「インプラントの相談に行ったら、インプラントは合わないと断られてしまった…」
「歯医者から一度断られたら、インプラントは絶対だめなの?」
このような悩みや疑問をお持ちではありませんか?歯を失った時の治療法の一選択肢であるインプラント。見た目の良い歯(インプラント)を手に入れられるので、関心をもつ方が多いです。しかし、人によっては歯医者からインプラントを断られてしまうことも。その方々は、どういった理由で断られてしまっているのか気になりますよね。
そこで当記事では、以下の内容を解説いたします。
- インプラントが絶対だめな人もいる
- 歯医者がインプラントは絶対だめと言う9つの理由
- デメリットだけではない!インプラントにする4つのメリット
- 自分にとってインプラントは絶対だめか判断する3つのポイント
- 歯の治療法は多いので盲目的にならないように要注意
当記事を読めば、インプラントが絶対だめになり得る9つの理由を理解できます。記事の後半では、インプラントが絶対だめかご自身で判断する3つのポイントについても併せて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
「インプラントは絶対だめ」な患者様もおられます
なんらかの理由で歯を失った際に歯を補う代表的な治療法であるインプラント。しかし、人によってはインプラントが適さないこともあります。歯科のカウンセリングを受けに行ったら、インプラントは出来ないと断られてしまったり、他の治療法を勧められたりした方もいるのではないでしょうか。
インプラントは絶対だめなのに、それに気づかずインプラントで治療を進めてしまうと、後々になんらかのトラブルが起きる可能性があります。そのため、治療を開始する前に、インプラント治療に適しているのかどうかを判断することが重要です。以下で、インプラントは絶対だめと断られる主な9つの理由について解説するので、ぜひご覧ください。
インプラントは絶対だめ?歯医者がインプラントは絶対だめと言う9つの理由
インプラントは絶対だめと断られてしまう理由は、以下の9つの理由が考えられます。
- あごの骨が少ない・弱いと手術がうまくいかない
- 全身疾患や持病があるとインプラントが出来ない場合も
- 外科手術をするためリスクがある
- 金属アレルギーの場合
- 医院ごとの技術力・設備の差が激しい
- 費用が高額になる
- 治療が長期化しやすい
- 治療後もメンテナンスが必要
- インプラントが原因で口臭がひどくなる場合も?
これらのインプラントが絶対だめな9つの理由について、以下でそれぞれ詳しく解説します。歯科医から一度インプラントを断られた方や、これからインプラントを検討する方は是非ご覧ください。
絶対だめな理由①:あごの骨が少ない・弱いと手術がうまくいかない
あごの骨が少なかったり弱かったりすると、インプラントは絶対だめと断られる可能性が高いです。インプラント治療では、あごの骨に穴を開け、そこにインプラント体(土台)を埋入し固定します。しかし、あごの骨が少なかったり弱かったりすると、インプラント体をあごの骨にしっかりと固定することが出来ません。そのため、そのままインプラント治療を行うと失敗に終わる可能性が高く、断られることもあるのです。
ただし、あごの骨が少なく弱い方でも骨造成が行える場合は、インプラント治療も行えます。骨造成とは、あごの骨が薄いところに人工骨を足す治療法です。骨造成を行えば、骨に厚みを持たせられるため、インプラントを入れられます。しかし、骨造成はかなり難易度の高い手術で、すべての歯科医が対応できるわけではありません。そのため、骨造成手術に対応できない歯科医からはインプラント自体を断られてしまうでしょう。
当院では、他院からインプラントを求めて来院されている方が多くいます。その大半が今の医院ではインプラントができないと言われた患者様で、その理由をお聞きすると骨造成を行えないから、と仰られます。
骨造成は歯科大学を卒業した後に学ぶ技術であり、高度な技術のため、その技術がない歯科医院が多いことは仕方のないことでもあります。
たいして当院の院長は、国内だけでなく海外でも技術を学んでおり、日常的に骨造成も行っております。他院で骨造成ができないからインプラントができない、と言われてしまった方も安心してお任せください。
あごの骨が少なく弱い方は、骨造成手術に対応できる歯科医を選ぶことが重要です。骨造成については、より詳しくこちらの記事で解説しているので、併せてご覧ください。>>骨が足りなくてもインプラントができる?骨造成・骨移植について解説
絶対だめな理由②:全身疾患や持病があるとインプラントが出来ない場合も
