治療期間中を安心して過ごせる!テンポラリーインプラントについて解説
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治療期間中を安心して過ごせる!テンポラリーインプラントについて解説

「インプラントは術後すぐいつも通りの食事が出来るのかな?」「インプラントの治療期間中の見た目が心配…」 このような疑問やご不安をお持ちではありませんか?インプラントは、約3ヶ月~1年とバラつきはあるものの、治療期間が長い治療法であることに変わりはありません。治療中の食事や見た目にストレスを抱えたまま、長期間を過ごすのは嫌ですよね。しかし、ご安心ください。それらの悩みを一気に解決できるテンポラリーインプラントと呼ばれるインプラントの1種があるのです。 そこで当記事では、以下の内容を解説いたします。 当記事を読めば、テンポラリーインプラントという選択肢について理解できます。テンポラリーインプラントを使用するメリットやデメリットについても併せて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。 テンポラリーインプラントとは? テンポラリーインプラントとは、簡単にお伝えすると、仮歯をしっかりと固定できる仮のインプラントです。 通常の仮歯は、入れ歯タイプや両隣の歯にセメントで付けるタイプなど、安定感が得られない方法で取り付けられます。あごの骨に固定されないため、しっかりと噛むことができません。元々、仮歯の目的は治療期間中の見た目の回復や、隣り合う歯の動きを防ぐことで、噛むことではないので当然といえば当然です。 一方、テンポラリーインプラントは、本物のインプラントの隣に埋入します。あごの骨にしっかりと固定されるので、見た目の回復など以外に噛む機能を持ち合わせているのです。通常のインプラントより細いため、長期的な使用には向いていません。しかし、本物のインプラントが骨と結合するまでの間の数か月であれば、問題なく使用できます。 また、インプラント手術の当日に、テンポラリーインプラントの埋入から仮歯の取り付けまで完了します。そのため、治療期間中のストレスを可能な限り軽減したい方に最適な選択肢といえるでしょう。 テンポラリーインプラントを使うメリットは?4つのポイントを解説 テンポラリーインプラントは、仮歯をしっかりと固定できる仮のインプラントと解説しました。テンポラリーインプラントには、インプラントの治療期間中のストレスを軽減するさまざまなメリットがあります。 テンポラリーインプラントを使用する主なメリットは、以下の4点です。 これらの4つのメリットについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。インプラント治療期間中の生活が不安な方は、ぜひご覧ください。 テンポラリーインプラントのメリット①:治療期間中の食事をしっかり噛める 治療期間中でもしっかり噛めることは、テンポラリーインプラントの最大のメリットと言っても過言ではありません。テンポラリーインプラントは、通常の仮歯とは違って、あごの骨に埋入できるので、固定感を得られます。そのため、普段と変わらない食事を不自由なく楽しめるのです。 また、インプラント手術の当日に、テンポラリーインプラントと仮歯を同時に取り付けられるので、手術当日から噛めます。「インプラントには興味があるけど、制限のある食生活が心配…」という方には、特に嬉しいポイントでしょう。 テンポラリーインプラントのメリット②:治療期間中も歯があるような見た目を保てる テンポラリーインプラントを入れれば、治療期間中も歯があるような見た目を保てます。たしかに、入れ歯タイプや両隣の歯にセメントで付けるタイプなどの通常の仮歯でも、見た目の回復は可能です。 しかし、それらの通常の仮歯は、インプラント体の傷口が治ってから装着する場合がほとんどです。つまり、インプラント手術日から抜糸までの約1週間は仮歯をつけられません。テンポラリーインプラントであれば、手術当日に仮歯を装着できるので、すぐに見た目を回復できます。 目立ちやすい場所の歯を失くした場合など、すぐにでも見た目を回復したい方にとっては嬉しいポイントでしょう。 テンポラリーインプラントのメリット③:周囲の歯の負担を軽減できる 周囲の歯の負担を軽減できることも、テンポラリーインプラントのメリットの1つです。入れ歯を使用する場合は、食事の際の噛む力などは、入れ歯を支える周囲の歯に負担がかかります。両隣の歯にセメントで付けるタイプの仮歯も同様に、仮歯を支える両隣の歯に負担がかかります。歯に負担がかかると、歯の強度が下がってしまいます。 一方、テンポラリーインプラントは周囲の歯に頼らず独立しているため、周囲の歯に負担がほとんどかかりません。そのため、健康な歯に負担をかけたくないという理由から、テンポラリーインプラントを選ぶ方もいらっしゃいます。 テンポラリーインプラントのメリット④:取り外しが簡単 テンポラリーインプラントは、本物のインプラントと違って、あごの骨と結合しません。そのため、不要になった場合は、すぐに取り外すことができます。 インプラントと聞くと、除去の際に大変な工程があるのではないかと想像する人もいるかもしれませんね。しかし実際は、取り外しの手術も、逆回転するだけなので簡単です。この気軽さも、嬉しいポイントの1つでしょう。 テンポラリーインプラントを使用しない場合は?入れ歯を使用する場合がある インプラント治療中には、絶対に仮歯を付けなければいけないわけではありません。奥歯など歯が欠損していても目立たない場所であれば、仮歯をつけずに過ごすこともあります。 一方で、目立ちやすい場所の歯が欠損している場合は、見た目の回復のため、仮歯をつけて過ごすことがほとんどです。その際、テンポラリーインプラント以外の選択肢としては、入れ歯タイプや両隣の歯にセメントで付けるタイプの仮歯があります。 ただし、入れ歯タイプやセメントタイプの仮歯は、テンポラリーインプラントより審美性に劣ります。そのほか、あごの骨に固定されていないため、しっかりと噛むことは難しいでしょう。そのため、見た目を重視する方や、治療期間中も食事を楽しみたい方は、テンポラリーインプラントを検討してみてはいかがでしょうか。 テンポラリーインプラントのデメリットは?別途で費用がかかる ここまで、テンポラリーインプラントにはさまざまなメリットがあることを解説してきました。しかし、デメリットが1つもないわけではありません。 テンポラリーインプラントを入れるには、別途費用が必要です。ただでさえインプラントの治療費は高額であるのに、さらにオプション料金がかかってしまうのは、デメリットの1つといえるでしょう。 当院では、テンポラリーインプラント1本、約50,000円からご案内しています。治療前に必ずお見積りを出して、しっかりとした説明なくオプションを付けることはありませんので安心してくださいね。 テンポラリーインプラントが無い医院も!しっかりと説明してくれる医院を選ぼう テンポラリーインプラントは、どこの歯科医院でも対応しているわけではありません。そのため、テンポラリーインプラントを入れたい場合は、対応している歯科医院を選ぶ必要があります。 ただし、テンポラリーインプラントを取り扱っていれば、どこでもいいわけでもありません。メリットばかりを伝えて、押し売りしてくる歯科医院が存在しないとは言い切れないからです。テンポラリーインプラントのメリット・デメリットをしっかりと説明した上で、患者様に選択肢を与えてくれる歯科医院を選びましょう。 まとめ:テンポラリーインプラントを使えば治療中もノンストレスで安心! 当記事では、テンポラリーインプラントという選択肢について、メリットやデメリットと併せて解説しました。テンポラリーインプラントとは、仮歯をしっかりと固定できる仮のインプラントです。 本物のインプラントの隣に埋入するので、しっかりとした固定感を得られます。元々、仮歯の目的は、見た目の回復や隣接する歯の動きを防ぐことです。しかし、テンポラリーインプラントはそれらの機能に加えて、噛む機能も与えてくれます。そのため、治療期間中も不自由のない食生活を送りたい方にとっては、良い選択肢の1つでしょう。 また、テンポラリーインプラントのメリットは、嚙む機能だけではありません。そのほかにも、周囲の歯の負担を軽減したり、取り外しが簡単であったりと、さまざまなメリットがあります。インプラントの治療期間中のストレスも減るでしょう。 ただし、テンポラリーインプラントは、別途費用がかかるので注意が必要です。当院では、1本約50,000円からご案内しています。治療前には必ずお見積りを出して、しっかりと説明するので安心してくださいね。 当院では、患者様がストレスの少ない治療生活を過ごせるように、さまざまな工夫をしています。「インプラント治療は期間が長くて大変そう…」と思われる方も、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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抜歯即時インプラントとは?メリットや治療の流れを徹底解説
