治療までの経緯
患者様は右下のブリッジが外れて来院されました。中で虫歯が広がっおり根の治療も行いましたが、。予後が悪いことが予想されたので、ブリッジではなくインプラントを選択されました。歯茎の凹みもあり、ブラッシングがしにくく汚れがたまりやすい事が予想されたので、歯茎の移植FGG(遊離歯肉移植術)を行い清掃性も良くしました。
臨床例
治療途中の口腔内写真(右下)
手術はインプラントを埋入する極小の穴をあけて行いました。なぜなら、穴が小さいほど痛みが少ないからです。当院では、患者様の痛みをできるだけ少なくすること第一に考えています。
歯茎の移植も同時に行った
インプラントは虫歯になりませんが、歯周病に弱いので、強固な歯茎が必要です。当院ではインプラントを長期で使用して頂きたくために、症例によってはFGG(遊離歯肉移植術)を行う場合があります。これによってインプラントの予後が劇的に変わってきます。
この技術は骨造成と同様に先生によっては行えない場合がありますので、インプラントを行う先生が日常から行なっているかよく聞いてからインプラント手術を行なう方がよいでしょう。
治療前後の口腔内写真
インプラントが入るまでの経緯です。インプラントの最近の主流はスクリュー固定といって、ねじ止めでセラミックを固定します。セメント固定というシステムもありますが、セメントが歯茎の下に残ってしまい、インプラント歯周炎の原因となりますので、最近は極力、スクリューリテインを使用します。スクリューの穴は後で綺麗に埋めますので心配なさらずにしてください。
治療後のインプラント前後の歯の状態
インプラントのセラミック、天然歯のセラミックなど綺麗にそして、機能的に入れることができました。噛み合わせもしっかりと噛めるようになり、患者様に喜んでもらえました。患者様に喜んでいただけることが、私たちの喜びです。
症例の詳細
年齢 | 40代女性 |
主訴 | 長持ちする歯をいれてほしい。 |
治療内容 | 奥歯1本のインプラント、2本のセラミック |
費用 | インプラント46.2万×1本(税込)、セラミック13.2万×2本(税込) |
期間 | 3ヶ月 |
リスク・副作用 | 治療後はしっかりとメインテナンスを行わないと歯周病になる可能性がかります。 |
【執筆・監修者】
帝塚山Smile Design Clinic(スマイルデザインクリニック)
院長:岩下太一(歯学博士)
ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト認定医
オステムインプラントインストラクター 講師
他、所属学会、認定資格多数
当院の院長はインプラント治療を他の歯科医師に教えるインストラクターの指導的立場として歯科界に貢献しております。また世界的に有名なインプラント学術団体ITIのインプラントスペシャリストの認定医でもあります。他院で難しいと言われたインプラント治療でもインプラント大阪では十分に対応できる技術があります。
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