全身疾患や持病がある場合も、インプラントは絶対だめと断られる可能性が高いです。特に、以下の全身疾患を抱えている方のインプラント治療は難易度が上がります。
- 糖尿病
- 高血圧
- 心臓病
- 骨粗しょう症
インプラントは外科手術を伴います。重度の全身疾患を抱えていると、インプラントの手術中に容態が急変する可能性があるため、インプラントは絶対だめと断られる可能性が高いです。特に、高血圧の場合は、手術中に急激な血圧の変動が起こる可能性を否めません。ただし、歯科とかかりつけ医が連携し、薬で症状をコントロールするなどすれば、インプラント治療を受けられる可能性があります。
当院は全身疾患、特に高血圧の方などは、医科で使用するモニターにて全身状態の管理を行いながらインプラント手術を行います。血圧、脈拍、酸素飽和度、心電図など、全身管理のもとでインプラント手術を行いますので、全身疾患のある方でも安心してインプラント手術を受けていただけます。
絶対だめな理由③:外科手術をするためリスクがある
インプラント治療は、歯茎を切開するなどの外科手術を伴います。そのため、経験不足で自信のない歯科医は、神経を傷つけるリスクがあるから絶対だめと断るケースがあるのです。実際に、過去にはインプラント治療において神経を傷つけるという医療ミスが起きています。2007年には神経損傷による死亡事故も起きています。過去に他院などで起こったインプラントの失敗例について>>インプラントに失敗してもやり直せる?本当に怖い実際の失敗例も紹介
もちろん、インプラント治療の経験が豊富な歯科医がいて、歯科用CTなどの設備がしっかり整っている歯科医院であれば、その心配は少ないです。自信のない歯科医の元で外科手術を受けるのは、患者様側も不安で仕方ないでしょう。そのため、インプラント治療を受ける場合は、歯科医院の見極めが重要になります。
当院の院長はインプラントの指導的立場にあります。
当院の院長は自身の医院で患者様の治療を行うだけでなく、他の歯科医師にインプラント治療を教える指導的立場でもあります。 歯科医にとっての「インプラントの先生」として、多くの歯科医師から相談を受けるインプラントのスペシャリストなので安心してお任せください。
ライブオペでの指導
講義
模型実習
豚を用いた実習の指導
絶対だめな理由④:金属アレルギーの場合
金属アレルギーの方も、インプラントは絶対だめと断られる可能性があります。インプラントは、身体に馴染みやすい金属チタンで出来ているので、金属アレルギーが出ることは稀です。しかし、これまでまったく金属アレルギーが出ていないわけではありません。微量の金属に反応し、掌蹠膿疱症(しょうせきほうのうしょう)と呼ばれる膿が出る症状を引き起こしたケースもあります。
そのため、金属アレルギーだとインプラント治療を断られる場合があるのです。ただし、100%非金属のジルコニアインプラントを選べば問題なくインプラント治療を受けられます。ジルコニアインプラントはチタン製インプラントより、やや高価です。しかし、アレルギーの恐れが全くないことを考慮すれば、検討の価値があるといえます。
ジルコニアインプラントについては、より詳しくこちらの記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。>>【金属フリー】ジルコニアインプラントとは?使うメリットや費用感を徹底解説
絶対だめな理由⑤:医院ごとの技術力・設備の差が激しい
当然ですが、歯科医院ごとに技術力・設備に差があります。そのため、技術力に乏しい歯科医や設備が整っていない歯科医院は、インプラントは絶対だめと断るケースがあります。インプラントは外科手術を伴いますが、外科手術を担当できる歯科医は多くありません。また、歯科用CTなど、インプラント治療には必須の設備がない歯科医院も存在します。
技術力が乏しかったり、設備が整っていなかったりするとインプラントが失敗に終わる可能性が非常に高いです。例えば、歯科用CTがなければ、あごの骨などの状態を立体的に検査することができないため、医療ミスが起きる可能性が高まります。そのため、インプラント治療を受けるなら歯科医院を慎重に選ぶ必要があります。
当院は歯科用のCTはもちろんのこと、コンピューターガイデットサージェリーという、外科手術を安全にかつ、正確に行える外科用ステントを使用します。歯科用ソフトと3Dプリンターでガイドを作製し、患者様の痛みを減らすことに専念しております。安心してお任せください。
当院はインプラント治療に必要な最新設備を整え、患者様が安心してインプラント治療を受けられる環境を作っています。初回カウンセリングは無料なので、下記よりお気軽にお問い合わせください。
絶対だめな理由⑥:費用が高額になる