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抜歯即時インプラントとは?メリットや治療の流れを徹底解説

「インプラントの治療期間を縮めることはできる?」 「抜歯とインプラント手術を1回で済ませられないかな?」 このような疑問をお持ちではありませんか?インプラントの治療期間は、約3ヶ月~1年と非常に長いです。そのため、治療期間をできる限り縮めたいと思われる方も多いことでしょう。 実は、治療期間を大幅に短縮できる方法があります。それが、抜歯即時インプラントです。ほとんどの方が聞いたことがないのではないでしょうか。 そこでこのページでは、以下の内容を解説いたします。 このページを読めば、抜歯即時インプラントという方法について、メリットとともに理解できます。ページの後半では、抜歯即時インプラントができる人の条件についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。 抜歯即時インプラントとは?抜歯と同時にインプラントを埋入する手法 抜歯即時インプラントとは、抜歯と同時にインプラント体をあごの骨に埋める、インプラント治療法の1つです。 通常、インプラント治療では抜歯後に、歯茎や骨などの傷口の回復を待ちます。骨や歯茎の状態によりますが、約3ヶ月~6ヶ月ほどの回復期間を経て、インプラント体を埋入するのです。 一方で、抜歯即時インプラントは抜歯と同時にインプラント体を埋入します。そのため、傷口の回復期間とインプラント体が骨と結合する期間を1回にまとめられます。つまり、治療期間の大幅な短縮が見込まれるのですね。 そのほか、抜歯即時インプラントには、特殊な形状のインプラントが使用されます。歯を抜いた所の穴にインプラントを自立させるためには、インプラントの先端が骨にしっかり食い込む形状でなければならないからです。当院では、条件を満たすインプラントを使用しているので、安心して治療を受けていただけます。 抜歯即時インプラントの治療スケジュールは?治療期間が大幅に縮まる 抜歯即時インプラントは、インプラントの治療期間を大幅に短縮できることを解説しました。実際に、抜歯即時インプラントは、約3ヶ月~4ヶ月の治療期間で治療が完了するケースが多いです。通常のインプラントが約3ヶ月~1年かかることを考えれば、大幅に治療期間を短縮できているといえます。 抜歯即時インプラントの治療の流れは、以下の通りです。 治療内容 STEP1 カウンセリング・検査 STEP2 抜歯・インプラント手術 STEP3 アバットメント装着 STEP4 人工歯の取り付け 抜歯とインプラント手術を同日に行った後、つまり、STEP2とSTEP3の間には約3ヶ月~4ヶ月ほどの待機期間があります。傷口の回復とインプラントの骨との結合を待つためです。抜歯即時インプラントの治療では、それ以外に待つことがほぼないので、約3ヶ月~4ヶ月の短期間で治療を終えられます。 抜歯即時インプラントの4つのメリット 抜歯即時インプラントは、抜歯と同時にインプラントを埋入する治療法だと解説しました。実は、抜歯とインプラント埋入を同日に行うことで、さまざまな恩恵を受けられるのです。 抜歯即時インプラントの主なメリットは、以下の4点です。 これらの抜歯即時インプラントの4つのメリットについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。通常のインプラント治療にはないメリットがあるので、ぜひご覧ください。 メリット①:治療期間が短くなる 抜歯即時インプラントの最大のメリットは、治療期間が短くなることです。通常のインプラント治療法では、症例によってバラつきはあるものの、治療が完了するまで約3ヶ月~1年ほどかかります。一方、抜歯即時インプラントは、約3ヶ月~4ヶ月で完了です。治療期間が大幅に短縮されています。 これほど治療期間を短縮できるのは、抜歯と同時にインプラントを埋入するからです。同日に行うことで、傷口の回復期間とインプラントが骨と結合するまでの待機期間を1つにまとめられます。 メリット②:歯茎を切開しないで良い 歯茎を切開しないで済むことも、抜歯即時インプラントの大きなメリットの1つです。抜歯をすると、歯根が埋まっていたところに穴が開きます。それを抜歯窩(ばっしか)と呼びます。 抜歯即時インプラントでは、この抜歯窩にインプラント体を埋め込むので、新たに歯茎を切開する必要がありません。そのため、患者様のお身体への侵襲が少なくて済みます。 いくら手術中は麻酔が効いているとはいえ、可能な限り身体にメスは入れたくないですよね。抜歯即時インプラントは、身体的にも、精神的にも患者様の負担を軽減してくれます。 メリット③:歯茎の腫れや痛みが抑えられる 抜歯即時インプラントでは、前述の通り歯茎の切開が不要なため、歯茎の痛みや腫れを抑えられます。一方、通常の治療法では歯茎を切開するので、術後2日~3日をピークに患部に腫れや痛みが出ることが多いです。 インプラントの手術中は、麻酔がしっかり効いているので痛みを感じることは、ほとんどありません。しかし、麻酔が切れたあとの痛みや腫れは、無くなるまで約1週間ほどかかります。そのため「インプラント治療の痛みがとにかく怖い…」という理由で、抜歯即時インプラントに興味を持つ方もいらっしゃいます。 メリット④:見た目の審美性を保てる 抜歯即時インプラントでは、抜歯とインプラント埋入、そして仮歯の取り付けまで同日に行えるケースが多いです。抜歯と同時に仮歯を取り付けられれば、歯がない期間がありません。そのため、見た目の審美性を保てます。 いくら治療中とはいえ、前歯などの笑った時に見える歯がない状態が続くのは、患者様にとって非常にお辛いでしょう。接客など人前に出るお仕事をされている方であれば尚更です。「人と接する機会が多いからインプラント治療は迷う…」という方は、抜歯即時インプラントを検討してみると良いかもしれません。 抜歯即時インプラントは誰でもできる?できない人も多い ここまで、抜歯即時インプラントには身体的・精神的ストレスを軽減するさまざまなメリットがあると解説しました。これほどメリットがあるなら、抜歯即時インプラントにしたいと思う方も少なくないでしょう。しかし、抜歯即時インプラントができる症例には、いくつか条件があります。 抜歯即時インプラントができる症例の主な条件は、以下の3点です。 あごの骨の厚みが不足している場合は、抜歯後に骨の回復を待たなければいけないので、通常の治療法が適用されます。そのほか、歯周病を患っている場合も、細菌感染のリスクが高まるので抜歯即時インプラントが適用されないことがほとんどです。治療前に検査を行ってみないと、抜歯即時インプラントができるかどうかが判断できないので注意してください。 抜歯即時インプラントは歯科医院も高い技術を求められる! 抜歯即時インプラントは、難易度が高いです。なぜなら、抜歯即時インプラントは、従来のインプラント治療法から進化した新しい治療法だからです。歯科医には、その分だけ高度な技術や最新の専門知識、さらに豊富な経験が求められます。 そのため、抜歯即時インプラントをしたい時は、抜歯即時インプラントの症例を多く扱ってきた歯科医院を選ぶことが大切です。また、抜歯即時インプラントは治療前の検査が非常に重要なので、最新の設備が整っている歯科医院かどうかも確認しましょう。 歯科医院のWebサイトを見ても情報が載っていない場合は、電話で直接聞いてください。初回カウンセリングを無料で行っている歯科医院であれば、話を聞きに行くと1番安心できます。 まとめ:抜歯即時インプラントはメリットが多い!ただし人によっては出来ない場合もある 当記事では、抜歯即時インプラントという方法について、メリットとともに解説しました。抜歯即時インプラントは、抜歯と同時にインプラントを埋入する治療法です。傷口の回復期間とインプラントが骨と結合するまでの待機期間を1つにまとめられるので、治療期間を大幅に短縮できます。 また、治療期間が短いこと以外にも、歯茎を切開しなくて済んだり、見た目の審美性を保てたりとさまざまなメリットがあります。抜歯即時インプラントは、身体的にも精神的にも患者様のストレスを軽減してくれるのです。 メリットが多いインプラントの治療法として注目されていますが、誰もが抜歯即時インプラントを選択できるわけではありません。抜歯即時インプラントを行うには、あごの骨の厚みが十分にあることや歯周病に罹っていないことなど、いくつかの適用条件があるからです。 治療前の検査を行ってみないと、抜歯即時インプラントを適用できるかどうか判断できません。そのため、まずは気軽に歯科医院に相談してみることをオススメします。 当院では、抜歯即時インプラントに対応する最新の設備を整えています。また、患者様のご不安を少しでも取り除けるよう、初回カウンセリングを無料で行っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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インプラント治療の流れについて|7段階で紹介!
