きないようにすることで、インプラントを長期に渡って使い続けることができるのです。 インプラントの寿命を延ばすカギは、治療後のメンテナンスです。治療後のメンテナンスを怠ってしまうと、数年でインプラントがダメになってしまう可能性が高まります。治療後のメンテナンスをしっかりと丁寧に行い続けることで、平均寿命以上、うまくいけば半永久的にインプラントを使い続けられます。 インプラントが寿命を迎えると? インプラントが寿命を迎えてしまうと、インプラントがグラグラして抜け落ちたり、インプラントを撤去しなければならない状態になったりします。いきなりインプラントが抜けるということはほとんどなく、多くの場合でインプラントが少しグラついたりと兆候があるので、安心してください。またきっちりと定期的なメンテナンスに通っていれば、寿命になる前に歯科医院側でインプラントの状態を把握できるはずです。 インプラントが需要を迎えた場合は、基本的には再手術を行います。最初にインプラントを埋め込んだ時と、同じような施術を行うことで、再度インプラントを埋め込みます。 ただしインプラント周囲炎や歯茎の退縮、あごの骨の問題でインプラントが寿命を迎えた場合は、再手術が難しくなってしまいます。このような場合には、人工的にあごの骨を増やしたり、歯肉を移植したりといった手術が別途必要になり、その成否によって再度インプラントを埋入できるかが変わります。 多くの歯科医院でインプラント保証が導入されています インプラントは適切なメンテナンスを行い続ければ、半永久的に使用できることもあります。しかしメンテナンスをしっかりと行っても、患者様の健康状態などさまざまな要因によって、数年でインプラントがダメになってしまうこともあります。 インプラントにトラブルが起きる度に、毎回治療費を新たに支払って再治療を行う、というのは多くの方にとって現実的ではないと思います。そのためインプラントを扱う多くの歯科医院で、インプラント保証が用意されています。 保証の内容は5年保証や10年保証など医院によってさまざまですが、期間内であればインプラントの再治療が無料になることが多いです。 ただし、インプラント保証が適用される条件を満たしていないと、有償での再治療になるケースがあるので注意が必要です。よくあるインプラント保証の適用条件は、以下の2点です。 これらの条件を満たすように適切なメンテナンスを行って生活していれば、無料で再治療を受けられる可能性が高いです。 当院では、患者様が治療後も安心して生活していただけるように、ガイドデント社によるインプラント10年保証を設けています。保証内容や保証条件については、以下のページをご覧ください。 >>当院が採用するガイドデント社のインプラント保証 インプラントが本来の寿命より前に破損・脱落する原因 適切なメンテナンスを行うことで、10年〜20年、場合によっては半永久的に使用できるのが、インプラントの特徴です。しかし中には、平均寿命にも届かずして、インプラントが破損・脱落するケースもあります。 インプラントが本来の寿命よりも前に破損・脱落する主な原因は、以下の4点です。 特に、インプラント周囲炎には要注意です。インプラント周囲炎とは、インプラント周囲に蓄積した歯垢に細菌が感染することで、歯周病のような炎症が起きるインプラント特有の疾患です。 インプラントは人工物のため、免疫機能などが備わっていません。そのためインプラント周囲炎は、進行スピードが非常に速い疾患でもあります。一度発症するとあっという間に悪化し、対策しなければインプラントが脱落してしまいます。 ここからは、インプラントの寿命を大きく縮める原因になり得る、『インプラント周囲炎』を引き起こさないための注意点をご紹介します。 インプラント周囲炎を予防しインプラントを長持ちさせる インプラントを長く使用するためには、インプラント周囲炎を引き起こさないよう注意することが、1番重要だといっても過言ではありません。 インプラント周囲炎を引き起こさないために注意したいポイントは、以下の3点。 これらの3つの注意点を押さえておくことで、インプラント周囲炎を予防し、より長期に渡ってインプラントを使えるはずです。 ①定期的なメンテナンス インプラント治療後には、必ず定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けてください。歯科医院でのメンテナンスは、口内のクリーニングをはじめとした、さまざまな役割があります。 例えばレントゲンで、あごの骨の状態やインプラント体に異変がないか確認します。外側からでは見えない内部の状態を確認することで、初期のインプラント周囲炎の兆候も見逃しません。 