インプラントコラム一覧

インプラントの通院回数と治療期間の目安-最短治療を実現

インプラントの通院回数と治療期間の目安-最短治療を実現

「すぐにインプラント治療を受けたいけど、いつ治療が終わるんだろう?」
「治療を受けたい医院が家から遠いんだけど、何回くらい通院しないといけないんだろう?」

インプラント治療を検討されている方なら、このような疑問が出てくるでしょう。

そこでこのページでは、インプラント治療にかかる期間や必要な通院回数を解説します。ただし患者様の状態によって、治療スケジュールは変動します。ここで紹介するものは、あくまでも治療の流れの一例であり、必ずこの通りになるわけではないので、あくまでも参考程度に考えていただくようにお願い致します。

インプラント治療について

インプラント治療は、外科手術によって顎の骨に人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療のことです。天然歯と同じように、インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、自然な噛み心地が得られます。また、見た目や口腔内の機能を回復させ、歯周病や虫歯などさまざまな原因で失われた歯を実質的に取り戻すことができます。

しかし、インプラント治療は外科手術を伴うため、通院回数や治療期間が長くなること多く、患者様にとっては負担が大きい治療でもあります。

インプラント治療のメリットとデメリット

インプラント治療のメリットは、天然歯のように自然な噛み心地が得られることや、見た目や口腔内の機能性が回復することが挙げられます。また、インプラントは人工歯根を支えに人工歯が独立するため、周囲の歯に負担をかけにくく、口腔全体の健康を維持しやすというメリットもあります。

一方でインプラント治療にはデメリットもあります。特にこのページをご覧の皆様にとっては、治療期間や通院回数が一般的な治療よりも多くなることがデメリットだと感じるのではないでしょうか。

インプラント治療は外科手術を伴う点や、人工歯根が定着するまで待つ期間が生じる点、また事前に歯周病の治療や骨造成の治療が必要になることがある点などから、治療期間が長くなりやすい治療です。

詳しくはこちらで解説しています。>>インプラント治療のメリット・デメリットについて

インプラントの通院回数と治療期間の目安

インプラントの通院回数と治療期間の目安

インプラント治療では、複数回の通院が必要になります。通院回数は患者様の健康状態や口腔の状態によって異なりますが、ここでは最も一般的な内容をご紹介します。

インプラント治療ステップごとの通院回数

インプラント治療の通院回数は、少ない場合で5回、多い場合には10回以上になります。インプラント治療は複数のステップで成り立っており、それぞれのステップで複数回の通院が必要になります。以下でそれぞれのステップごとの通院回数を簡単にご紹介します。

初診カウンセリングと検査:2回程度、数日〜数週間

初回のカウンセリングで1度通院し、その後に精密検査のためにもう一度通院する、というのがインプラント治療開始前の一般的な流れです。

初診カウンセリングでは、患者様のお悩みやご希望のヒアリング、治療内容や治療費用のご説明などを行います。カウンセリングは基本的には1回の通院で完了しますが、患者様が1回のカウンセリングで治療の決断に至れなかった場合には、当院では2回3回と何度でもカウンセリングを行話せていただく場合もございます。

また初診のカウンセリングでは、簡単に患者様の口腔内の状態を確認しますが、治療を行う前により詳しく検査が必要になります。そのためカウンセリングとは別に、検査のための来院が必要になります。

インプラントの埋入手術と定着期間:2回〜5回程度、1ヶ月〜数ヶ月

インプラントの人工歯根を埋め込む手術は、通常1回で完了します。手術の所要時間は30分から1時間程度で、麻酔を使用して治療を行います。その後は期間を置いて、人工歯根が顎の骨に定着してしっかりと固定されるのを待ちます。患者様のお口の状態や骨の健康によって期間は変わりますが、早ければ1ヶ月程度、長い場合は数ヶ月間の定着期間が必要になります。

また定着期間の間には、定期的に通院して患部の状態を確認します。骨が健康ですぐに定着が見込める場合は、途中確認を1回、時間のかかる患者様の場合は2回3回と経過確認のために通院が必要です。

人工歯の装着:1回、1日

インプラントの埋入手術後、人工歯根が定着したことが確認できれば、人工歯を装着します。人工歯の装着に必要な通院回数は、基本的には1回です。治療時間は2時間〜3時間ほどで、噛み合わせの微調整などを行います。人工歯を装着した結果、仕上がりに問題があった場合は、再来院が必要なことがあります。

定期的なメンテナンス:3ヶ月〜半年に1回

インプラント治療後には、定期的な検査やメンテナンスが必要です。定期的な通院は、治療後の状態の確認やトラブルを未然に防ぐために重要です。通院回数は、患者様の状態に応じて、3ヶ月〜半年に1回程度となります。

何度も通院が必要な理由

インプラント治療は他の歯科治療と比較して、通院回数がより多く必要になります。何度も通院が必要な理由は以下の通りです。

①治療の進行状況を細かく確認する必要がある

インプラントは骨に人工歯根を定着させる段階が最も重要で、しっかりと経過を観察し定着していなければ、さまざまなトラブルの原因となります。そのため手術後に、骨とインプラントの状態が安定しているかどうかを確認するために、定期的な通院が必要です。

②トラブルの予防

医師が患者様の口の中の状態を把握していれば、さまざまなトラブルを未然に防ぐことができます。

インプラントの治療中に口腔内の状態が悪化すると、インプラントに問題が生じる可能性があります。

たとえば、歯周病や虫歯などが原因で、口腔内の状態が悪化すると、インプラントがうまく固定できなかったり、緩んで抜け落ちてしまう場合があります。また、人工歯の噛み合わせが悪い場合には、歯ぎしりや食いしばりによって、インプラントが破損する可能性もあります。