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インプラント治療の流れについて|7段階で紹介!

「インプラント治療はどんな流れになるの?」「事前に治療の流れをイメージしておきたいな」 インプラント治療を検討されている方なら、誰でもこのような疑問をお持ちでしょう。インプラント治療の流れは工程が複数あり、何度も通院して徐々に治療を進めていきます。「歯医者に行ってその日にインプラントにできる!」というわけではありません。 当記事ではインプラント治療の流れを、以下の7ステップに分けて簡単に解説します。ただし今回解説する内容は、当院における最も一般的な治療の流れであり、全ての医院に当てはまるわけではないのでご注意ください。 このページでは当院でのインプラント治療の流れをベースに、インプラント治療がどのような流れで行われるのかを解説します。インプラント治療を検討されている方は、治療の流れを知ることで、より具体的に治療を検討できるようになるかと思います。ぜひご覧ください。 インプラント治療の流れについて インプラント治療全体の大まかな流れは、医院によってあまり大きな違いはありません。以下で当院の治療の流れをベースに解説しますが、ほとんどの医院で同じような流れで治療が行われると思っていただいて大丈夫です。 ただし医院によって治療のクオリティや、各工程にどれくらいの時間をかけるか(=治療の丁寧さ)は変わります。また治療の際に、骨造成や歯肉の移植が必要になる場合、医院によっては対応ができないこともあります。当院ではインプラントに関わるほとんど全ての治療を行うことができますが、すべての医院がそうではないので、医院選びは重要です。 当院の治療の流れは7段階に分けられます ここからは、実際に当院でインプラント治療を行う際の、治療の流れをご紹介いたします。 インプラント治療の流れは、患者様の症例や医院の方針によっても異なりますが、概ね当院で行う治療の流れが基本になると考えて貰えば良いかと思います。 当院では、インプラント治療を以下の7つの段階に分けて行っております。 それぞれの段階で『どんなことをするのか』『何のために必要なのか』といった内容を解説します。すべての医院で同じやり方をしているわけではありませんが、一つの参考例としてご覧ください。 ①:初診・無料カウンセリング インプラント治療の第一歩は、初診でのカウンセリングです。カウンセリングでは、患者様のお困りのことやご要望を教えていただいたり、ご質問をいただき回答させていただいたり、といったことを行います。 カウンセリングは医院によって、どのくらい丁寧に行うか、どんなカウンセリングを行うのか、といった点が変わってきます。 当院のカウンセリングでは、患者様のお悩みやご要望を聞くだけではありません。インプラント治療だけに視野を狭めずに、『患者様の要望を叶えるために最も良い方法』をご提案し、患者様と同じ目線でお悩みの解決に取り組みます。 当院ではこのカウンセリングを非常に重視しており、『当院で後悔のない治療を行っていただくために絶対に必要な時間』だと捉えております。 ②:精密検査 インプラント治療において、治療前の検査は非常に重要です。カウンセリングだけではわからない、患者様の口腔内のデータを取得し、以下のような内容を判断します。 当院では、原則として歯科用CTでの撮影と歯周病の検査、口腔内のスキャンを行っています。これらの検査はインプラント治療を行う上で欠かせないものだと考えています。もちろん全ての医院が同様の検査をしているわけではないので、ご注意ください。 3:治療計画とお見積もり 精密検査の結果、問題なく治療が行える場合は、治療計画を作成してお見積もりご提出いたします。 この段階で、治療計画に不満があったり、検査結果に不安がある場合は、再度しっかりと話し合い、インプラント治療を受けるかどうかを再検討します。患者様ご自身が納得して治療を受けられないと感じた場合は、この段階で治療を断っていただいても問題ありません。 当院で作成したお見積もりと治療計画に納得していただければ、ご契約を結び、いよいよインプラントの治療が始まります。 ④:事前治療 ようやくインプラント治療が始まりますが、インプラント治療の前に事前治療が必要になる方は多いです。お口の中に何らかの問題がある場合は、口腔内の状態をしっかりと整える必要があります。 例えば以下のような治療が事前に必要になることがあります。 このような問題がある場合は、必ず事前治療を行う必要があり、事前治療をせずに無理にインプラントを入れると、定着しなかったり抜けてしまうこともあります。ただし骨造成や歯肉の移植は難易度が高いため、対応できない医院も多く、インプラント治療を断られてしまうことがあります。 当院では難易度の高い事前治療にも対応可能ですので、このような問題のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。 ⑤:インプラントの埋入手術 事前手術などを行いお口の準備が整えば、いよいよインプラントの埋入手術です。インプラントの埋入手術は、『一回法』『二回法』の二つの方法があり、患者様のお口の状態などによって異なる手術が適用されます。 一回・二回というのはそれぞれ手術の回数を表していますが、一回法のほうが難易度が高いとされており、医院によっては二回法しかできない医院もあるようです。 当院ではインプラント一回法・インプラント二回法どちらも対応しており、患者様のお口の状態に合わせた治療方法をご提案しております。 ⑥:人工歯のセッティング・治療完了 セッティングした人工歯のかみ合わせなどを確認し、問題がなければ治療完了となります。もちろん人工歯をセットしてすぐは、違和感があるかもしれませんが、それも少しずつ慣れてくるでしょう。 ただし人工歯をセットしてからある程度たっても違和感が消えなかったり、噛む時に痛みが出たりする場合は、すぐに医院で再診してもらいましょう。 ⑦:メンテナンス インプラントは治療後にも定期的なメンテナンスを行うことで、より長く健康的に使うことができます。当院では、インプラント治療の成功について、患者様のお口の中でインプラントが『15年以上長持ちすること』だと考えております。せっかくいれたインプラントを長持ちさせるためには、治療後のメンテナンスが最も重要です。 当院では、年に3回のメインテナンスを行なっております。メンテナンスの際にはお口の中を隅々までチェックし、歯石やプラーク除去を行います。また噛み合わせの調整や、定期的にレントゲンを撮り骨の状態のチェックも行います。 これらのメンテナンスを行うことで、インプラント周囲炎やかみ合わせの悪化を防ぎ、インプラントを長持ちさせます。インプラント治療は高額だからこそ、メンテナンスを面倒くさがらずに定期的に受けることで、より長くお得にインプラントを使い続けることができるはずです。 患者様や医院によって変動する治療について ここまで当院で実際にインプラント治療をする際の流れを基に、インプラント治療の流れの説明をしました。治療の流れの中には、患者様の状態や、医院の設備や技術によって、変動する内容が含まれています。治療の流れの中ではご説明しきれなかった、さまざまな変動する要素について、以下で簡単にご説明します。 患者様の状態や医院の技術・設備によって変動する大きな要素は、以下の2点です。 以下でそれぞれご説明いたします。以下で解説する内容は、基本的には当院で全て行える治療法です。しかし医院によってはこのような治療はできない場合も多いため、医院選びには重々ご注意くださいませ。 インプラント一回法とインプラント二回法 インプラントの手術は、基本的には以下の2種類に分類されます。 医院の方針や患者様の患部の状態によって、どちらの手術を選択するかは異なります。またそもそも、難易度の高いインプラント一回法は対応できない、という医院も多いです。 インプラント一回法:短期間で治療が完了する インプラント一回法は、麻酔と切開を伴う外科手術が一度で済む手術の方法です。