そのほか、インプラントを使っていると、次第に噛み合わせがズレることがあります。噛み合わせが悪くなると、インプラント周囲炎が発症するリスクが高まります。定期的に歯科医院でメンテナンスをおこなうことで、噛み合わせを調整が可能です。 このように歯科医院でのメンテナンスは、口内のクリーニングはもちろん、インプラントを長持ちさせるために重要なさまざまな取り組みを行います。医院によってメンテナンスの頻度は違えど、必ずメンテナンスは受けるように指導があるかと思うので、医院の指導に従って受診してくださいね。 ②自宅でのオーラルケアの徹底 ご自宅でのオーラルケアを徹底することで、インプラント周囲炎を予防し、インプラントを長持ちさせることができます。 インプラントのケアは食後のブラッシングはもちろんですが、ブラッシングだけでは不十分な可能性もあります。必要に応じて、フロスやデンタルリンスを併用し、口内の清潔を保つようにしてください。 インプラント周囲に歯垢が蓄積すると、そこを感染源に細菌が繁殖し、インプラント周囲炎を引き起こしてしまいます。歯科医院では、患者様にブラッシングの方法やフロスの使い方を指導しています。ご自宅でのオーラルケアに自信がない方は、積極的に歯科医に指導を頼みましょう。 ③禁煙・減煙 喫煙習慣がある方は、禁煙もしくは減煙することで、インプラントを長持ちさせられます。歯科医院によっては、禁煙指導が入る場合があります。それほど、タバコはインプラントに悪影響を及ぼすのです。 タバコは、免疫力を低下させるほか、血管を収縮させ、歯肉や骨に酸素を行き渡らせなくもします。その結果、歯肉や骨がもろくなり、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まるのです。 免疫力も下がっているので、一度インプラント周囲炎に罹ってしまったら、あっという間に悪化し、インプラントが脱落してしまいます。インプラントの寿命を縮めないためにも、禁煙生活を始めましょう。 インプラントの寿命を入れ歯やブリッジと比べると? 適切なメンテナンスを行えば、インプラントは半永久的に使用することができると解説しました。それでは、他の歯の治療法であるブリッジや入れ歯と比較するとどうでしょうか? インプラント・ブリッジ・入れ歯の平均寿命は、それぞれ以下の通りです。 インプラント ブリッジ 入れ歯 寿命 約10年~15年 約7年~8年 約4年~5年 3つの治療法の中では、インプラントが1番平均寿命が長いです。ブリッジや入れ歯は、材質を選ばなければ保険が適用されるので、初期費用が安いというメリットがあります。しかし、初期費用を抑えられても、数年で使えなくなるのであれば、長期的に見た場合インプラントが1番経済的であるという考え方もあるでしょう。 ただし、歯の治療法については、患者様の状況に1番適した治療法を選ぶことが大切です。寿命だけではなく、費用や治療期間など複合的な要素を考慮して治療法を選んでくださいね。 インプラント以外の治療法については、より詳しくこちらの記事で解説しています。歯の治療法で迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。>>インプラント、差し歯、入れ歯、ブリッジの違いやメリット/デメリット 当院では長寿性の高いストローマンインプラントを使用しています ここまでインプラントの寿命をなるべく長持ちさせるためのさまざまな方法をご説明しました。 実は、インプラントのメーカーによっても、インプラントの寿命は異なります。インプラントメーカーは世界に100以上あり、それぞれメーカーごとにインプラントの質に差があるのです。 例えば価格が安すぎるメーカーは、インプラントの素材も安価な素材の可能性が高いです。安価な材料で作られたインプラントは、強度が弱く、寿命が短くなります。そのため、安すぎるインプラントメーカーを選ぶのはおすすめできません。 当院では、世界シェア率No.1のストローマン社の最新製品を使用しています。ストローマン社のインプラントは、インプラント周囲炎を発症しにくいという特徴があるため、適切なケアを行えば半永久的に使用できます。 インプラントのメーカーについては、より詳しくこちらの記事で解説しています。インプラントメーカーは、インプラントの寿命を決める重要な要素の1つなので、ぜひ併せてご覧ください。 >>インプラントのメーカー選びについて まとめ:インプラントの寿命はケア次第で長くできる!保証やメンテナンスを活用しよう 当記事では、インプラントの平均寿命から、インプラントの寿命を縮める原因まで一挙に解説しました。