インプラントは自由診療で保険が効かず、治療費が高額です。治療前には必ず見積もりを出して患者様と一緒に確認します。その際に治療費の支払いが難しいと判断された場合は、インプラント治療を断られる可能性もあるのです。
インプラントの費用の相場は、1本あたり約30万~50万円です。しかし、被せ物(人工歯)の素材に上質な素材を選んだり、麻酔オプションをつけたりすると、さらに費用がかさみます。そのため、高額な費用でも問題なく支払いができると判断されることが重要です。クレジットカード決済であれば分割払いに対応している歯科医院が多いので、まずは支払い計画を立てるために歯科のカウンセリングを受けましょう。
絶対だめな理由⑦:治療が長期化しやすい
治療が長期化しやすいため、すぐに歯の治療を終わらせたい方にとっては不向きと断られるケースもあります。インプラントの治療期間は、個人差はあれど最低約3ヶ月はかかり、長いと約1年かかることも。そのため、噛む際によく使う歯を欠損した場合は、すぐに歯を補えるように治療期間が短い入れ歯やブリッジを案内されることもあります。
ただし最近は、抜歯と同時にインプラントを入れられる抜歯即時インプラントが登場し、インプラントの治療期間も比較的短くできるようになりました。抜歯即時インプラントを採用した際のインプラントの治療期間は約3ヶ月~4ヶ月です。そのため、抜歯即時インプラントを選べば、治療期間を短くしたい方でもインプラント治療を受けられます。
当院では抜歯即時はもちろんのこと、治癒をできるだけ早くし痛みが少なくなるように、できるだけ歯茎を切開する範囲を少なくしています。そのためにはガイドを使用したインプラント治療は非常に有効です。
抜歯即時インプラントについては、より詳しくこちらの記事で解説しているので、併せてご覧ください。>>抜歯即時インプラントとは?治療スケジュールやメリットを徹底解説
絶対だめな理由⑧:治療後もメンテナンスが必要
インプラントは治療が終わった後も、適切なメンテナンスをし続けなければなりません。適切なメンテナンスを行わないと、歯周病によく似たインプラント周囲炎を発症し、インプラントの寿命が短くなるのです。そのため、治療後のメンテナンスに消極的で非協力的だと判断された場合は、インプラントを断られる場合があります。
インプラントのメンテナンスは、ご自宅でのメンテナンスだけでは不十分です。約3ヶ月~4ヶ月の一度は歯科医院に来院してもらう必要があります。それは、レントゲン検査を行って、インプラントをあごの骨やインプラント体に異常が起きていないか、定期的に検査を行う必要があるからです。歯科医の指示に従わないなどの場合は、インプラント治療を断られるケースがあるので気を付けましょう。
インプラントは天然の歯のように防御力が強くありません。すなわち天然の歯よりも歯周病に弱いのです。よって、歯ブラシを患者様にしっかりとして頂くと同時に、歯磨きしやすいお口の環境をドクター側もつくる必要があります。
角化歯肉といってインプラントの周辺に固い鎧のような歯茎を移植する場合もあります。(遊離歯肉移植術)
これによりインプラントが守られ、より長く健康に使用できるようになります。当院ではそこまで考えてインプラント治療を行っておりますので、安心してお任せください。
インプラント特有の疾患であるインプラント周囲炎については、より詳しくこちらの記事で解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。>>インプラントは歯周病になる?インプラント周囲炎や歯周病について徹底解説
絶対だめな理由⑨:インプラントが原因で口臭がひどくなる場合も?
インプラントを入れると口臭がひどくなることがあり、インプラントはやめておいた方がいいと案内されることもあります。口臭がきつくなる原因としては、インプラントの被せ物(人工歯)とアバットメント(器具)の隙間に食べかすなどがつまっていることが挙げられます。
天然歯とは違って、インプラントは歯と歯茎の間に隙間ができやすいので、特に食べかすがつまりやすいです。そのため、丁寧なブラッシングをしていても完全には汚れが取り切れず、口臭がきつくなっていく可能性があります。ただし、インプラントを入れた後、定期的に歯科医院での専門クリーニングを受けさえすれば、そこまで口臭を心配する必要はないでしょう。
またご自宅でのケアも方法さえしっかりとしていれば、口臭を予防することは可能です。インプラント治療したあとに、歯間ブラシなどを使用すると、口臭の原因となる隙間の汚れを除去しやすくなります。当院には日本歯周病学会の認定衛生士も常駐しており、治療後にしっかりとおうちでのケアについて指導させていただきます。安心してインプラント治療をお任せください。
それでもインプラントを勧める理由は?インプラントの3つのメリット!