そのため手術のための通院が1回で済み、インプラントの定着を待つ期間は一般的には1.5ヶ月〜3ヶ月になります。当院では最新の設備を使用しており、平均で3週間〜1.5ヶ月程で定着が確認できます。 ただし通院回数や定着にかかる期間は、医院の方針や設備、技術、患部の状態によって左右されるため、あくまでも目安程度に考えてください。 インプラント一回法は比較的新しい手術の方法で、あまり得意としていない先生も多いそうです。またインプラント一回法は、患部の状態によっても施術できないことがあります。 これらの条件が十分に満たされていないと、インプラント一回法は適用できません。 インプラント二回法:さまざまな症例に対応できる インプラント二回法は、麻酔と切開を伴う外科手術を二度行います。手術を二回に分けることで、一回法よりも幅広い症例に対応可能です。インプラント二回法は得意とする先生も多く、一回法はできなくても二回法ならできるという医院が多いようです。 一回法と比べて手術の回数が多いため、通院回数や期間は2倍〜3倍ほどになります。より簡単で多くの症例に対応できる二回法ですが、通院回数や期間の面で患者様の負担になることが多いため、当院ではなるべく一回法を採用しております。 ただしインプラントを埋入する箇所の状態次第では、どうしても二回法でなければ治療ができない場合もございます。より詳しく知りたいという方は、大阪府大阪市帝塚山の当院の無料カウンセリングに来ていただければ、丁寧にご説明させていただきます。 インプラント埋入前の事前治療について インプラントの埋入前の事前治療についてもこちらで詳細をご説明します。インプラントの埋入前に、事前に治療が必要なことはご説明しましたが、『どのような状態だと事前治療が必要なのか』『どのような治療を行うのか』まだよくわからない、という方も多いでしょう。 インプラント埋入前の事前治療としては、大きく分けて以下の3つの治療が必要になることが多いです。 以下でそれぞれの治療について、より詳しくご説明します。 歯周病治療 歯周病や虫歯がある場合は、インプラントの埋入前に治療が必要です。事前に治療をして歯周病や虫歯を治しておかなければ、以下のような問題に繋がる恐れがあります。 このような事態を防ぐために事前に歯周病治療が必要なのです。当院では虫歯や歯周病の治療に重きを置いており、歯周病学会認定衛生士も在籍しております。歯周病がある方も、安心して治療を受けていただける環境を整えておりますので、治療に不安のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。 骨造成・骨移植 インプラント治療は、あごの骨にインプラントの土台部分を埋め込み、あごの骨を支えにして人工の歯を装着します。そのためあごの骨が弱かったり密度が低い場合は、支えが不十分になってしまいます。 もしそのままの状態で、インプラントの埋入を行うと、インプラントがガタガタしたり、最悪の場合抜け落ちてしまいます。 精密検査の段階であごの骨の状態を確認し、事前治療が必要な場合はお伝えさせていただきます。骨造成や骨移植と呼ばれる、顎の骨を増やすための手術は、歯科大学では学ばない技術で歯科医が自分で学ぶ必要があります。そのためこれらの治療はできない歯科医も多く、あごの骨に問題のある方はインプラント治療を断られてしまうこともあります。 当院ではもちろん、骨造成や骨移植などの難易度の高い治療も行えます。 >>骨に問題がある方のための骨造成・骨移植について 歯肉の移植 歯茎が柔らかかったり痩せてしまっている場合には、歯肉の移植手術をお勧めしています。特に前歯の歯茎が痩せている場合などは、審美性が損なわれ、せっかく綺麗なインプラントを入れても見た目が悪くなってしまいます。 また歯茎に問題があると、インプラント治療後にインプラント周囲炎を起こすこともあります。 このような可能性がある場合は、痩せた歯茎に健康な歯茎を移植する手術を行います。難易度の高い手術ですが、当院では日常的に行っているため、安心して治療を受けていただけます。 >>歯肉の移植手術について(遊離歯肉移植術) カウンセリングや検査の質は歯科医院によって異なります ここまでインプラント治療の流れを解説してきました。インプラントの治療の流れそのものはどの医院でも大きな違いはありませんが、治療のクオリティやカウンセリングの内容などは異なってきます。 日本には実際にインプラントの手術技法のレベルが高い医院は多いですが、手術だけがうまくても不十分。当院では、インプラント治療は『カウンセリング〜最後のメンテナンス』までを含めて、一つの治療だと考えています。 カウンセリングで伝えた要望が治療に反映されなかった、人工歯を取り付けたあとはほとんど放ったらかしにされた、という話を聞くこともあります。 インプラント治療を行う際には、医院の口コミや症例などをしっかりと確認し、アフターケア・メンテナンスまでしっかりと行う医院を選びましょう。 まとめ:インプラント治療の流れは医院によって異なります 当記事では、インプラント治療の流れを解説しました。今回紹介したインプラント治療の流れは、以下の通りです。 インプラント治療の流れは医院によっても多少異なるため、今回は当院のインプラント治療の流れを解説しています。特にカウンセリングやアフターケア、メンテナンスなど、直接手術に関係ない部分は、医院によってさまざまです。 インプラント治療技術が高い歯科は日本中にありますが、技術だけでなくカウンセリングやメンテナンスも重要です。これらをしっかりと行ってくれる歯科を選べば、後悔のないインプラント治療を受けられるでしょう。 当院は最新の設備と高い技術を持ったドクターが、インプラント治療を行います。カウンセリングやアフターケア・メンテナンスにも力を入れており、特にカウンセリングは無料で行っています。少し話を聞いてみたい、という方でももちろん歓迎しておりますので、ぜひ一度気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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金属アレルギーでも安心して受けられるインプラント治療について

「金属アレルギーだとインプラント治療を受けられないのかな…」「インプラントを入れて金属アレルギーが出たらどうなるの…?」 このような不安をお持ちではありませんか?当院でも、「金属アレルギーでも大丈夫でしょうか?」というご質問をよくいただきます。 そこで当記事では、以下の内容を解説いたします。 当記事を読めば、金属アレルギーの方でもインプラント治療を受けられる理由や治療前の注意点を理解できます。記事の後半では、100%金属フリーの次世代インプラントについても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。 金属アレルギーでもインプラント治療は行えます 結論からお伝えすると、金属アレルギーの方でも基本的にはインプラント治療を受けられます。金属アレルギーの方でもインプラント治療を受けられる理由は、以下2点です。 1つ目の理由として、人工歯根に使用されるチタンという素材が、金属アレルギーを起こしにくいという性質を持っていることが挙げられます。インプラントの土台(人工歯根)は、体と調和しやすい金属チタンで作られています。チタンはペースメーカーや人工関節にも使われているほど、人体との相性が良い素材です。 チタンで金属アレルギーを起こすことはほとんどないため、金属アレルギーの方でも多くの場合、インプラント治療を受けられます。ただし純度の低いチタンを素材に使用している場合は、金属アレルギーの症状を引き起こしてしまう可能性もあるので、注意が必要です。 2つ目の理由に、インプラントの被せ物(人工歯)に非金属素材を選べるという点が挙げられます。被せ物の主な素材は以下となります。 これらは全て非金属の素材であり、金属アレルギーを引き起こす原因になりません。 