7. 差し歯の治療を受ける前に気をつけるべきことは?
差し歯の治療を受けるにあたって必要なことは大きく二つに分かれます。
自分で気をつけることと歯科医師の技術によるところです。
歯科医師の技術によるところは専門家でないかぎり見極めるのは非常に難しいです。
自分で気をつけるポイント
1.歯磨きを丁寧にやさしくする
歯磨きは丁寧に優しくが基本です。お風呂に入って血が出るほど体を洗わないのと同様に、適切な力で丁寧に磨く必要があります。そうすれば歯茎が引き締まり、差し歯の型採りが綺麗に行えます。
2.歯周病を治療しておく
歯周病は歯茎の下にある骨の病気であり、歯が緩んでくる病気です。歯周病のまま差し歯を行うと治療途中、もしくは治療後に歯が動きセラミックの噛む部分の当たり方が変化するため、割れやすくなります。差し歯の治療をする前には必ず歯周病の治療もしておきましょう
3.歯間ブラシやフロスを上手に使う
歯間ブラシやフロスで差し歯の周りの歯茎を整えておきましょう。これらの仕方をしっかりと教えてくれる歯科医院を見つけましょう
歯科医師を見極めるポイント
差し歯一つの治療でもドクターによって様々です。しかし、一般の方が歯科医師の技量を見極めるのは非常に困難なことだと思います。なぜなら歯科は口の中のことなので他人の口の中の治療をみることは皆無だからです。
よって、歯科医師の技量を見極めるヒントをいくつかお教えします。
1.丁寧に治療内容と今の現状を説明してくれるか
2.講師やインスタラクターとして教える立場にあるか
3.仮歯での調整を丁寧に行っているか
4.型採りを納得いかなければ何度も行ってくれているか
何度も型採りを行うというのは一見するとあまり上手に思われないかもしれませんが、型採りは非常に重要であり、難しい治療の一つです。糸を二本入れる二重圧排や、個歯トレーと言われるものを使用し型採りをおこないます。細かな作業を行って採っているところは精密な差し歯を作ろうと心がけているところだと思います。
良い差し歯を入れるということは非常に難しく、ご自身でも気をつけるだけでなく、歯科医師が気をつけることも沢山あります。
これらの情報が皆さんの差し歯を入れるときのヒントになれば幸いです。
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