ここまでインプラント治療において、絶対だめと断られる9つの理由について解説しました。しかし、9つの断られる理由に当てはまっていたとしても、なんらかの対策を講じれば、インプラントが出来る可能性があります。このように対策を打ってまでインプラントを勧めるのは、インプラントにはインプラントにしかないメリットがあるからです。
インプラントの主なメリットは、以下の3点です。
- 根本から失った歯を取り戻せる
- 周囲の歯への負担が少ない
- 自然な見た目を実現できる
これらの3つのメリットについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。「インプラントは諦めた方がいいのかも…」と思っている方は、特にご覧ください。
インプラントを勧める理由①:根本から失った歯を取り戻せる
インプラントの最大のメリットは、根元から失った歯を取り戻せることです。歯を欠損した際の歯を補う治療法として、インプラント以外に入れ歯やブリッジもあります。しかし、入れ歯やブリッジは、あごの骨に埋め込むわけではなく、周囲の歯に引っかけているだけです。一方、インプラントはあごの骨に埋入しています。
そのため、インプラントは安定感に優れており、天然歯と同等の噛み心地を得られるのです。つまり、まるで自分の本当の歯かのように食事を楽しめます。食事は毎日のことです。可能な限りストレスなく、楽しく食事をしたい方は、インプラントを検討することをオススメします。
特に入れ歯での食事に不都合を感じられていた方は、インプラントにして本当に良かったと言ってくださることが多いです。入れ歯は、歯を歯茎の上にのせてお食事をするものです。歯茎は柔らかく凹むので、噛むと沈んで噛む力が逃げてしまい、上手に噛めなかったり噛み心地がなかったりします。また、入れ歯の下に食べ物が入ってしまうと、つよい痛みが生じます。
対してインプラントは、自分の歯以上に噛めて痛みもありません。
インプラントを勧める理由②:周囲の歯への負担が少ない
インプラントは周囲の歯へも負担をかけません。なぜなら、歯を欠損した部分にインプラント体(土台)を埋入するので、周囲の歯に頼ることなく独立できるからです。その反面、他の治療法であるブリッジや入れ歯は、周囲の歯に負担をかけてしまいます。ブリッジは両隣の歯を削らなければなりませんし、入れ歯はワイヤーで周囲の歯に余計な負荷をかけてしまうのです。
歯に負担がかかると、歯の強度が下がってしまいます。そうすると将来的に、周囲の歯までだめになってしまう可能性もあるのです。自分の健康な歯はできる限り残したいと考えた場合、インプラントは非常に優秀だといえます。
歯を失ってしまった場合のインプラント以外の治療法としては、入れ歯とブリッジが有名です。3つの治療法については、以下の表を見ていただければ、それぞれのメリットとデメリットがわかりやすいかと思います。
インプラント | 入れ歯 | ブリッジ | |
食事 | ◎:違和感なく楽しめる | ×:違和感がある・温度を感じづらい | ◯:ほとんど違和感がない |
噛む力 | ◎:しっかり噛める | ×:あまり噛めない | ◯:ある程度噛める |
周囲の歯への影響 | ◎:影響なし | ×:留め具をかける歯に負担がかかる | ×:両隣の歯を削る・負担がかかる |
治療できる歯の数 | ◎:何本でも可能 | ◎:何本でも可能 | ×:1本〜2本が理想、多くて3本程度まで |
見た目 | ◎:違和感なく美しい | △:保険診療だと留め具が見えて違和感がある | △:保険診療だと銀歯で見た目に違和感がある |
手術の有無 | ×:外科手術が必要 | ◎:手術の必要がない | ◎:手術の必要がない |
費用 | ×:原則として自由診療 | ◎:保険診料と自由診療が選べる | ◎:保険診料と自由診療が選べる |
治療期間 | ×:外科手術など長期治療になる | ◯:短期間 | ◯:短期間 |
以下の記事で、インプラント・入れ歯・ブリッジについてさらに詳しく比較、解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。>>インプラント、差し歯、入れ歯、ブリッジの違いやメリット/デメリット
インプラントを勧める理由③:自然な見た目を実現できる
インプラントは自然な見た目を実現でき、審美性に優れます。歯を治療する際に考慮するべき点は、噛む機能についてだけではありません。歯はお顔の印象を決定づける重要なパーツなので、見た目の美しさにもこだわることが重要です。入れ歯のように口を開けたらワイヤーが見えるようでは、思いっきり笑うことができませんよね。
一方で、インプラントは周囲の歯に馴染む色を選べますし、形も歯科技工士によって周囲に馴染むよう緻密に計算されます。そのため、自然な見た目を実現でき、自信を持って日常生活を送ることができるのです。