インプラント治療で金属アレルギーを防ぐための3つの注意点 金属アレルギーの方も、インプラント治療は受けられます。しかし、ごく稀に、金属アレルギーの症状が出てしまう場合も。そこで、金属アレルギーの症状が出るリスクを最小限に抑えるための注意点を解説します。 金属アレルギーの方は、治療前に以下の3点を確認しておきましょう。 これらの注意点について、以下でそれぞれ詳しく解説します。ご自身が金属アレルギーかどうか分からない方にも当てはまる内容です。インプラント治療にご不安を抱えている方は、ぜひご覧ください。 ①純度の高いチタン製インプラントを選ぶ 金属アレルギーが気になる方は、純度の高いチタンで作られたインプラントを選ぶようにしましょう。インプラントは、純度100%のチタンで作るのが難しく、微量のクロムやニッケルが混ざってしまいます。金属アレルギーの方の中には、チタン以外の微量な金属にアレルギー反応を起こす方もいます。そのため、純度の高いインプラントを選ぶことが重要です。 国内には数々のインプラントメーカーが存在しており、それぞれ純度が違います。カウンセリング時に、医師に純度何%のインプラントを使用しているのか、ぜひ聞いてくださいね。 ②事前にパッチテストを受ける ご自身が金属アレルギーか分からない方は、治療前に皮膚科でパッチテストを受けましょう。ただし、金属といっても、金属には様々な種類があります。したがって、パッチテストを受ける時は、医師にインプラント治療を受けることを伝えてください。そうすれば、インプラント治療で用いられる金属(チタンやニッケルなど)の検査をしてくれるでしょう。 パッチテストは保険が適用されるので、ぜひ治療前に一度受けることをオススメします。 ③口内に種類の違う金属がないか医師と確認する 口内に複数の金属が使われていないかについても医師と確認しましょう。よくあるケースとして、銀歯を入れている場合、口内に別の金属(アマルガム)が入っています。このままインプラント(チタン)を入れると、電導性の高い唾液を介して、金属間でガルバニー電流が発生する可能性が高いです。 ガルバニー電流が発生すると、自律神経が乱れるなどの心身の不調につながりかねません。治療計画を立てるときに、医師とよく確認しましょう。 当院では金属アレルギーの方でも安心してインプラントができる設備を整えております。カウンセリングは無料ですので、以下のボタンをクリックして、お気軽にお問い合わせください。 インプラントで金属アレルギーが出た際の症状と対処法 インプラントは、体になじみやすい金属チタンで作られているので、基本的には金属アレルギーの心配は必要ありません。しかし敏感な体質の方は稀に、インプラント治療後に金属アレルギーの症状が出てしまう場合があります。 インプラントの土台(人工歯根)の素材である金属チタンは、唾液に触れることで次第にイオン化し、口の内に溶け出します。溶け出した金属イオンに体が反応してしまうと、アレルギー反応が現れます。 『金属アレルギーが出たら、どんな症状が出るの?』『金属アレルギーの症状を感じたらどうしたらいいの?』 金属アレルギーについて不安を抱いている方はこのような疑問もあるでしょうから、ここでは金属アレルギーの症状と対処についてご説明します。 手足の赤みや痒み、膿が出るなどさまざまな症状が現れます インプラント治療後に金属アレルギーを発症した場合、以下の症状が出る可能性があります。 No. 症状名 具体的な症状 1 扁平苔癬(へんぺいたいせん) 口内の粘膜に白い網目状の腫れができる/口内の粘膜が赤く腫れる 2 掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう) 手のひらや足の裏に膿をもった水ぶくれ(水泡)ができる 3 赤みやかゆみ 手足が赤くなってかゆみを感じる 4 脱毛 円形脱毛症のように毛が抜け落ちてしまう これらの症状以外にも、頭痛が起きたり、自律神経が乱れるようなこともあるかもしれません。 金属アレルギーの症状が出たらすぐに医師に相談しましょう インプラント治療後に、金属アレルギー反応が出たかもしれないと感じたら、放置せずに歯科医院へ相談してください。症状ごとに対処法は異なります。例えば、掌蹠膿疱症(しょうせきほうのうしょう)であれば、飲み薬や塗り薬をお出しして経過観察をするなど、症状に応じた対処をとることができます。 アレルギー反応が重い、もしくは症状が改善されない場合は、インプラントを撤去する必要があるかもしれません。どのようなケースでも、医師が診察をして慎重に判断するので、些細なことでも必ず歯科に相談しましょう。 金属アレルギーの心配がないジルコニアインプラントについて 金属アレルギーが不安な方には、チタン製インプラント以外の選択肢もあります。それが、金属を使わないジルコニアインプラントです。チタン製インプラントには微量の金属が含まれるのに対して、ジルコニアインプラントは100%金属が含まれません。そのためジルコニアインプラントを使用すれば、金属アレルギーになる恐れもありません。 ジルコニアインプラントについてより詳しい内容は、こちらのページで解説しております。>>【金属フリー】ジルコニアインプラントとは?使うメリットや費用感を徹底解説 ここでは、ジルコニアインプラントについて、簡単に以下の内容を解説します。 ジルコニアインプラントとは? ジルコニアインプラントは、100%金属を使用していないインプラントです。 ジルコニアとは人工ダイヤモンドなどで使用される、非金属の素材です。そのためジルコニアインプラントにも、金属が使用されておらず、金属アレルギーの心配はありません。 ジルコニアインプラントの特徴として、審美性の高さが挙げられます。インプラント治療後に月日が経つと、人工歯根の色が歯茎から透けてしまうことがありますが、ジルコニアインプラントは白色の素材のため、透けてしまっても目立つことなく見た目に悪影響をもたらしません。 このような理由から、ジルコニアインプラントは審美性を追求する方からも支持を得ています。 ジルコニアインプラントの4つのメリット ジルコニアインプラントは、以下の4つのメリットがあります。 ジルコニアインプラントは、耐久性に優れ、さらにインプラント周囲炎を引き起こしにくいです。適切なメンテナンスを行えば、チタン製インプラントと同等に長持ちする点も、嬉しいメリットといえます。 ジルコニアインプラントの3つのデメリット ジルコニアインプラントを使用するメリットは数多くありますが、一方でデメリットもあります。ジルコニアインプラントのデメリットは主に以下の3点です。 ジルコニアインプラントは、歯科医院が個人で海外から取り寄せています。そのため、輸入関税分が治療費に上乗せされるので注意が必要です。 ジルコニアインプラントについて、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も併せてご覧ください>>【金属フリー】ジルコニアインプラントとは?使うメリットや費用感を徹底解説 まとめ:当院では金属アレルギーの方に配慮したインプラント治療を行っています 当記事では、インプラントと金属アレルギーの関係について徹底解説しました。金属アレルギーの方でも、インプラント治療を受けることは可能です。事前にパッチテストを受けたり、医師に金属アレルギーを持っていることを話したりすることで、安心してインプラント治療を始められるでしょう。 最近は、100%非金属でできたジルコニアインプラントという選択肢もあります。ジルコニアインプラントは非金属で、さらに審美性に優れるなど費用対効果が高いです。当院では、初回無料カウンセリングを行っていますので「金属アレルギーだから不安…」という方も、まずは一度お気軽にお問い合わせください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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歯が抜ける理由はなぜ?原因と予防法、抜けた際の治療法
