根幹治療と根管治療 どっちが正しい?
歯の根幹をなす根管治療は非常に重要です。『根幹治療』は歯科用語として使う場合は正しくなく『根管治療』が正解です。ただし、意味的には非常に的を得ており、根の治療は歯の土台の治療であり、歯の礎(いしずえ)となります。『砂上の楼閣』という言葉が指し示すように砂の上にお城を建てても崩れてきます。そういった意味あいでは歯の根幹治療でもあります。歯でいうと、歯の根幹となる土台がしっかりしていないと、上にいくら良い差し歯を建てても外れてきたり、根の先に膿が溜まってきたりと後に問題が生じてきます。当院でも、根管治療は歯の根幹をなす根幹治療だと思い治療に取り組んでおります。
根幹治療(歯の根幹をなす治療) → 根管治療
歯の根幹をなす根管治療を当院では力を入れております。
当院の根管治療の特色
1.マイクロスコープによる精密根管治療
2.CT画像の3D画像により根先の病巣を正確に診断し治療計画の立案
3.ロータリーエンジンを使用し精密な根管拡大と根管充填
4.バーティカル根管充填
5.特殊なセメント→MTAセメントの使用
6.歯根端切除術(冠部からのアプローチで治癒しない場合、頬側からの病巣を摘出します)
7.症例に合わせた多種多様な薬剤の使用
このように根管治療でも色々な特徴があります。
歯を残す治療として根管治療は非常に重要です。しっかりと土台としての根幹治療を受けてから上の被せ物を入れましょう。
海外の根管治療
欧米では根の治療だけの専門の歯科医師がおり、彼らをエンドドンティストと呼びます。費用も日本の10倍以上の値段がします。欧米ではしっかりと根の治療をしてファイバーの土台をたてセラミックを入れるとなると、歯を抜いてインプラントと同等の費用かそれ以上の値段がかかってきます。自分の歯を残すことの重要性とその価値を理解しているからそれだけの費用を払うのだと思います。
最近では日本でも根管治療を専門とする歯科医師が増えてきました。
そのような専門の先生も費用はかかってきますが、歯を残す確率はグンと上がります。
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