治療中や治療後の定期的な通院により、こうした問題を未然に防ぎ、インプラントを長期間にわたって維持することができます。患者様自身でも、歯磨きや口腔ケアなど、日常的なケアを怠らないことが重要です。歯科医師から指示された通りにしっかりとインプラントのケアを行うことで、インプラントを長期間維持できる確率を高めることができます。

以上のような理由で、インプラントの治療中や治療後には、複数回の通院が必要です。患者様の状態によって必要な通院回数や通院期間は異なるため、より具体的に知りたい場合は、カウンセリングや検査の際にぜひ聞いてみてください。

口腔状態によって治療期間や回数が大幅に前後する

上記で紹介したインプラント治療の期間や回数の一例ですが、インプラント治療において、さらに治療期間や回数が増加する場合があります。インプラント治療の期間を大幅に前後させる原因となるのが、患者様の治療前の口腔内の状態です。

例えば歯周病になっていたり、歯茎が痩せている場合、インプラント治療の前にそれらの治療が必要になります。また、インプラントの人工歯根を埋め込む顎の骨が痩せていたり薄い場合は、骨の量を増やすための治療も必要です。

口腔内に問題がある場合、具体的には以下のような治療を必要とします。

  • 骨造成や骨移植
  • 歯茎の歯肉の移植
  • 歯周病治療や虫歯治療

これらの治療について、具体的な内容は、当記事の後半で詳しく解説します。「歯周病の気がある」「歯茎が後退してきている」といった自覚がある場合は、インプラント治療が長引く可能性も考慮しておきましょう。また自身ではこういった症状に気づかない場合も多いので、一度カウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。

当院のカウンセリングは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

メンテナンスのための通院頻度や回数について

メンテナンスのための通院頻度や回数について

インプラントは治療完了後も定期的に通院してメンテナンスをする必要があります。

インプラントは人工物のため、虫歯になるということはありません。しかし適切なメンテナンスを行わなければ、インプラント周囲炎と呼ばれる歯周病に似た症状を発症する場合があります。

インプラント周囲炎になると、歯茎が腫れたり痛みが生じる、インプラントがゆるんでガタガタする、最悪の場合インプラントが脱落する場合も。また周囲炎が周囲の歯に悪影響を及ぼす場合もございます。

インプラント周囲炎インプラント治療を行った後は、定期的にメンテナンスに通う必要があるのです。

メンテナンスの頻度は最低でも年2回以上

インプラント治療を行った後は、少なくとも年に2回はメンテナンスを行うべきです。上述したとおり、メンテナンスを行わなければ、インプラント周囲炎などのトラブルが発生し、インプラント本体だけでなく周囲の歯にまで悪影響を及ぼす可能性があるためです。

当院では患者様の状況に応じて、年に3回〜4回のメンテナンスを行っています。メンテナンスの回数が多いことは、患者様にとって煩わしいことかもしれませんが、しっかりとメンテナンスすればインプラントをより長く使っていただけます。

当院のインプラント治療は、カウンセリングやメンテナンスを重要視しています。インプラントが不安という方も、安心してご相談いただけると自負しています。カウンセリングは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

治療期間は短い方がいいの?短期間なら良いというわけではない

治療期間は短い方がいいの?短期間なら良いというわけではない

ここまでインプラント治療にかかる期間や通院回数を解説してきました。さまざまな要因でインプラント治療には長い期間が必要になるので、医院でも治療期間を短くできるように努力しています。当院でも設備を整え、インプラント治療の最新技術を学び、治療期間の短縮を目指しています。

では単純に「治療期間が短い医院」が良い医院なのか、というとそうでもありません。

重要なのは、「なぜ治療期間が短いのか」です。極端な話、以下のような方法で治療期間を短縮することもできてしまいます。

  • カウンセリングや精密検査を省略する
  • 手術前治療を行わない
  • 人工歯根の定着期間を十分に取らない

確かにこういった方法で治療期間を縮めることはできますが、インプラントの成功率は当然下がります。そしてこのような方法を取る医院も、残念ながら存在しています。

『なるべく治療期間を短くしたい!』と考えている方は、医院のドクターに必ず「なぜ治療期間を短くできるのか」まで質問してください。その結果として上記のような回答をする医院は、おすすめできません。

必要な治療過程にはしっかりと時間をかける、その上で技術力で治療期間を短縮できる、そんな医院を見つけられれば、きっと治療もうまくいくでしょう。

まとめ:インプラント治療には数ヶ月の期間がかかります

まとめ:インプラント治療には数ヶ月の期間がかかります

当記事では、インプラント治療にかかる期間や通院の回数を解説しました。

インプラント治療はその仕組み上、どうしても長期治療になってしまいます。最短でも2ヶ月〜長ければ1年を超える場合もあるでしょう。

もちろんインプラント治療の期間が短いことは、患者様にとって喜ばしいことでしょうが、必要な過程を省いて期間が短縮されては意味がありません。必要な治療はしっかりと行い、カウンセリングなども重要視して、それでいて技術で治療期間を短縮できる歯科を見つけましょう。

当院は最新の設備と高い技術を持ったドクターが、インプラント治療を行います。カウンセリングやアフターケア・メンテナンスにも力を入れており、特にカウンセリングは無料で行っています。少し話を聞いてみたい、という方でももちろん歓迎しておりますので、ぜひ一度気軽にお問い合わせください。

【執筆・監修者】

 院長:岩下太一(歯学博士)

帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック)

院長:岩下太一(歯学博士)

ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医
オステムインプラントインストラクター 講師
日本審美歯科学会 認定医
他、所属学会、認定資格多数

充実した無料カウンセリング

充実した無料カウンセリング

初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。

当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。

ITIインプラントスペシャリスト認定医

ITIインプラントスペシャリスト認定医

~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~

帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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