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歯を失う原因と予防法、歯を失った方の治療について

「年齢を重ねて歯が抜けるのはなぜ?」「最近歯がグラグラしている気がして不安…」「歯が抜けてボロボロの人を見て、自分は同じようになりたくないと思った」 歯科医をしていると、このようなお声を聞く機会は多いです。年齢を重ねて、歯が抜けるのは仕方ないと思っていても、やはり歯を失うのは受け入れ難い方が多いでしょう。 乳歯は幼少期に抜けて、永久歯へと生え変わります。対して永久歯は一度抜けると再び生えることはありません。加齢に伴って歯が抜けることもありますが、虫歯で歯が溶けたり歯周病で抜歯せざるを得ない状態になったりと、歯が抜ける理由や原因はさまざまです。どちらにせよ、対策をしておかなければ年齢とともに、歯が抜けるリスクはどんどん高まります。 このページでは、以下の内容について解説するので、抜歯に至らないためにもしっかり読んで対策を行いましょう。 当院では抜歯に至ってしまった方に、インプラント治療をご提供しています。関西屈指の技術を誇る当院のインプラント治療なら、歯茎の状態がよくない方でもインプラント治療が行えます。無料のカウンセリングもご用意しているので、抜歯になりそうな歯のある方、すでに歯が抜けてしまって治療が必要な方は、是非カウンセリングにお越しください。 歯が抜けるのはなぜ?原因を厚生労働省の調査を基に解説 歯が抜ける原因は、2018年に全国2,345件の歯科医院で行われた全国抜歯原因調査によって、具体的なデータが調査されました。抜歯の主な原因と、その割合は以下の通りです。 このデータを見るに、歯周病による抜歯が最も多いように思われます。ですが実際には、「破折」の原因のほとんどは、虫歯によって神経を抜いて脆くなった無髄歯であると考えられるため、この破折の原因となった虫歯まで合わせると、およそ47%が虫歯由来の抜歯であると考えられます。 参考:e-ヘルスネット|歯の喪失の原因 歯が抜ける理由の84%は虫歯や歯周病由来だと考えられる 上記のように破折も虫歯由来の原因と考えると、虫歯(45%)・歯周病(37%)と、実は抜歯に至る原因の82%が「虫歯・歯周病」によるものだとわかります。 虫歯や歯周病は多くの人が経験しますが、その分だけ予防の方法や対策法がしっかりと確立されており、十分に予防することで防げる可能性が非常に高いです。また発症してしまった場合にも、早期に治療を行うことで抜歯までは至らないことがほとんどです。 歯が抜ける原因は年齢ではない 私自身、患者様から『歳を取ったら歯が抜けるのは仕方ないの?』とご質問されることは多々あります。しかし年齢を重ねることは、歯が抜ける直接の原因ではありません。 上記の通り、歯が抜ける原因の82%は「虫歯」と「歯周病」によるものです。特に歯周病については、加齢と共に罹患率が高まる病気です。つまり、加齢によって歯周病になり、歯が抜けているのです。歯周病や虫歯を防ぐことで、歳を取っても歯が抜けるのを防ぐことができます。 このように「虫歯・歯周病」を防ぐことで、抜歯に至る可能性を大幅に下げられます。そこで重要になるのが、①抜歯に至る可能性の高い歯を早期に発見すること、②虫歯・歯周病のリスクを高める習慣を減らすこと、です。 以下でそれぞれさらに詳しく解説していきます。 抜けやすい歯の特徴を解説|4つのリスクに注目 抜歯に至ることを防ぐためには、抜歯のリスクが高い歯を早期に発見し、適切な治療を行ったり状況が悪くなることを防ぐような対策を行うことが重要です。 ここでは抜けてしまうリスクの高い歯の状態を4つ紹介するので、ここで紹介するような状態の歯がある方は、すぐに治療や対策を行いましょう。 より詳しく、抜けてしまいやすい歯の特徴について解説するので、早期に対策を行いましょう。 特徴①:治療していない虫歯は抜けやすい 治療していない虫歯がある方は、抜歯に至るリスクが非常に高いと考えられます。歯が抜ける原因の中でも最も比重が大きいのが、虫歯と虫歯により無髄歯となった歯の破折です。 虫歯は早期の段階であれば、歯を少し削るだけで治療が完了する場合があります。虫歯を放ったらかしにしていると、虫歯の原因菌が歯髄にまで達し、抜髄治療を行うことになります。抜髄した歯は栄養が行き渡らなくなり、枯れ木のように破折しやすくなってしまうため、最終的に歯を抜く可能性が非常に高くなります。 虫歯がある方はすぐにでも治療を行うことで、歯が抜けるリスクを大幅に減らすことができるでしょう。 特徴②:歯周ポケットが深い歯周病の歯は抜けやすい 歯周ポケットが深い歯は、数年以内に歯が抜けるリスクの高い状態です。歯周ポケットとは歯と歯茎の間の溝のことで、通常は1ミリ〜2ミリ程度です。これが4ミリを超えると歯周病の症状だと診断されます。さらに歯周ポケットが10ミリを超えると、歯が抜けてしまうリスクが急激に上昇します。 歯茎の細胞が歯周病によって破壊されることで、歯周ポケットは大きくなります。同時に歯茎は柔らかくなり、歯を支える力も弱まってしまいます。 歯周ポケットが広くなっていると感じたり、歯茎が柔らかくなっている、歯茎を押すと血が出る、といった場合は歯周病のリスク、ひいては歯が抜け落ちるリスクがある状態です。速やかに歯科を受診した方が良いでしょう。 特徴③:部分入れ歯やブリッジの支えになっている歯は抜けやすい 部分入れ歯やブリッジの支えになっている歯は、将来的に歯が抜けてしまうリスクが高まります。 部分入れ歯とブリッジの共通点として、基本的に両隣の歯を支えにして固定する、という点にあります。そうすると咀嚼する際など、部分入れ歯やブリッジの歯にかかる負荷は、両隣の歯が受けることになります。これにより本来より強い負荷がかかることになった両隣の歯は、徐々に寿命が短くなってしまいます。 特にブリッジの支えとなる歯は、大きく削っているために、部分入れ歯の土台となる歯以上に大きな負荷がかかり寿命が縮んでしまいます。 定期的にメンテナンスを受けて入れ歯や部分入れ歯を最適な状態に保つことで、周囲の歯への影響を極力減らすことができます。部分入れ歯やブリッジの箇所を、周囲の歯を支えにしないインプラントに変えることで、問題を根本から解決することも可能です。 特徴④:被せ物をしている歯は抜けやすい 銀歯やセラミックのような被せ物をしている歯は、天然のままの歯を比べると将来抜けてしまう可能性が高いです。被せ物をしていると清掃性が悪くなるため、虫歯が発症したり歯周病になってしまう可能性が高くなります。 また被せ物にも寿命があり、数年後には再治療が必要になります。治療を繰り返すことで歯の寿命は減ってしまうため、被せ物の再治療のたびに歯の寿命は削られてしまいます。 これを防ぐためには、定期的に歯科でメンテナンスを受けて、歯の清掃をすることと被せ物の調整をすること、また被せ物を作る際に精度の高く寿命の長い被せ物を作ることで、抜歯に至る可能性を減らすことができます。 歯が抜けやすくなる習慣を解説|今すぐやめたい5つの習慣 ここまで、抜けてしまうリスクの高い歯の見分け方、歯が抜けてしまう原因について解説しました。上記のような歯がある方は、すぐに治療や対策を行うことで、抜歯に至るリスクを下げることができるでしょう。 ここからはもっと根本的に、歯が抜けやすくなる原因となりうる、悪い習慣を解説します。ここで説明する悪い習慣をやめて、いい習慣へと改善することで、歯が抜ける原因を無くして歯が抜けるリスクを下げられるかと思います。 歯が抜ける原因を作ってしまう悪い習慣は、以下の5つです。 これら悪い習慣について、以下でそれぞれ詳しく解説します。これらの習慣を治すことで、歯が抜ける原因を減らせます。是非参考にしてください。 歯が抜ける習慣①:滅多に歯医者に行かない 最も基本的で避けるべき悪い習慣は、滅多に歯医者に行かないということです。抜歯に至る最大の原因である虫歯や歯周病は、初期は自覚症状がなく、気づいた時には進行していたということも多いです。