当院では、セラミックの作成を専門とする技工所と連携しています。きめ細やかな作業を丁寧に行い、患者様の歯に馴染むインプラントを作るので、まずは下記よりお気軽にお問い合わせください。
自分にとってインプラントが絶対だめなのか?判断するための2つのポイント
インプラントは絶対だめと断られる主な9つの理由を解説しましたが、自分がそれに当てはまっているか分からない方も多いと思います。そこで、ここではインプラントが絶対だめかどうかを自分で判断するためのポイントを解説します。
自分にとってインプラントが絶対だめかどうかを判断するためのポイントは、以下3点です。
- 他の治療法のメリットとデメリットも理解する
- インプラントが得意な医院でカウンセリングを受けてみる
これらの3つのポイントについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。インプラントを検討している方は是非一度ご覧いただき、判断する参考にしてくださいね。
ポイント①:他の治療法のメリットとデメリットも理解する
インプラントが絶対だめかどうかを判断するためには、他の治療法とインプラントを比較する必要があります。歯が欠損した際の代表的な治療法はインプラント・入れ歯・ブリッジです。どの治療法も長所・短所があります。そのため、どの治療法が自分に合っているのかを考えましょう。
例えば、入れ歯やブリッジは費用は抑えられますが、その分だけ審美性に劣ります。逆にインプラントは審美性に優れますが、治療費が高額で治療期間も長いです。このように、すべてが満点の治療法はないといえます。しかし、費用や期間、機能、審美性などの何を優先するかを決めることで、患者様個人にとってなるべく満点に近づけるようにすることは可能です。何が自分にとって1番重要なのかを考え、患者様個人にとって最適な治療法を選びましょう。
ポイント②:インプラントが得意な医院でカウンセリングを受けてみる
インプラントが絶対だめかどうかを判断するためには、インプラントが得意な歯科医院でカウンセリングを受けることも有用です。自己判断でインプラントは絶対だめだと思った場合でも、歯科医のプロ目線であれば絶対だめではないケースも多々あります。カウンセリングを通じて「ここが問題だけど、こうすればその問題を解決できる」というように提案することが可能だからです。
逆もしかりで、インプラントをしたいと思っているけど、カウンセリングに行ったら絶対だめなケースだと分かることもあります。歯科医はプロですから、患者様が安心安全な治療を受けられるように、あらゆる角度から判断して提案します。自己判断でインプラントは絶対だめだと思って諦めようと思っている方は、一度インプラントが得意な歯科医院で話を聞いてみましょう。
当院にはよく、『インプラント治療が難しい』と他院で言われた患者様が、セカンドオピニオンで来られます。私の見る限り、インプラント治療が難しい理由は、その歯科医師の力量不足な場合が多いです。難しいのはその先生にとって難しいのであって、できる歯科医師にとってはそこまで難しくない場合も多いです。インプラント治療でお困りの方は、まずはセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。
歯の治療の選択肢は多い!盲目的にならないように要注意!
歯を欠損した際の代表的な治療法は入れ歯・ブリッジ・インプラント。このように歯の治療法は選択肢が多いです。そのため、盲目的にならないように注意しましょう。「インプラントは絶対だめ」も間違っているし「インプラントは絶対おすすめ」も間違っています。なぜなら、患者様一人一人症例が異なり、歯の治療法の最適解が異なるからです。
カウンセリングを通じて、色々な角度から思考し、患者様にとっての最適解を導いてくれる歯科医院を見つけることが何よりも重要です。初回のカウンセリングなら無料で行っている所が多いので、まずは気軽に相談に行ってみましょう。一度話せば、歯科医との相性も確認できます。
当院の院長は、インプラント治療の経験は豊富なことはもちろんのこと、矯正治療にも精通しております。インプラント治療、セラミック治療、そして、矯正治療のコンビネーションによってさらに選択肢が広がります。あなたにとっての最適解を提案させていただきます。
当院でも、初回のカウンセリングを無料で行っています。患者様の些細な疑問にも丁寧に答えますので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
このページをご覧の方のよくあるご質問
Q.歯科医は自分自身にはインプラントしないと聞いたのですが本当ですか?
