症例一覧

治療までの経緯

「16年間メインテンスを年に2回」


患者様は16年前に私がインプラント治療と全体的な治療をした患者様でした。その際に『次に何か問題が起こる可能性がある歯はここですよ』とお伝えしていた歯が今回、破折してきた歯でした。 16年前の記録では残っている歯牙が少なく薄くなっていたので、破折の可能性が高く、メインテナンスのときに噛み合わせ調整を注意していた歯牙でした。

臨床例

インプラント埋入までの経緯

今回、歯茎が腫れてきたとのことで、見てみると歯牙が破折しており保存不可能であることお伝えしたところ、インプラントを希望され、歯を抜いてその日にインプラント入れる抜歯即時埋入を行うことになりました。

手術術式

インプラント手術は抜歯に10分、インプラント埋入は15分ほどで終了しました。
問題は歯牙が破折し炎症が強かったので、少し骨のボリュームが少なくなっていました。
よって、歯を抜いてその日にインプラント埋入する、抜歯即時埋入、そして、同時に骨造成GBRを同時に行いました。術式としてはソケットシールと呼ばれる手法で骨補填材を入れたあと上部をレジンで封鎖する方法を選択しました。

治療後の感想

痛みは全くなく、痛み止めは全く飲まなくよかったそうです。術後4ヶ月ほどで最終的なセラミックが入り患者様も大喜びでした。しかも16年前よりも手術が一瞬で終わり驚いていました。

ドクターからのアドバイス

この10年で、インプラント治療の世界は大きく進化しました。
特にデジタル歯科治療の分野では、かつて想像もできなかったほどの技術革新が起きています。これら最先端の技術を駆使することで、手術の侵襲を極限まで抑え、患者様への負担を最小限にすることが可能になりました。
しかし、どんなにデジタル技術が発展しても、歯科医師としての「職人の技術」と「経験」による繊細な判断は決して欠かせません。
デジタルと匠の技──この両輪がかみ合ってこそ、本当の意味での“安心で精密な治療”が実現できるのです。
私たちは常に新しい情報・知識・技術を取り入れ、より安全で、より快適で、そしてより長持ちする治療を目指しています。
だからこそ、患者様には「進化を止めない歯科医院」で治療を受けていただきたいと心から思います。

症例の詳細

年齢70代女性
主訴歯茎が腫れてきた
治療内容奥歯1本のインプラント
費用44万円(税込)✖️1本
期間インプラントのみの治療:4ヶ月弱 
リスク・副作用治療後はしっかりとメインテナンスを行わないと歯周病になる可能性がかります。

【執筆・監修者】

院長:岩下太一(歯学博士)

帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック)

院長:岩下太一(歯学博士)

ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医
オステムインプラントインストラクター 講師
他、所属学会、認定資格多数

当院の院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体ITIのインプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でもインプラント大阪では十分に対応できる技術があります。

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