治療までの経緯
患者様のお悩みは前歯の根の部分に膿がでてきており、痛みがあるから治療したいということでした。昔、ぶつけて歯が折れてしまい治療したそうです。CT撮影を行うと根が破折しており、根の炎症が強く周りの骨は吸収されておりました。
歯の周りの骨も炎症によって溶けてしまっていたので、インプラントをするには骨を造る骨造成を行わないといけませんでした。 診断の結果、歯を抜いたあと、骨を造りインプラントを埋入することができました。
臨床例
治療前の口腔内写真と抜歯した歯
歯を抜くと歯牙が破折しており、周りの膿をしっかりと除去しました。インプラント治療では、抜いた後の膿もしっかりと除去しないといません。インプラント治療は歯を抜くときから始まっています。
骨を造る:GBR
インプラントは骨がないとできませんが、骨は造ることが可能です。(歯科医師の技術によります。)この患者様は骨が炎症によって少なくなっていたのでGBRという骨造成を行っております。
治療終了時:CT画像
しっかりとインプラントは固定され、経過も順調です。あとはメンテナンスをしっかりと行って、経過観察を行って長持ちさせていきたいと思います。
症例の詳細
年齢 | 30代男性 |
主訴 | 前歯が痛い |
治療内容 | 前歯のインプラント2本と骨造成 |
費用 | 44万(税込)×2本 |
期間 | 8ヶ月弱 |
リスク・副作用 | 治療後はしっかりとメインテナンスを行わないと歯周病になる可能性がかります。 |
【執筆・監修者】
帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック)
院長:岩下太一(歯学博士)
ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医
オステムインプラントインストラクター 講師
他、所属学会、認定資格多数
当院の院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体ITIのインプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でもインプラント大阪では十分に対応できる技術があります。
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