A.歯科医によって考え方はさまざまですが、少なくとも当院の岩下院長はご自身の親族にインプラント治療を行っており、自分自身が抜歯に至った場合にはインプラント治療を行うでしょう。歯科医はそもそも自身の歯が抜歯に至るほど悪くなる前に対処できることが多く、結果としてインプラント治療が必要とならないためというのも、『歯科医はインプラントをしない』という話が広まった理由の一つかと思われます。
>>歯科医はインプラントをしない?勧めない理由や悪い噂の真偽を解説
Q.インプラントはどのような人がしない方がいいですか?
A.歯周病の方はインプラントをお勧めしません。インプラントは虫歯になりせんが、歯周病に弱く、歯周病のままインプラントをすると、骨が溶けてしまい、インプラントが脱落してしまう可能性があります。よって、まずは歯周病の治療を徹底的に行った後にインプラント治療をすることをおすすめします。あとは、全身疾患に罹患されている方、特に糖尿病や高血圧がコントロールされていない方はインプラント手術をすることができません。糖尿病の方は傷の治りが悪く感染リスクが高まります。そして、高血圧の方は手術中の血圧上昇のため、身体に負担が大きくなります。内科や循環器の先生方と対診を行い全身疾患の管理下のもと手術を行いますので安心してください。
Q.老後にインプラントをするのは避けた方が良いですか?
A.インプラント治療に年齢は関係なく、健康であれば誰でもできます。当院では、全く歯が無かった80歳の方もインプラント治療を行い、何でも噛めるようになり大変喜ばれています。ただし、年齢とともに全身的疾患や傷の治りが遅くなったりとインプラント治療に伴うリスクが上がります。したがって、気になっているのなら、すぐに相談されることをお勧めします。思い立ったその日が一番若いのですから…
Q.インプラント治療に失敗する可能性はありますか?
A.様々な臨床データがありますが、一般的に10年以上のインプラントの生存率は90%以上であり、下顎のほうが生存率が少し高くなります。インプラントを失う(失敗)の原因の第一は歯周病です。インプラントを行った後は必ず、メインテナンスを定期的に受けてください。あとは歯軋りや食いしばりがる方は、ナイトガードなどでインプラントを守ることをお勧めします。
まとめ:患者様によってはインプラントが絶対ダメな場合もあります
当記事では、インプラントが絶対だめと断られる主な9つの理由について解説しました。あごの骨が薄いと、インプラント体(土台)をあごの骨にしっかりと固定することができないので、絶対だめと断られるケースがあります。しかし、あごの骨が薄いところに人工骨を足す骨造成を行えば、インプラント治療を受けられる可能性もあるのです。
このように絶対だめだと思われるケースでも、対策を講じれば問題ないことも。そのため、自己判断で「インプラントは無理かも…」と判断した場合も、まずは歯科医院のカウンセリングを受けてみてください。歯科医の方から「ここが問題になり得るけど、こうすれば治療できる」などの提案をもらえます。
「インプラントは絶対だめ」も「インプラントは絶対おすすめ」も、どちらも間違っています。なぜなら、患者様一人一人症例が異なり、歯の治療法の最適解も異なるからです。インプラントと他の治療法のメリット・デメリットを比較して、しっかりと説明してくれる歯科医院の元で治療を受けましょう。
当院では、患者様が歯の治療を通して幸せな人生を実現できるよう、出来る限りのサポートをしています。初回カウンセリングは無料なので、下記よりお気軽にお問い合わせください。
【執筆・監修者】
帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック)
院長:岩下太一(歯学博士)
ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医
オステムインプラントインストラクター 講師
日本審美歯科学会 認定医
他、所属学会、認定資格多数
充実した無料カウンセリング
初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。
当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。
ITIインプラントスペシャリスト認定医
~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~
帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。