定期的に歯科を受診し、歯の健康診断をすることで、いつの間にか虫歯や歯周病が進行しているというリスクを減らせます。 具体的には、3ヶ月〜6ヶ月に一度の頻度で歯科に通うことをお勧めします。検査のついでに歯石取りなどを行っておけば、よりお口の状態を健康的に保つことができるでしょう。 歯石取りは保険診療であれば、初診3,000円〜4,000円程度でできることがほとんどです。 歯が抜ける習慣②:甘いものばかり食べる/柔らかいものばかり食べる 甘いものばかり食べていたり、柔らかいものばかり食べている方も、将来抜歯に至るリスクが高まります。甘いものは虫歯菌が増えるためのエサになる糖分を多く含んでおり、食後のお口のケアが不十分だと虫歯のリスクが高まります。また間食で甘いものを食べる場合も、その後にすぐお口のケアをしなければ、やはり虫歯リスクが高まってしまうでしょう。 また柔らかいものばかり食べている方も、歯茎に適切な負荷がかからないことで歯茎が緩くなってしまい、歯を支える力が足りなくなってしまう可能性があります。 甘いものを食べる量を減らす、または食後のお口のケアをしっかりと行う。できれば間食を甘いチョコなどから、お煎餅などの噛みごたえのあるものに変えると、歯に適度な負荷をかけられるので良いでしょう。 歯が抜ける習慣③:歯ぎしりをする/歯を食いしばる癖がある 普段から歯を食いしばったり歯ぎしりをする癖のある方は、知らず知らずの内に歯が抜けるリスクを高めてしまっているかもしれません。 歯ぎしりや歯を食いしばる癖は、歯・歯茎・顎の関節などに強い負荷をかけてしまいます。「柔らかい食べ物を食べて歯に負荷がかからないこと」はよくないと言いましたが、反対に負荷がかかりすぎるのもよくありません。 食いしばり癖は意識して治せることも多いですが、寝てる間の歯ぎしりは自力では直せない場合が多いです。その場合は、歯科でマウスピースを使用して治療することもできるので、このような癖がある方は一度歯科を受診しましょう。 歯が抜ける習慣④:歯磨きをしない/フロスや歯間ブラシを使わない 普段からしっかりと歯磨きをしていない、という方は当然ですが虫歯や歯周病になりやすく、それが歯が抜ける原因となってしまいます。また歯ブラシには、歯の汚れを落とす役割だけでなく、歯茎のマッサージの役割もあります。歯ブラシで歯茎に適度な刺激を与えることで、固くて健康な歯茎を維持することができます。 また歯と歯の間の汚れは、歯ブラシだけでは落とすのが難しく、フロスや歯間ブラシを使用することも重要です。歯ブラシだけをしていてフロスや歯間ブラシを使用しなければ、やはり虫歯や歯周病のリスクが高まり歯が抜ける原因となります。 食後は必ず歯磨きをすること、また間食の後にもできる限り歯磨きをすることを徹底しましょう。また1日に1回はフロスや歯間ブラシで細かな汚れも綺麗にすることで、歯周病や虫歯のリスクを大幅に低減し、歯が抜ける可能性を低くすることができるでしょう。 歯が抜ける習慣⑤:喫煙する 喫煙をするとタバコに含まれる一酸化炭素が口腔内の血行を悪化させ、歯周病のリスクを高めます。またヤニが歯の表面につくことで、歯石が形成されてやはり歯周病のリスクが高まります。 歯が抜ける原因を減らしたければ、禁煙または節煙するべきでしょう。 歯が無い状態を放置するリスクやデメリットについて 歯が無い状態を放置していると、取り返しのつかない大きな問題に発展することがあります。特に、1本だけ歯を抜くことになり、その歯の位置が外見上ほとんど見えない場所のため、治療をせずに放置してしまっていた、という患者様は多くおられます。 そういった方がご来院されるということは、つまり問題が起きてしまった、ということです。たとえ1本だけだったとしても、歯が無い状態を放置することは非常に多くのリスクを伴います。具体的には以下のようなリスクがあると考えるべきでしょう。 以下でもう少し詳しく解説します。今すでに歯を失ってしまった状態で、放置している方は是非ご覧ください。当院でもすぐに治療が行えます。無料のカウンセリングをご用意しているので、このページを見ていてハッとした、という方は今すぐにカウンセリングにお越しください。 リスク①:かみ合わせが悪くなる 抜けた歯を放置してしまうと、かみ合わせが悪くなってしまいます。歯には空白になっている箇所を埋めようとする特性があります。 抜けた歯を放置しているとこの特性により、両隣の歯が徐々に歯が無い箇所に向かって傾いていきます。 結果としてかみ合わせが悪くなったり、歯並びが悪化して見た目にも影響が出ることがあります。 リスク②:残っている歯にも悪影響が出る 歯の1本1本は独立していますが、食事の際などはうまく全ての歯に負担がかかるようになっています。通常人間の歯は上下合わせて28本ありますが、そのうち1本が抜けてしまい27本になると、食事の際に歯1本あたりにかかる負荷が大きくなります。 本来であれば28本で分散していた負荷を、27本の歯で受けるようになると、残った歯への悪影響が出始めます。具体的には、歯に痛みが出たり歯茎に腫れが出る、また最悪の場合は歯が折れてしまうこともあります。 失った歯を放っておくことで、残った歯まで失うリスクが出てくるのです。 リスク③:見た目が悪くなる 歯が抜けたままだと、当然ですが見た目が悪くなってしまいます。お顔の印象の大部分は、口元で決まると言われています。歯が1本無いだけでも、見た目に与える影響は非常に大きくなります。 また抜けた歯が外から見えない位置にあったとしても、先述した通り抜けた歯を放置していると、歯並びに悪影響が出て、やはり見た目が悪くなってしまいます。 リスク④:歯以外への悪影響も懸念される 歯が抜けたままにしていると、口元以外にも体全体や生活習慣への悪影響が出ることがあります。具体的には以下のような悪影響があります リスク⑤:金銭的にも早めに治療した方が安くなることが多い 歯が抜けた状態で放置した後に、やはり治療をしたいとなった場合、治療費用が高くなってしまう場合があります。例えば歯を失った箇所にインプラントを入れたい場合、両隣の歯が傾いてきてしまっており、両隣の歯の処置をしなければインプラントが入るスペースが無い、といった事態が起きることがあります。 また歯が無くなった箇所に汚れが溜まり、歯周病になってしまって歯茎の治療が必要になる場合もあります。こういった治療を行うための費用を考えれば、歯 歯を失った方の治療|主な3つの選択肢 歯が無い場合には、基本的には以下の3つの治療法のうち、1つを選択して治療を受けることになります。 これらは多くの方が一度は聞いたことのある言葉でしょうが、実際にそれぞれの治療法のメリットやデメリット、治療にかかる費用や期間まで理解している方はほとんどいないはず。そこでまずは、3つの治療法について簡単に解説します。 より詳しい解説が見たい方は、こちらのページをご覧ください。>>【比較】差し歯、入れ歯、ブリッジとの違いは?インプラント以外の治療を解説 治療法①:インプラント メリット ・違和感が少なくしっかり噛める・周囲の歯に負担がかからない・見た目に美しく自然な口元になる・固定式のためお手入れが楽 デメリット ・外科手術が必要・歯茎や顎の骨の状態が悪いと別途治療が必要・治療期間が長い・基本的には自費診療のため費用が高い 治療期間 約3ヶ月~約6ヶ月(ただしそれ以上になる場合も) 治療費用(保険)※3割負担の場合 原則保険診療にはならない 治療費用(自費) 約30万円〜約50万円 ※当院では最新機器を導入し治療期間の短縮に努めており、最短1.5ヶ月ほどでインプラント治療が完了します。 