インプラントの平均寿命は約10年~15年と長く、治療後のメンテナンス次第では、20年以上使い続けることができます。 一方で、治療後のメンテナンスを怠ってしまうと、インプラントの寿命が縮まってしまいます。インプラントの寿命が縮まる最大の原因は、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎は、歯周病に似た疾患で、進行スピードが速いという特徴があります。そのため、一度発症すると、一気に悪化し、インプラントが抜け落ちてしまうのですね。 インプラントの寿命を縮めないためにも、歯科医院での定期メンテナンスと、ご自宅でのオーラルケアを徹底しましょう。ご自宅でのオーラルケアに自信がない方は、正しいケアができるように、歯科医から指導を受けてくださいね。 当院では、インプラントを可能な限り長く使用していただくために、治療後も患者様をサポートいたしますので、下記よりお気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

「インプラントメーカーを選ぶ必要はあるの?」「結局どこのインプラントメーカーがいいの?」 このような疑問をお持ちではありませんか?結論からお伝えすると、インプラントメーカー選びは重要です。 歯科医院を受診すれば、患者様がインプラントメーカーを選ばなくても、歯科医が勧めてくれます。しかし、中には治療費を下げて顧客を獲得するために、安価で低品質のインプラントを勧める歯科医も存在します。そのため、患者様ご自身も、インプラントメーカーの知識を持って、インプラントメーカーを選べるようになることが重要です。 そこで当記事では、以下の内容を解説いたします。 当記事を読めば、インプラントメーカー選びに役立つ周辺知識から、インプラントメーカー選びの3つのポイントまで一挙に理解できます。記事の後半では、当院がおすすめするインプラントメーカーも併せて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。 インプラントメーカーは世界に100種類以上 インプラントメーカーは、日本国内で流通しているメーカーだけで30種類以上存在し、世界には100種類を超えるメーカーが存在しています。あまりにも種類が多く、どれを選んでいいのか分からないですよね。 インプラントは、基本的に3つのパーツから構成されています。インプラント体(土台)・被せ物(人工歯)・アバットメント(インプラント体と被せ物をつなぐ器具)です。この3つのパーツは、それぞれ異なるメーカーのものを使うことはできないので、1つのインプラントメーカーを選ぶ必要があります。 数あるインプラントメーカーからご自身に最も適したインプラントメーカーを選ぶためには、それぞれのメーカーの特色を知ることが大切です。以下で、代表的なインプラントメーカーの特色・違いを解説しているので、併せてご覧ください。 インプラントメーカーごとの違いや特色について インプラントメーカーによって、それぞれ長所や特色が異なります。患者様ご自身に最適なインプラントメーカーを選ぶためには、さまざまなインプラントメーカーの特色を比較することが大切です。 代表的なインプラントメーカー名と、それぞれの特色は以下の通りです。 メーカー名 開発国 製品名 特色 1 ストローマン社 スイス ITIなど 長期的な安定を得やすい 2 ノーベルバイオケア社 スウェーデン ブローネマルクなど 40年以上の研究実績がある 3 ジンマー社 アメリカ カルシテックなど 骨と結合しやすい 4 アストラテック社 スウェーデン アストラなど あごの骨の吸収を抑える 代表的なインプラントメーカー4つだけを見ても、このように特色が異なります。患者様ご自身が最も重視する特色を持つインプラントメーカーを選びましょう。これらのインプラントメーカーはどれも、世界で高いシェア率を誇っています。そのため、日本でも、取り扱っている歯科医院は多いです。 インプラントは国産と海外産どちらのメーカーが良い? 代表的なインプラントメーカーとして、4つの海外メーカーを紹介しました。しかし、国内にも優れたインプラントメーカーは存在しています。 代表的な国内のインプラントメーカーは、以下の2社です。 特に、京セラメディカルは、国内で初めてインプラントを販売した企業として名が知れています。中でも、京セラメディカルのPOIインプラントは、長期的にインプラントが生存する(寿命が長い)症例が多いです。 日本製のインプラントを使うメリットとしては、日本人の骨格に合わせて作られたインプラントを使用できることがあります。海外メーカーのインプラントのサイズは、日本人の骨格に対して少し大きい場合もあるのです。したがって、その場合は、患者様の骨格に合わせて調整しなければなりません。 国内メーカーのインプラントであれば、調整する時間を待たなくて済むことがほとんどです。一刻も早くインプラントを入れたい患者様にとっては嬉しいでしょう。 インプラントの発祥は海外!歯科技術は日本より海外の方が進んでいる 国内メーカーにも、優れているインプラント製品があることを解説しました。しかし、実は海外インプラントメーカーの方が、主流です。 元々、近代インプラントの発祥は海外なのですね。1952年、スウェーデンのルンド大学に在籍していたブローネマルク教授により、金属チタンと骨との結合が発見されたことが始まりです。その後1965年に、初めて人体へインプラントが埋め込まれました。 一方、日本のインプラント史では、1978年の症例が初めてです。そのため、海外の方が、インプラントの研究年数や症例数が多く、現在まで改良に改良を重ねているのです。 また、歯科技術についても、日本より海外の方が進んでいます。信頼の置けるメーカーであれば、海外製だからといって恐れる必要はないので、安心してくださいね。 インプラントメーカーの選び方の3つのポイント ここまで、インプラントには多くの種類があって、それぞれ特色が異なることを解説しました。これほど種類があるなら、治療後に後悔しないためにも、信頼の置けるインプラントメーカーを慎重に選びたいですよね。そのような方向けに、ここでは、インプラントメーカー選びで押さえておきたいポイントを解説します。 インプラントメーカー選びのポイントは、以下の3点です。 これらのインプラントメーカー選びの3つのポイントについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。インプラントメーカー選びで後悔しないためにも、ぜひ参考にしてくださいね。 インプラントメーカーの選び方①:実績のあるメーカーか インプラントメーカーを選ぶ際は、実績のあるメーカーを選びましょう。インプラントメーカーによって、歴史の深さが異なります。歴史のあるインプラントメーカーであれば、数々の臨床実験が行われてきていたり、症例数が多かったりします。中には、10年、20年と長期的に安定する科学的根拠が得られているメーカーもあります。科学的根拠は、安心材料の1つになるでしょう。 一方で、歴史の浅いインプラントメーカーは、症例数が少ないです。インプラント治療では、金属(インプラント)をあごの骨に埋め込みます。それゆえに、症例数が少ないインプラントメーカーの製品を体内に埋め込むとなったら、心もとなく感じる方が多いのではないでしょうか。 歯科医院でのカウンセリング時に、インプラントメーカーの案内を受けた際は、どれほどの実績があるメーカーなのか聞いてみると良いでしょう。 インプラントメーカーの選び方②:ほかの医院でも扱っているメーカーか ほかの歯科医院でも取り扱いがあるメーカーを選ぶことも重要です。インプラントは、適切なメンテナンスを行えば、半永久的に使用できます。そのため、インプラントを使用している間に、患者様がお引越しされたり、歯科医院が閉院してしまったりすることも考えられるでしょう。 その場合、ほかの歯科医院でも扱っているメーカーを選べば、受診する歯科医院が変わっても、治療やメンテナンスを簡単に引き継ぐことができます。そのため、歯科医院でのカウンセリング時に、国内シェア率も聞いておくと良いでしょう。 インプラントメーカーの選び方③:不自然なほど安くないか 不自然なほど安いインプラントメーカーを選ぶのはやめましょう。安すぎるインプラントメーカーは、粗悪な材料で作られている可能性が高く、耐久性や強度が劣ります。そのため、インプラントを入れてからそこまで月日が経っていなくても、破損してしまうことがあるのです。 歯科医院の中には、治療費を安くして顧客を獲得するために、安価で低品質なインプラントメーカーを使用している所が存在します。初期費用が安く済んでも、後々トラブルが頻発し、再治療の費用や時間がかかるようでは意味がないですよね。そのため、インプラント費10万円以下など、極端に安いインプラントメーカーを使用している歯科医院は避けましょう。 当院のおすすめは「ストローマン」インプラント 当院でおすすめしているインプラントメーカーは、ストローマン社です。ストローマン社のインプラントは、世界No.1のシェア率を誇ります。噛む力や歯ぎしりに耐えられるほどの強度があり、さらにインプラント周囲炎になりにくいという特徴もあります。また、ストローマン社製インプラントの10年後の生存率は約97%で、寿命が長いです。 