治療法②:入れ歯 メリット ・手術が必要ない・周囲の歯を削らなくていい・多くの歯が抜けてしまった場合も対応しやすい・自費の入れ歯は自然な見た目になる デメリット ・硬い食べ物は食べられない/食べにくい・違和感が大きい・定期的に調整する必要がある・保険の入れ歯は見た目に違和感が出る・部分入れ歯の場合は固定に使う周囲の歯に負担がかかり歯の寿命が縮まる・発音/発声に影響が出ることがある・取り外して日々のお手入れが必要 治療期間 約1ヶ月〜約2ヶ月 治療費用(保険)※3割負担の場合 約5千円〜約2万円 治療費用(自費) 約10万円〜約100万円 治療法③:ブリッジ メリット ・固定式のためお手入れが楽・入れ歯と比較してしっかり噛める・手術の必要がなく治療期間が短い・自費治療ならインプラントより安く自然な見た目になる デメリット ・土台になる歯を削らなければならない・土台の歯に負担がかかるため、歯の寿命が縮まる・土台となる両隣の歯の状態によっては治療ができない場合がある・保険診療なら安価だが見た目の違和感がある 治療期間 約1週間〜約2週間 治療費用(保険)※3割負担の場合 約8千円〜約2万円 治療費用(自費) 約4万円〜約15万円 一番奥の歯が無い場合はブリッジや入れ歯での治療は難しい 歯が無い場合の治療法として、インプラント、入れ歯、ブリッジについて解説しました。比較的手頃な金額で、短期間で治療ができるブリッジを検討されている方もおられるかと思いますが、実は「奥歯だけ」が無い場合はブリッジは使用できません。 ブリッジは両隣の歯を支えとして、義歯を装着する治療器具です。奥歯の場合は支えにする両隣のうちの片側がそもそも存在しないため、奥歯にブリッジは使用できません。同様の理由で、部分入れ歯も奥歯に使用するのは難しいです。 そのため奥歯だけが無い場合は、インプラントを検討するのが良いでしょう。 全ての歯を失った場合の3つの治療法 歯が無い場合の治療法に関して解説しましたが、ここまでは歯が1本~2.3本抜けてしまった、といった状態を想定して解説をいたしました。ではもしも、何らかの事情で上下どちらかの歯が全てなくなってしまった、という場合はどうなるのでしょうか? 歯が全てなくなるなんてことは無いだろう、と思われるかもしれませんが、加齢の影響や重度の歯周病など、歯が全てなくなってしまうことはあり得ます。また例えば数本だけ歯が残っている、という状態でもそれらの歯にかかる負荷があまりにも大きいため、思い切って全て抜歯してしまうこともあります。 ここでは、上下どちらかの歯が全てなくなった、上下合わせて全ての歯がなくなった、という場合の3つの治療法を紹介します。歯が全てなくなってしまった場合は、①固定式インプラント②インプラントオーバーデンチャー③総入れ歯、のいずれかが選択肢となります。 治療法①:固定式インプラント 固定式インプラントとは、インプラントを4本〜8本程度歯茎に埋め込み、その上から連なった人工歯を被せる治療法です。全ての歯を通常のインプラントにしようと思うと、大変な費用がかかってしまいますが、固定式インプラントであれば、歯茎に埋め込む本数が最小限で済むため、費用が抑えられます。 固定式のため、硬いものもしっかりと噛むことができ、見た目も天然歯のように美しくなります。ただし外科手術が必要な点や、費用が抑えめだと言っても総入れ歯などと比べると高額になります。さらに非常に難易度の高い術式のため、治療を行える歯科が少ないのも難点です。 治療法②:インプラントオーバーデンチャー インプラントオーバーデンチャーは、固定式インプラントと同様に歯茎にインプラント体を埋入し、上から総入れ歯を被せてインプラントと連結させることで、安定感を持たせるような手法です。 固定式インプラントに比べて埋入するインプラント体の数が少ない(2本〜4本)ため費用が安く、総入れ歯と比較して安定感がありしっかりと食事ができるため、人気の高い術式です。またインプラントオーバーデンチャーで使用する総入れ歯は取り外しできるため、清掃がしやすく衛生的です。 ただし総入れ歯とインプラント体両方のケアが必要だったり、通常の総入れ歯と比較するとどうしても費用が高額になってしまったりと、デメリットもあります。インプラントオーバーデンチャーも、やはり難易度の高い術式のため、治療を行える歯科は少ないです。 治療法③:総入れ歯 インプラントを埋め込まない総入れ歯は、保険診療で治療することができ、おそらく皆様にとって最も馴染み深い治療方法です。総入れ歯は治療費が安く、インプラントを埋めるなどの工程がないため、治療期間も短くほとんど全ての患者様に適応するので、汎用性の高い治療と言えます。 ただしインプラントを利用して固定するような治療とは異なり、硬いものが噛みにくかったり、口の中の違和感が強く慣れるのに時間がかかってしまったりと、デメリットも多い 歯が抜けたらどうする?インプラントなどの治療を検討しましょう ここまで、「虫歯・歯周病」を防ぎ抜歯に至る可能性を下げるための、①抜けやすい歯を早期に発見する方法②虫歯・歯周病のリスクを高める習慣を減らす方法、について解説しました。 こういった対処法を行ったにもかかわらず、歯が抜けてしまったり抜歯を避けられない状態になってしまった場合には、インプラントなどの治療を検討しましょう。 先述した通り、部分入れ歯やブリッジは周囲の歯に悪影響となることもあるため、当院では歯を失った際の治療にはインプラントが最適だと考えています。 もちろん患者様個々人の経済状況やお口の状態によっても、失った歯を補うための方法は異なるので、自分に適した方法がわからないという方はぜひ当院の無料カウンセリングをご利用ください。無料で口腔内を診断し、あなたに適した治療法をお伝えいたします。 まとめ:歯が抜ける理由の8割は虫歯と歯周病|対策して予防しましょう 当記事では、歯が抜ける原因とその対策について解説しました。厚生労働省のページによると、歯が抜ける原因の8割以上が虫歯と歯周病によるものだと考えられます。そのため、基本的には「虫歯対策」「歯周病対策」が、歯が抜けないための対策になると考えて良いでしょう。 虫歯も歯周病も早期に発見すれば、抜歯なしでも十分に治療できます。またそもそも虫歯や歯周病にならないように生活することで、歯が抜けてしまうような事態に陥るリスクを低減できるでしょう。 万が一にも歯を失ってしまうような事態に陥った場合は、すぐに歯科治療を行いましょう。歯が無い場合の治療については、こちらのページを参考にしてください。>>歯が無い場合の主な3つの治療法とメリット・デメリットについて 当院では、歯を失ってしまった方のためのインプラント治療をご提供しております。歯茎の状態が悪くなってしまっている場合でも、当院では歯茎の回復術を含めたインプラント治療が可能です。無料のカウンセリングも行っているので、インプラント治療を検討されている方は是非当院の無料カウンセリングをご活用ください。 【執筆・監修者】 帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック) 院長:岩下太一(歯学博士) ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医オステムインプラントインストラクター 講師日本審美歯科学会 認定医他、所属学会、認定資格多数 充実した無料カウンセリング 初回費用は一切かかりません。安心してご相談ください。 当院では患者様に安心してインプラント治療を受けて頂くために、無料カウンセリングを充実させております。お口の中のお写真やレントゲン写真、場合によってはインプラントの骨を確認するためのCT撮影も無料で行います。もちろん、初回なので一切費用はかかりません。患者様に今のお口の状態を知って頂き、納得してインプラント治療を受けて頂くことが私たちの喜びです。 ITIインプラントスペシャリスト認定医 ~ 世界レベルのインプラント治療をあなたへ ~ 帝塚山スマイルデザインクリニックの院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体のITI(International Team for Implantology)の日本支部公認インプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でも当院では十分に対応できる技術があります。

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