当院では、ストローマン社の中でも、BLTというインプラント製品を使用しています。BLTインプラントは、SLActiveと呼ばれる最新技術によって、インプラントの表面が粗く加工されているので、骨との結合が早いです。そのほか、テーパードデザインという独自のデザインにより、天然歯に似た見た目も再現できます。 当院では、機能面・審美面ともに患者様に満足していただけるインプラントメーカーを使用しているので、安心してくださいね。 インプラントの寿命については、より詳しくこちらの記事で解説しています。インプラントを長持ちさせる3つのポイントを解説しているので、併せてご覧ください。>>【長持ちの秘訣】インプラントの寿命は?平均寿命や長持ちさせる方法を解説 このページをご覧の方のよくあるご質問 Q.インプラントのメーカー選びは歯科医にお任せするのが良いのでしょうか? A.インプラントメーカーは世界中に何百種類もあり、一般の方が選択するのは非常に困難だと思いますので、実際は歯科医の裁量にお任せすることになると思います。インプラントシステムの種類によって特異な治療が違うこともあります。その歯科医師がどんな考えのもと治療に取り組んでいるかがポイントとなりますので、どのインプラントメーカーよりも、その先生が良いかどうかの判断の方が重要だと思います。しっかりとした治療を行う歯科医師はやはり、信頼できるインプラントメーカーを使用しています。そこの判断の方が重要だと思います。 格安のインプラントメーカーの製品は安全ですか? 格安のインプラントはおすすめしません。安いインプラントには安いなりの理由があります。インプラント本体が安い場合や上の被せ物が安い場合もあり、格安インプラントはたいてい両方とも質の悪い場合が多いので注意が必要です。インプラントは体の中に入れ何十年も生存させるものなので、信頼できない何回もやり直す可能性があるものはおすすめしません。 日本のインプラントメーカーが安心な気がするのですがどうでしょうか? 日本のインプラントメーカーも良いかもしれませんが、まだ歴史が浅く何十年という臨床実績がありません。インプラント界隈ではヨーロッパが昔からの歴史があり、ストローマンやノーベルバイオケアなどが有名です。もちろん、日本のメーカーが悪いと言ってる訳ではありません。最近のインプラントはどこも性能がよくなってきているので、しっかり安定するものが多くでてきております。インプラントメーカーとしては韓国も有名でかなりの信頼できるものがでてきております。 ストローマンインプラントのメリットを教えてください。 ストローマンは、様々な臨床データや実験データも豊富で最も安全なインプラントメーカーの一つです。世界中での売り上げも毎年トップ3に入り、世界で最も使用されているインプラントメーカーの一つです。歴史も長く、安全で結果もしっかりとでているインプラントメーカーなのでお勧めです。当院では通常のインプラント治療ではストローマン社製のインプラントを使用することが多いです。 まとめ:安すぎるインプラントメーカーには要注意! 当記事では、インプラントメーカー選びに役立つ周辺知識から、インプラントメーカー選びの3つのポイントまで一挙に解説しました。インプラントメーカーは、世界に100以上存在します。それぞれ特色が異なるので、患者様ご自身が最も重視する特色を兼ね備えたメーカーを選びましょう。 ただし、そうはいってもインプラントメーカーを1つに選ぶのは難しいと思います。その場合は、ほかの歯科医院でも取り扱いが多いインプラントメーカーを選びましょう。インプラントは、1度入れたら長い付き合いになります。お引越しをして、インプラントを入れた歯科医院に通えなくなることもあるでしょう。その場合に、取り扱いが多いインプラントメーカーであれば、別の医院でも治療・メンテナンスを引き継ぐことができます。 そのほか、1本10万円以下など安すぎるインプラントメーカーには気を付けましょう。安いインプラントメーカーは、安い材料でインプラントを作っている可能性が高いです。治療後にトラブルが頻発してしまっては、患者様が1番お辛いので、インプラントは慎重に選んでくださいね。 当院では、機能面・審美面ともに患者様に満足していただけるインプラントメーカー、ストローマン社の最新インプラントを使用しています。治療後の患者様の生活を1番に考慮してインプラントメーカーを選んでいるので、下記よりお気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。
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